発表年:1985年
ez的ジャンル:スカ/パンク系ミクスチャー・ロック
気分は... :今日はミニアルバムが限界(泣)
昨日から今日にかけて、バッドな出来事続き...
最悪なのはPCの調子がイマイチなこと(泣)
記事を書く気力もなかなか湧いてきません。
今日はアルバム1枚紹介するとエンジン切れになりそうなのでミニアルバムをセレクトしてみました。
ということで、Fishboneのデビュー・ミニアルバム『Fishbone』(1985年)です。
LAで結成された黒人ミックスチャー・ロック・バンドFishboneの紹介は、『Truth and Soul』(1988年)に続き2回目になります。
本作『Fishbone』は彼らのデビューEPであり、僕が最初に聴いたFishbone作品も本作でした。とんでもないバンドが登場したものだと大興奮した記憶があります。
当時、僕の中では"今後の音楽シーンを方向づけるのはFishbone(ロック)とFull Force(R&B)!"という確信があったのですが、見事に外れましたね(笑)。
それでもこのデビューEPは今聴いても痛快です。
欲求不満を解消するにはサイコーのアルバムですね。
まずはジャケがいいですよね。
バンドの持つエネルギッシュかつ破天荒な魅力を見事に表現したフォトだと思います。
ジャケに写る6人のメンバーはAngelo Moore(s、vo)、Walter A. Kibby II(tp、vo)、Kendall Jones(g、vo)、Chris Dowd(tb、vo)、John Norwood Fisher(b、vo)、Philip "Fish" Fisher(ds)。プロデュースはDavid Kahneが手掛けています。
内容の方もジャケ同様、イケイケ・モードの勢いで突っ走ります。スカ/レゲエ、パンク、へヴィメタル、ファンク、ジャズ等を取り込んだミクスチャーな音楽スタイルを構築していく彼らですが、本作ではスカ/レゲエをベースにした楽曲が多いですね。さらに悪ガキ軍団らしいユーモア感覚も彼らの魅力だと思います。
わずか6曲ですが、彼らの魅力がコンパクトに凝縮されたエネルギッシュなミニアルバムです。
全曲紹介しときやす。
「Ugly」
オススメその1。Fishboneの全楽曲の中で一番好きな曲です!彼らの破天荒な悪ガキぶりが存分に堪能できるスカ/パンク・チューン。まさにジャケの姿そのまんまでハジけまくりです。さぁ、みんなでパーティ・モードでダイブしましょ!馬鹿やって嫌なことを忘れたいたい気分に打ってつけの1曲。
Fishbone「Ugly」(Live)
http://www.youtube.com/watch?v=5dlz0LjqW8Y
「Another Generation」
ダークな雰囲気がいい感じの仕上がり。真面目なのか、真面目なフリなのかビミョーな感じが彼ららしいですが(笑)
「? (Modern Industry) 」
この曲はシングルにもなりました。レゲエを基調にしつつも、一筋縄ではいかない彼らのミクスチャーぶりが窺える1曲ですね。ヴォーカルというよりもおしゃべりという感じですよね(ラップでもないし)。Fishboneしてはいささか大人しい気もしますが...
http://www.youtube.com/watch?v=YF5RVIrm8go
「Party at Ground Zero」
オススメその2。この曲もシングルになりました。陽気でお馬鹿モードのスカ・チューン。ホーン隊やギターもバッチリきめてくれます!PVで観られるP-Funk的なお馬鹿ぶりがサイコーです。日本で言うチンドン屋のような魅力もありますよね。
http://www.youtube.com/watch?v=MJCaFe1yamg
「V.T.T.L.O.T.F.D.G.F.」
オススメその3。Fishboneのパンク/ロック的な側面が良く出た1曲。突き抜けるカッチョ良さのあるブラック・ロックに仕上がっています。同時期に活躍していたLiving Colour、Bad Brainsといった他のブラック・ロック・グループと比較してみるのも楽しいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=AGzl5olLVSI
「Lyin' Ass Bitch」
オススメその4。タイトルからしてFishboneらしいスカ・チューン。この曲では女性シンガーとしてLisa Grantが参加しています。そのせいか最初は抑えた感じですが、曲が進むうちに破天荒モードになってくるのがグッド!
今日はこのくらいで勘弁してぇ!