発表年:2009年
ez的ジャンル:現役バリバリ・ベテラン男性R&B
気分は... :チャーリーおじさん、ガンをやっつけろ!
今日はCharlie Wilson待望の新作『Uncle Charlie』です。
注目作品が昨年末に集中リリースされたせいか、年明けの新作R&Bにはイマイチ食指が動かないのですが、本作はゲットしないわけにはいきません!
The Gap Bandのリーダーとして80年代に大活躍したCharlie Wilson。ソロ・アルバムとしては『You Turn My Life Around』(1992年)、『Bridging The Gap』(2000年)、『Charlie, Last Name Wilson』(2005年)に続き4作目となります。
先月エントリーした『The Gap Band III』の記事でも触れたCharlie Wilsonの新作『Uncle Charlie』が遂にリリースされました。
それと前後してCharlieが自身のHPで前立腺ガンであることを告白しました。昨年9月に告知を受け、放射線治療を続けていたとのこと。新作の発売延期の理由はコレだったんですね。幸い早期発見であったため、経過は順調なようです。ファンとしては新作を聴きながら、回復をただただ祈るのみですね。
さて、その新作の内容ですが闘病生活を送っていたとは信じられない充実ぶりです。
プロデューサーとしてThe Underdogsをメインに、Gregg Pagani、Los Da Mystro、T-Pain等を起用し、バリバリ現役モードの今時R&Bを聴かせてくれます。ゲストとしてSnoop Dogg、T-Pain、Jamie Foxxが参加しています。
ちなみにタイトルの"Uncle Charlie"とは蜜月関係にあるSnoop Doggが名付けたニックネームなのだとか。
Charlie Wilsonの場合、単に"レジェンド・シンガー"というだけではなく、流行のサウンド・プロダクションを取り入れた現役感があるのがいいですね。流行のサウンド・プロダクションや歌い回しに違和感なく対応できる柔軟性を持っていることに感心してしまいます。
この柔軟性があるからこそ、リアルタイムでThe Gap Bandを聴いたことがないリスナーからも高い支持を得るのでしょうね。
逆に、"The Gap Bandは聴いたけど、ソロ作は聴いていない"というオールド・ファンの方は、これを機にソロ作を聴いてみては?流行のサウンド・プロダクションを取り入れたと言っても、Charlieのセクシーで、メロウな大人のヴォーカルの魅力は失われていないのでご安心を!
みんなで新作を聴きながら、ガンと闘うチャーリーおじさんにエールを送りましょう!
全曲紹介しときやす。
「Musta Heard」
オープニングはThe Underdogsプロデュース。中近東のりのエキゾチックなアップ・チューンに仕上がっています。
「Shawty Come Back」
Gregg Paganiプロデュース。Player「Baby Come Back」のサビを引用したキャッチーなミッド・チューン。今時シンセ・サウンドをバックにしても全然違和感がないチャーリーおじさんです。
「There Goes My Baby」
僕のオススメその1。名曲の雰囲気漂う2ndシングル。Gap Band好きのオールド・ファンも納得するであろうメロウ・チューンに仕上がっています。Gregg Paganiプロデュース。ソングライター陣にはBabyface、Calvin Richardson、Daryl Simmonsといった名前もあります。Rose Royce「Would You Please Be Mine」ネタのトラックとスウィート&セクシーなCharlieのヴォーカルの組み合わせがサイコー!個人的には相当グッときています。
http://jp.youtube.com/watch?v=slVv5T7rq04
「Can't Live Without You」
僕のオススメその2。The Underdogsプロデュースによるミッド・チューン。これぞUnderdogs!といった感じのいい仕事ぶりですね。Charlie Wilsonの大人のセクシー・ヴォーカルとUnderdogsの美メロ・ミッドの相性は抜群だと思いますね。
http://www.youtube.com/watch?v=qmbGTypbHEk
「Back to Love」
僕のオススメその3。Los Da Mystroプロデュース。Ne-Yoあたりがお好きな若いR&Bファンの方が気に入りそうな仕上がりですね。チャーリーおじさんの柔軟性がうかがえる1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=pHqP_8SLKW8
「One Time」
僕のオススメその4。Bigg Dプロデュース。ソングライティングはMariah Carey「We Belong Together」、Mary J. Blige「Be Without You」等でお馴染みのJohnta Austin。楽曲の良さを生かしたメロウな仕上がりです。そう言えば、Johnta Austinももうすくデビュー・アルバムをリリースするみたいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=5Cq-feHJ-5A
「Let It Out」
僕のオススメその5。Snoop Doggをフィーチャー。やはり、チャーリーおじさんのアルバムにSnoop Doggは欠かせませんね。Gap Bandファンには嬉しい「Early in the Morning」ネタのアップ・チューンに仕上がっています。Gregg Paganiプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=p-H9_wJ8nSU
「Love, Love, Love」
僕のオススメその6。RANDOMプロデュース、ソングライティングThe Underdogsのミディアム・スロウ。オーソドックスな部分と今時R&Bな部分を上手にミックスした素晴らしい出来栄え。
http://www.youtube.com/watch?v=KMCVlLKAlfQ&
「What You Do to Me」
Reed Vertelneyプロデュース。この曲もモロにNe-Yoっぽいですね。どうせだったら、Ne-Yoの楽曲を歌うチャーリーおじさんを聴きたいですね(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=UMOMQpN4fl4
「Homeless」
僕のオススメその7。The Underdogs & RANDOMプロデュースによるセクシー・スロウ。チャーリーおじさんの歌いっぷりにウットリですな。こういったムード満点のスロウを歌わせたら天下一品ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=xUhMNTuCYmM
「Thinkin' of You」
The Underdogsプロデュース。80年代エレクトリック・ファンク風のサウンドが印象的ですね。
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「Supa Sexxy」
僕のオススメその8。ラストはT-Painプロデュース。アルバムからのリードシングルとして既にお馴染みの1曲ですね。いくつかバージョンがありましたが、最終的にはT-Pain & Jamie Foxxをフィーチャーしたものが収録されました。今時のアゲアゲ・チューンに仕上がっています。さすがチャーリーおじさんは若い!
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=2H-aaKkIVgI
しばらくサッカー・ネタに触れていませんでしたが、今日からUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まります。
今日は「リヨン対バルセロナ」、「アーセナル対ローマ」、「インテル対マンチェスターU」、「アトレティコマドリード対ポルト」の4試合。特に「リヨン対バルセロナ」、「インテル対マンチェスターU」は決勝でもおかしくない好カードなのでは?
「インテル対マンチェスターU」のモウリーニョ対ファーガソンの指揮官対決は見物ですな。あとは大好きなアーセナルに踏ん張って欲しいですね。
スカパーで4試合を同時フォローしながら観るつもりです。
リモコンいじりすぎで指が疲れそうですが(笑)