2009年03月15日

Starpoint『Wanting You』

気分は80年代夜遊びモードで!☆Starpoint『Wanting You』
Wanting You
発表年:1981年
ez的ジャンル:80年代夜遊びモード系ソウル/ファンク
気分は... :気分は夜遊びモード!

今日はStarpoint『Wanting You』(1981年)の紹介です。

Starpointはメリーランド出身のPhillips兄弟を中心に結成されたグループ。当初は"J.R. & the Royals"、"Licyndianat"といったグループ名で活動していました。紅一点のメンバーとなる女性ボーカリストRenee Diggsをグループへ迎えた頃から評価が高まり、グループ名も覚えやすくキャッチーな"Starpoint"へと変更します。

プロデューサーLionel Jobに認められたグループは1980年にデビュー・アルバム『Starpoint』をリリースします。メンバーは、Ernesto Phillips(g、vo、key)、George Phillips(vo、key)、Orlando Phillips(b、vo)、Gregory Phillips(ds、per、vo)、Kayode Adeyemo(b、vo)、Renee Diggs(vo)の6名。

その後、『Keep On It』(1981年)、『Wanting You』(1981年)、『All Night Long』(1982年)、『It's So Delicious』(1983年)、『It's All Yours』(1984年)、『Restless』(1985年)、『Sensational』(1987年)、『Hot to the Touch』(1988年)、『Have You Got What it Takes』(1990年)と合計10枚のアルバムを残しグループは解散します。

僕の中ではMidnight StarAtlantic Starrと並ぶ3大"スター"ブラコン・グループといった位置づけです。3グループの中では最も地味で知名度が低いグループだとは思いますが。

僕がリアルタイムでStarpointを聴いたのは、8thアルバム『Sensational』(1987年)が最初でした。スロウ中心の内容で当時はそれ程悪くはないと思っていましたが、現在ネットでリサーチすると最悪の評価・評判ですね(笑)

きっとStarpointへ思い入れが強い方にとって、最大のヒット・シングル「Object of My Desire」を含む『Restless』前後のブラコンしているStarpointよりも、1st『Starpoint』から4th『All Night Long』あたりまでのサーファー・ソウルしているStarpointこそが魅力的なのでしょうね。"サーファー・ソウル"と聞いてもいまいちピンと来ない僕ですが...

確かに、今日紹介する3rdアルバム『Wanting You』(1981年)を聴くと、この頃のStarpointがサイコー!というのも納得してしまいます。

アップ、ミディアム、スロウとバランス良い曲構成であり、曲も粒揃いです。夜遊びモード全開ですが、イケイケ・モードだけではなく、込み上げ感にもグッときますね。

僕は特定ジャンルに縛られて音楽を聴くことはしませんが、70年代後半〜80年代前半あたりのソウル/ファンクをリアルタイムで体感した方が、抜け出せないほどズッポリその世界にハマってしまうのもわかる気がします。

ダサダサのジャケは内容充実の証なのでは?(笑)
みんな80年代のチョイ悪遊び人気分になって楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Wanting You」
タイトル曲はアルバムからの1stシングルにもなりました。ダンサブルかつ込み上げ感もある80年代前半らしいファンク・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=2JocCCsS3uA

「Do What You Wanna Do」
アルバムからの2ndシングル。僕の大好きなB級感溢れるファンク・チューン。重量感溢れるベースラインにグッときます。ギター・カッティングのシャカシャカ感もグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=J3p0mytNniA

「Angel」
イントロを聴いた瞬間に心ト・キ・メ・クこと間違いなしのスロウ。80年代ソウル/ファンクでなければ味わえない胸キュンな感じがたまりません。特にReneeのヴォーカルはサイコー!

「Last Night」
軽快なリズム感のダンス・チューン。Reneeの元気一杯のヴォーカルが推進力となっています。

「Try Me」
アーバン・ナイトなスロウ・チューン。「Angel」同様Renee Diggsのキュート・ヴォーカルを堪能できます。

「Shake It Out」
小粋なアレンジが光るミッド・ファンク。夜遊びモードの週末に聴くとサイコーなのでは?70年代ソウル・マナーのオーソドックスなカヴァーに仕上がっています。悪くは無いけど、Starpointらしさかと聞かれると???

「Starnite You Nite」
ラストは哀愁感漂うミディアム・ダンサー。後半はブリブリのベース、乱舞するパーカッション、唸りを上げるギターブラコン・モードのキーボードと短いながらも各プレイヤーの演奏を楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=J3p0mytNniA

本作では随所で素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれているRenee Diggsですが、2005年に50歳の若さで死去しています。
posted by ez at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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