2006年01月12日

Cornershop『Handcream For A Generation』

節操なしの痛快ミクスチャーロック☆Cornershop『Handcream For A Generation』
Handcream for a Generation
発表年:2002年
ez的ジャンル:インド系UKミクスチャーロック
気分は... :スパイシーなタンドリーチキンが食べたい!

Cornershop『Handcream For A Generation』を久々に聴いたら、エラく痛快な気分になりやシタ。このアルバムって随分前のアルバムだと思っていたんだけど、2002年だからそんなに古くないよね!って時間感覚がすっかりオヤジモード丸出しですな!

Cornershopは、在英インド人のSingh兄弟を中心に結成されたグループであり、1991年よりCornershopのグループ名で活動している。

僕が彼らのアルバムを聴くようになったのは、2nd『Woman's Gotta Have It』(1995年)からっす。ブレイクした続く3rd『When I Was Born For The 7th Time』(1997年)と合わせて、“インド音楽+ダンス・ミュージックのミクスチャーロック”というのが僕の彼らの印象デス。この2作は特にインドのテイストを強調してマッスル。

前作から5年という長いインターバルの後に発表された4thアルバムが『Handcream For A Generation』デス。個人的には、インドテイストのミクスチャーロックという点では前作『When I Was Born For The 7th Time』である程度完成の域まできたと思っていたので、前作の延長線の作品であったならば、『Handcream For A Generation』を購入していなかったであろう。

でも、『Handcream For A Generation』は、より雑多でポップかつディスコチックでエレクトロニカという見事な仕上がりだった。確か初めてこのアルバムを聴いたのは渋谷のタワーレコードの試聴コーナーだったと記憶しているけど、さらに新たなステージに突入したようなふっ切れたサウンドに嬉しくなり、ヘッドフォンしながら一人で思わずニヤけてしまったよねぇ。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Staging the Plaguing of the Raised Platform」
アーシーなギターサウンドと可愛い子供のコーラスとエレクトロニカがゴッタ煮となったポップナンバー。この節操のないカンジこそミクスチャーロックの真骨頂だと思いマス。

「Music Plus 1」
うって変わってバリバリのUKハウスチューン。前作の人気曲「Brimful Of Asha」のNorman Cook Remixもかなり話題となったので、そのあたりを意識したのかもね。

「Lessons Learned From Rocky I to Rocky III」
ハウスチューンの次にまたまた節操もなく、70年代前半のRolling Stonesあたりに憧れているようなスワンプなギターロック。タイトルもいかがわしさが漂ってイイっす。

「Motion the 11」
超限定でシングルも出されたとってもダビーなUKらしいレゲエ・ナンバー。

「People Power」
僕の一番のお気に入り曲。B級ディスコ・サウンド炸裂のナンバー。このあたりのかなり計算されたチープさに彼らのしたたかさをカンジます。

「Sounds Super Recordings」
アルバムで唯一モロにインドっぽい曲。まぁ、1曲くらいはこのパターンで入れておかないとねぇ。

「London Radar」
都会的なエレクトロニカ・サウンド。お行儀良くスマートでクールな仕上がりデス。

「Spectral Mornings」
OasisのNoel Gallagher参加で話題となった14分超の大作。基本的にはインド音楽とロックのミクスチャーなんだけど、よりパーカッシブかつスワンプテイストな点が従来と異なる印象を受けるナンバー。冗長な印象を全く受けないとてもスリリングな展開デス。

なんかスパイシーなタンドリーチキンが食べたくなってきた(´¬`*)
posted by ez at 01:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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