
発表年:2008年
ez的ジャンル:小悪魔ウィスパー系ガールポップ
気分は... :返事ちょうだいな...
今回はドイツの人気ポップ・シンガーAnnett Louisanの4thアルバム『Teilzeithippie』(2008年)の紹介です。
Annett Louisan『Teilzeithippie』は1977年ハンブルグ生まれ。
これまで『Boheme』(2004年)、『Unausgesprochen』(2005年)、『Das Optimale Leben』(2007年)といった作品をリリースし、本国ドイツでは人気シンガーの地位を確立しているようですね。
日本では長寿番組『世界の車窓から』で彼女の曲「Das Grosse Erwachen」が使用されていたらしいです。僕には全然記憶がありませんが...
Anette Louisan「Das Grosse Erwachen」
http://www.youtube.com/watch?v=2-RyDvpKq1I
そんなAnnettの最新作が『Teilzeithippie』(2008年)です。
昨年10月リリースということですが、日本での取り扱い状況を考慮すれば、今年の新譜扱いで構わないのでは?
いかにもポップ・アイコンなジャケを見ただけでジャケ買いしたくなる1枚ですね。
僕もCDショップで本作のジャケを見つけた瞬間に相当ヤラれました。
聴く前に想像したのは60年代モードのキュートなガールポップ全開!
でもって試聴してみると、期待通りのフレンチ・ポップ調のキュートな楽曲に、思わず歓喜の雄叫びを上げたくなりました(笑)
ただし、過去の楽曲を聴くと、アコースティック/フォーキーな印象が強いですね。
Annett Louisan「Das Spiel」(2004年)
http://www.youtube.com/watch?v=z3gWmMJ5cO4
Annett Louisan「Das Gefuhl」(2005年)
http://www.youtube.com/watch?v=IPeaeqCQCVU
本作『Teilzeithippie』も半分くらいは、こうしたアコースティック/フォーキーな楽曲で構成されています。
彼女の魅力は小悪魔容姿とウィスパー・ヴォーカルにあると思うのですが、そういった魅力を最大限引き出す方向として、本作のようなポップアイコン路線を打ち出したのでは?
ガールポップ系の楽曲にしろ、フォーキーな楽曲にしろ、Annettのウィスパー・ヴォーカルがサイコーです!
ガールポップと言いながら1977年生まれならば32歳だし...なんて野暮なことは考えずに小悪魔ウィスパー・ヴォーカルにずっぽりハマりましょう!
ジャケでグッと来たらゲットするしかない1枚です!
全曲紹介しときやす。
「Das Schlechte Gewissen」
オススメその1。オープニングはワルツのリズムが心地好いアコースティック・チューン。どこか寂しげな感じがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=0u7adEMybGI
「Sexy Loverboy」
オススメその2。ジャケ写真のイメージそのままのキュートなラウンジ・ポップ。この曲を聴いて僕は本作の購入を決定しました。聴けばわかると思いますが、Beatles「Can't Buy Me Love」、「Doctor Robert」、Simon & Garfunkel「Mrs.Robinson」をミックスしたような曲で直ぐにメロディを覚えることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=y7RaLxIsUcQ
「Gekommen Um Zu Sagen」
Anette本来の姿であろうフォーキー・チューン。ストリングスが感動を増してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=5SpFJdXpinc
「Die Siezgelegenheit」
オススメその3。ノスタルジック・ムードがいい感じのジャジー・チューン。小粋なアレンジにヤラれます。
http://www.youtube.com/watch?v=H2rrr6BlfDI
「Ich Brauch Stoff」
オススメその4。フレンチ・テイストの哀愁ポップ。ドイツ語なのにフランス語に聴こえるのはなぜ?
http://www.youtube.com/watch?v=xQSpP2X6QTA
「Die Nachste Liebe Meines Lebens」
普通のフォーキー・チューンもAnnettのウィスパー・ヴォーカルが入るだけで随分印象が変わります。
http://www.youtube.com/watch?v=sTW2AC5H0Sg&feature=related
「Wir Nicht」
オススメその5。なかなか味わい深いシンプルなフォーキー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=g7CflXfBgAk
「Druck Die 1」
オススメその6。1stシングルにもなったネオ・アコなガールポップ。♪パッパッパッ、 パッパッパッラッパ〜♪と思わず口ずさんでしまいます。キュートな魅力全開です。
http://www.youtube.com/watch?v=sHnLruR8Rfc
「Teilzeithippie」
オススメその7。タイトル曲はラウンジ好きにはたまらない小洒落た仕上がりです。パリの街角が似合いそうな1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=6M4wmChzXjw
「Gedanken Lesen」
英国風の哀愁感が漂うフォーキー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=rE2WEbicL8M
「Ich Bin Dagegen」
オススメその8。60年代スウィンギング・ロンドン好きが歓喜しそうなヒップなモッド・ジャズに仕上がっています。YouTubeにアップされていないのが何とも残念!
「Je Spater der Abend」
のんびり田舎モードのフォーキー・チューン。前曲「Ich Bin Dagegen」とのギャップありすぎ(笑)
「Auf Dich Hab Ich Gewartet」
オススメその9。2ndシングルになった哀愁チューン。寂しげなハスキーヴォイスを聴いていると、思わず抱きしめたくなります(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=gn7QCknl8tw
新譜はブラジルに加えて、ヨーロッパが面白い!
最近の僕の嗜好です。