2009年07月18日

The Sound Stylistics『Greasin' The Wheels』

あのUKファンク・オールズターズが復活!☆The Sound Stylistics『Greasin' The Wheels』
グリージン・ザ・ホイールズ
発表年:2009年
ez的ジャンル:大噴火系UKファンク
気分は... :アドレナリン出まくり!

今夜はゴルフの全英オープン第2日に釘付けです。
遼クンには何とかアンダーパーでホールアウトして欲しいですね!
※追記
バック9に入っていきなり大崩れ...
彼にとっては厳しい結果になってしましました(泣)

ということで今日はUKのアルバムをセレクト!
UKファンク・オールズターズが再び結集したアルバムThe Sound Stylistics『Greasin' The Wheels』(2009年)です。

先日紹介したThe Allstars Collective『All About the Music』と並ぶ、注目のUKジャズ・ファンクのオールスターズ作品です。

The Sound Stylisticsは、James Taylor QuartetIncognitoThe Brand New HeaviesGallianoJamiroquaiMcKoyThe New MastersoundsSnowboyなどUKジャズ・ファンク・シーンを代表するグループに属していたメンバーが集まった一大ファンク・プロジェクトです。

デビュー作『Play Deep Funk』は、2002年に発売予定でしたがお蔵入り...しかし、5年後の2007年にこの幻の作品としてリリースされると、超ウルトラ級ファンク・アルバムとして好セールスを記録しました。

The Sound Stylistics『Play Deep Funk』(2007年)
プレイ・ディープ・ファンク

「Soul Dynamite」(From 『Play Deep Funk』)
http://www.youtube.com/watch?v=4sT2p_O1XUM

「Party People」(From 『Play Deep Funk』)
http://www.youtube.com/watch?v=dD2e0mwT0y0

「The Message」(From 『Play Deep Funk』)
http://www.youtube.com/watch?v=E1UEDADsB2I

「Keepin' On」(From 『Play Deep Funk』)
http://www.youtube.com/watch?v=4sT2p_O1XUM

サウンドを聴いただけでは、あるいはジャケを見ただけでは、70年代のマイナー・ファンク作品?と錯覚してしまいますよね。わかりやすい曲タイトルも含めて、このファンクの王道ぶりにグッときたファンも多かったのでは?

今日紹介する『Greasin' The Wheels』は、『Play Deep Funk』の成功を受けてメンバーが再集結し、制作された2ndアルバムです。

変化球ナシのストレート勝負だった1stと比較すると、同じストレートでもツーシームって感じでしょうか。1stが70年代ファンクと錯覚しそうな作品であれば、2ndはUKジャズ・ファンクと70年代ファンクの融合という気がします。と言いつつ、ジャケのようなマグマ大噴火のファンク・サウンドは2ndでも健在ですよ。

今回もプロデュース&ソングライティングを手掛けたJason Glover(エンジニア)、Gary Crokett(b)、Dominic Glover(tp)という主要メンバー3名を中心に名うてのミュージシャンが参加しています。

国内盤と輸入盤ではジャケが異なります。

The Sound Stylistics『Greasin' The Wheels』(輸入盤)
Greasin' the Wheels

YouTubeやimeemに本作の楽曲がないのが残念です。
聴けば、絶対ハマります!

アドレナリン出まくりの大噴火ファンクです。

全曲紹介しときやす。

「Tie One On」
つかみはOK!のオープニング。タイトなリズム隊とホーン隊が突っ走ります。実にスリリング&エキサイティング!

「The Crisis Generator」
僕の一番のお気に入り!パーカッシヴ&モッドなオルガン・グルーヴです。Jim Watsonのハモンド・オルガンがキマりすぎ!UKジャズ・ファンク好きの人であれば、相当グッとくる1曲。

「Cornholin'」
思い切り70年代しているオルガン・ファンク。フルートの音色がいいアクセントになっています。

「Eye Of The Storm」
ひとまずクールダウン...といったミッド・チューン。ミステリアスなムードが漂います。

「Knucklehead」
Eddie Roberts(The New Mastersounds)のギター・ソロをフィーチャー。肩の力の抜けた小粋なプレイがいいですね。

「The Burner」
この曲も僕のお気に入り。重心低く、ズッシリ腹にくるオルガン・ファンク。熱く燃えるJim Watsonのハモンドが大活躍です!

「The Taking Of Peckham 343」
本作らしいジャズ・ファンク・チューン。頭のホーン隊がカッチョ良すぎ!

「One For The Road」
気だるい妖しいムードがいい感じです。

「Crack Away Jack」
Gary Crokettのベースがカッチョ良すぎ!ブリブリのファンク・チューン。

「Big Pieces」
「The Crisis Generator」、「The Burner」と並ぶ僕のお気に入り。誰にも止められない激走ファンク!Eddie Robertsのギターも、Snowboyのパーカッションもハイテンションです!多くファンがSound Stylisticsに求めているサウンドがココにある!といった感じですな。

国内盤にはボーナス・トラックとして「Greasin’The Wheels」が収録されています。

そう言えば、James Taylor QuartetSnowboyって、当ブログで未紹介でしたね。そのうち紹介したいと思います。
posted by ez at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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