2009年06月29日

Curtis Mayfield『Something To Believe In』

メロウなCurtisを堪能できる1枚☆Curtis Mayfield『Something To Believe In』
サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン+1(紙ジャケット仕様)
発表年:1980年
ez的ジャンル:メロウ・カーティス!
気分は... :やはり、「スペイン対ブラジル」が観たかった!

サッカーのコンフェデ杯決勝は、米国がブラジル相手に2点先取したことで意外に盛り上がりましたね。最後は地力の差が出てしまいましたが...

でも、どうせだったら「スペイン対ブラジル」の決勝を観たかったですね(笑)

日本代表は、まずは米国クラス(欧州・南米以外の出場国)と互角に戦えるようになって欲しいですね。"既にその力はある!"とお考えの方もいるかもしれませんが、個人的にはまだそのレベルには達していないと思います。

さて、今日は大御所Curtis Mayfieldです。
これまで当ブログで紹介したCurtis作品は以下の5枚。

 『Curtis』(1970年)
 『Curtis/Live!』(1971年)
 『Superfly』(1972年)
 『Back To The World』(1973年)
 『Got To Find A Way』(1974年)

6枚目に紹介するCurtis作品『Something To Believe In』(1980年)です。

70年代代後半以降のCurtis作品は、好みが分かれるかもしれませんが、本作はCurtisのメロウな味わいを存分に堪能できるのが魅力だと思います。人気曲「Tripping Out」をはじめ、優しくメロウなCurtisに出会うことができます。

個人的には、少しユルめのミッド・グルーヴ群がツボですね。
余計なことを考えずに、頭の中をリフレッシュできる感じが好きです。

Marvin Gaye『I Want You』でもお馴染みErnie Barnesによるジャケもグッド!

ニューソウルなCurtis作品も勿論好きですが、本作のように気負わずに聴けるCurtis作品もいいですね!

全曲紹介しときやす。

「Love Me, Love Me Now」
シングルにもなったダンサブルなミディアム・チューン。このあたりの曲は好き/嫌いが分かれるみたいですが、僕は大好きです。ノリノリのダンス・チューンではなく、何処か寂しげな感じが逆にグッときます!

「Never Let Me Go」
Impressions時代にも歌っていたJohnny Aceのヒット曲を再びカヴァーしています。この曲と言えば、Luther Vandrossのカヴァーが好きなのですが、Curtis ヴァージョンはオーソドックスな仕上がりですが、Curtisらしさが出ています。

The Impressions「Never Let Me Go」
 http://www.youtube.com/watch?v=oQ-HYaZsYXI
Johnny Ace「Never Let Me Go」
 http://www.youtube.com/watch?v=kO3_gre7kgs
Luther Vandross「Never Let Me Go」
 http://www.youtube.com/watch?v=mwlHExxp5XM

「Tripping Out」
本作のハイライトと言えば、この定番メロウ・グルーヴですね(Bunny Sigler作)。この心地好いグルーヴには世代を問わずグッときますよね!

オールド・ファンには山下達郎「あまく危険な香り」のモチーフ(?)としてお馴染みですし、Hip-Hopファンには当ブログでも紹介したCamp Lo「Black Nostaljack AKA Come On」のサンプリング・ネタとして有名ですね。それ以外にもToshi(久保田利伸)「Breaking Through」、Mya feat. Lil Wayne「Lock U Down(Tripping Mix)」、India Ari「Video (DJ Dodge Remix) 」、Nichole Gilbert(元Brownstone)「Can't Forget」等のネタになっています。

Camp Lo「Black Nostaljack AKA Come On」
 http://www.youtube.com/watch?v=6inG0BmlW6Y
Toshi「Breaking Through」
 http://www.youtube.com/watch?v=SVkLCtPShhk
山下達郎「あまく危険な香り」
 http://www.youtube.com/watch?v=0KCf9rNce8c

「People Never Give Up」
優しく、柔らかいソウル・チューン。少しイナたい雰囲気も含めて大好きです!昔ながらの醤油ラーメンって感じですね!ホッと落ち着く味!

「It's Alright」
Impressions時代の名曲をセルフ・カヴァー。子供のコーラスも入り、リラックスした感じです。

The Impressions「It's All Right」
 http://www.youtube.com/watch?v=rhTjPYxQKMw

「Something to Believe In」
タイトル曲もなかなか心地好いミッド・グルーヴに仕上がっています。感動的なストリングスと気持ちいいパーカッションが僕好みです。

「Never Stop Loving Me」
ラストは「Risin' To The Top」でお馴染みのKeni Burkeとの共同プロデュース&共作。そのせいかライト&メロウなアーバン・チューンに仕上がっています。Keni Burkeヴァージョンは『You're The Best』(1981年)に収録されています。

僕の保有するCDには未収録ですが、最近のCDにはボーナス・トラックとして「This Year」が収録されているようです。
posted by ez at 05:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スペイン対ブラジルが見たかった。同感です。うちはアナログ地上波とスカパーだけなのでコンフェデ杯はどんな試合でも見れませんがね。昨日紹介されていたGallianoも買いですね。同時発送でDIANEと注文したので 2、3週間届くまでかかるようなのですが。。
それなら買いに行けばよかった。Curtis Mayfieldもいいですね。
Posted by びい at 2009年06月30日 00:06
☆びいさん

ありがとうございます。

サッカーもお好きなんですね。
今オフは大物スターの移籍も多く、欧州各国の新シーズンが楽しみですね!

Gallianoをはじめとするアシッド・ジャズ関連の作品は大好きです!
新しい視点からジャズの素晴らしさを教えてくれた気がします。

Curtis Mayfieldは、作品毎に異なる魅力があるのがいいですね。
本作はCurtis のメロウな味わいを堪能できるのが好きです。
Posted by ez at 2009年06月30日 02:12
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