発表年:2002年
ez的ジャンル:オールドスクール回帰系Hip-Hop
気分は... :チッチキチ〜♪
若いHip-Hop/R&B好きの人にとって、Missy Elliotはかなり影響力のあるスーパースターなんだろうね。
僕が初めてMissyに遭遇したのはAaliyahの2nd『One In A Million』。Aaliyahの1st『Age Ain't Nothing But a Number』をかなり気に入ったので、『One In A Million』で提示されたMissy とTimbalandによる新種のビート感覚に、正直かなり戸惑ったよねぇ!
その後のMissyはご存知の通り、『Supa Dupa Fly』(1997年)でデビューし、『Da Real World』(1999年)、『Miss E .. So Addictive』(2001年)と快調に飛ばし続けた。そんな中僕と言えば、インパクトがどんどんエスカレートするMissyのPVをたまにMTVで見つつも、“目新しいアイデア勝負の音楽”“オヤジが足を踏み入れてはイケナイ音楽”と勝手に決め付けていたところがあって、正直避けていまシタ。毎度の聴かずギライ病っす。
そんな僕がキチンとMissyを聴いた最初のアルバムが4th『Under Construction』(2002年)です。先行シングル「Work It」を聴いて、自分がMissyに対して間違ったイメージを抱いていたのではと思い、購入したのがこのアルバムっす。
このアルバムのテーマはズバリ“オールドスクール"。この路線もオヤジにとっては入りやすかったのかもね!でも、単なる懐古趣味ではない仕上がりになっていないし、何より変則ビートからオーソドックなナンバーまで何でもこなしてしまうMissyの懐の深さに驚きまシタ。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Work It」
大ヒットした先行シングル。オールドスクール回帰というアルバムの方向性を象徴する曲。Rockmaster Scott「Request Line」、Run DMC「Peter Piper」(大好きなBob James「Take Me to the Mardi Gras」ネタの曲)といっ有名なたオールドスクール曲とMissy & Timbalandによるお馴染みの変態チックなビートの絡み具合がいい塩梅っす。あと、これまた大好きBlondie「Heart of Glass」ネタのポコポコ・リズムも気持ちイイっす。PVも良かったっすよね!
「Gossip Folks」
「Work It」に続きヒットしたシングル。Ludacrisがフィーチャーされてマス。MissyとLudacrisというキャラの濃いタッグは、それだけでコミカルな印象がありますよねぇ!フックでの子供の声がカワイイっす。
「Bring the Pain」
Method Manをフィーチャーした曲。おとなしめのクールな曲だけど、個人的には結構クセになるナンバーっす。
「Back in the Day」
Jay-Zのラップをフィーチャーし、Missy自身はシンガーに徹しているソウルテイストのナンバー。
「P***ycat」
とってもメロウなナンバー...なのにタイトル、歌詞がこの内容というのがMissyらしくてスキっす!
「Nothing Out There for Me」
Beyonceをフィーチャーしたナンバー。こういった正統派の曲も難なく仕上げてしまうあたりがスゴイっす!
「Play That Beat」
この曲も密かにスキなナンバー。オーソドックスな作りだけど、カッチョ良いよね!
「Can You Hear Me?」
TLCを向かえ、今は亡きAaliyahとLeft-Eyeに捧げられたナンバー。「Work It」のPVにも二人を偲ぶ場面があったし、胸にジンワリときます。
今では、すっかりMissy とTimbalandのチキチキビートの虜です。チッチキチ〜...それって大木こだま・ひびき???