発表年:2005年
ez的ジャンル:キュート系アーバン・ゴスペル
気分は... :これでもゴスペルなんだ!
KiKiことKierra Kiki Sheardの日本独自編集アルバム『Let Go』っす。
Kierra Kiki Sheardは、伝説的ゴスペル・グループClark Sistersのオリジナル・メンバーであり、ソロ・シンガーとしても活躍しているKaren Clark Sheardの娘である。子供の頃から聖歌隊で母親譲りの才能にさらに磨きをかけ、2004年に弱冠17歳でデビューアルバム『I Owe You』を発表し、全米ゴスペル・チャートで1位を記録した期待の若手ゴスペル・シンガーっす。
ここまで洗練されていると、もはやゴスペル・アルバムと言うよりも、完全にR&Bアルバムだよね〜!何よりキュートで張りのあるKiKiのハイトーン・ボーカルにヤラれマス。なんか鮮度200%なカンジがいいよねっ!聴いていると元気印になるアルバムっす。
『Let Go』は、デビューアルバム『I Owe You』とそのリミックス・アルバム『Just Until』からの編集盤デス。いつもの僕ならば、リミックス・アルバムには目もくれず、『I Owe You』を購入しているパターンなんだけど、今回は『Just Until』で彼女の存在を知り、気に入ったので、どちらにするか正直かなり迷っていまシタ。そんな矢先に、タイムリーな日本独自編集アルバムの朗報でシタ☆
オリジナル重視派としては、日本独自編集アルバムなんて大嫌いでて購入したくないのですが、今回だけはアッサリと軍門に下ってしまいまシタ...まぁ、いいかぁ♪結果として、彼女の魅力を十分に知ることができたしねっ!
Rodney Jerkins、Warren CampbellといったR&Bファンにお馴染みのメンツやゴスペル・ファン要チェックのPAJAMなどが制作に携わっていマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Let Go」
本作では、オリジナルとRock Soul Remix、The Godson Rock Jointの3ヴァージョンが収録されてマス。このうち、Rock Soul Remixがリードシングルになってマス。Rock Soul Remixは、オリジナルをより派手にしたリミックスであり、R&Bファンが喜ぶゴージャス・サウンドのバージョンです。でも、オリジナルもそんなに悪くはないっすよ。The Godson Conceptは、Rock Soul Remixを聴き込んで、お気に入りにした後に聴いた方が楽しめてクセになる、いかにもリミックスなバージョンっす。
「You Don’t Know」
インターナショナルでは、こちらがシングルらしいっす。オリジナル、Monsta’s Mix、The Godson Rock Jointの3ヴァージョンが収録されてマス。オリジナルは、わりと直球勝負のアーバン・ゴスペルってカンジです。Monsta's Mixは、オリジナルとは全然雰囲気が異なるHip-Hop調のリミックスです。ラテン・フレイヴァーが効いてマス。R&B/Hip-Hopファンはこっちのバージョンを気に入るのでは? 僕はオリジナルをもう少しクラブ仕様にしたThe Godson Rock Jointが一番スキっす!
「Church Nite」
これはオリジナルのみ。でも、このオリジナルがR&Bテイスト溢れていて、かなりイイっす。正直アルバムで一番スキです。何たって、ボコーダー使いがたまりません!
「Closer」
「That Thing」
これまたR&Bファンの心を奪うキャッチーなナンバー2曲。「Closer」は、ゴスペル・テイストとR&Bが見事に融合していて、「Church Nite」と並んでお気に入りっす!「That Thing」もR&BなトラックをバックにKikiのキュートなボーカルを堪能できマス。
「Praise Offering」
アルバム中、最も正統派のゴスペルナンバー。ゴスペルアルバムなんだから、この手の曲を何曲か聴きたいよね。
「Sweetest Thing」
本作ではオリジナルは未収録で、Dutch Mix、Soul House mixの2曲が収録されていマス。オリジナルを未聴なのでコメントしづらいですが、Dutch Mixはルーズなミディアムナンバーに、Soul House mixはアッパーなハウスに仕上がっていマス。
久々にリミックスの楽しさに触れたアルバムっす。ぜひ、R&Bファンに聴いてほしいゴスペルですね!
ありがとうございます。
「Let Go」はホント元気になりますよね!
僕は目覚めによく聴いています♪