発表年:1967年
ez的ジャンル:スウィンギー・ジャズ・サンバ
気分は... :SORGENTI応援してね!
知人がバックアップしている新人アーティストSORGENTI(ソルジェンティ)が、フジテレビとデックスお台場主催の『DAIBA MUSIC FACTORY 2009 第2回 新人アーティスト発掘オーディション』に参加しています。
SORGENTI(ソルジェンティ)は、現在、山口県を中心に活動している兄弟ユニット。
僕もサンプルCD/DVDで彼らの楽曲/パフォーマンスを視聴しましたが、普段洋楽ばかり聴いている僕でもグッときました。ビジュアル的にもイケメン兄弟ですよ!
ご興味のある方は、DAIBA MUSIC FACTORY 2009のサイトに動画があるのでご覧になってみてください。気に入ったら、オンライン投票してあげてください。
さて、今日はMario Castro-Neves & Samba S.A.『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)です。
ジャケが海の日っぽいでしょ(笑)
Mario Castro-Nevesはブラジル、リオデジャネイロ出身のコンポーザー/アレンジャー/ピアニスト。音楽一家に生まれ、弟のギタリストOscar Castro-Nevesと共に10代からミュージシャンとして活動していたようです。
どちらかと言えば裏方タイプでリーダー作は少なく、代表作として知られているのが、Mario Castro-Neves & Samba S.A.『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)、Mario Castro-Neves & His Orchestra『Brazilian Mood』(1973年)の2枚です。
Mario Castro-Neves & His Orchestra『Brazilian Mood』
特に本作『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』は、ブラジル音楽ファンにはお馴染みの名盤ですね。
本作では、Mario Castro-Neves(p)、Novelli(b)、Normando(ds)というピアノ・トリオに、Thais(vo)、Biba(vo)という2人の女性ヴォーカルが加わった5人編成でレコーディングした作品です。
捨て曲ナシ、スウィンギーで小粋な、女性ヴォーカル&スキャット系のジャズ・サンバを全編堪能できます。
こういう作品があるから、ブラジル音楽にハマるんですね!
全曲紹介しときやす。
「Candomble」
オススメその1。近年もリエディットされるなどクラブ・シーンで人気のクラシック(Antonio Paulo/Danilo Caymmi/Edmundo Souto作品)。当ブログでは数ヶ月前にRosalia De Souzaのカヴァーを紹介しました。
重々しいリズムから一転して軽快なジャズ・サンバへ様変わりするのがいいですね。タイトルのCandombleとは、アフリカ起源の信仰がカトリックと交じり合って発展したアフロ・ブラジリアン宗教のことで、パーカッション楽器の伴奏をバックに踊る儀式があります。本カヴァーにおける重々しいリズムもそうした儀式を意識した演奏だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=gWuSDUB3MjM
「Yearning Years」
エレガントなピアノ&ヴォーカルがいいですね。夏の海をクルージングしているような気分に浸れます。
「Nana」
オススメその2。「Candomble」と並ぶハイライト。Moacir Santos作の名曲カヴァー。キュートなスキャット&ヴォーカルと小粋なMarioのピアノがいい感じです。
「De Brincadeira」
小気味良いMarioのピアノが印象的です。♪チパダバダ・ウィー♪チパダバダ・ヤァー♪というスキャットも大好き!
「Bye Bye Blackbird」
オススメその3。Mort Dixson作詞、Ray Henderson作曲のスタンダード(1926年作)。この曲のカヴァーと言えば、当ブログでも紹介したMiles Davisのヴァージョンが有名ですね(アルバム『'Round About Midnight』収録)。本ヴァージョンの快活な仕上がりは、まるでミュージカル映画の主題歌のようですね。まさにBlackbird(不幸せの鳥)にバイバイできそうです!
http://www.youtube.com/watch?v=G2NARGr0Re8
「E Nada Mais」
オススメその4。Durval Ferreira作の名曲カヴァー。曲自体が大好きです。本ヴァージョンはMario Castro-Nevesのアレンジ・センスを堪能できるエレガント&ドラマティックな仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=_UPrTt101Mg
YouTubeにOs Gatos(1966年)、Quarteto Em Cy(1968年)のヴァージョンがあったので紹介しておきます。
Quarteto Em Cy「E Nada Mais」
http://www.youtube.com/watch?v=QoOW-lvV1N0
Os Gatos「E Nada Mais」
http://www.youtube.com/watch?v=R3OIDV2FBsY
「Keep Talking」
Joao Donato作品のカヴァー。小粋な大人のジャズ・ボッサといった感じですね。ラウンジ好きの人にはグッとくる1曲なのでは?
「Vem Balancar」
オススメその5。僕のお気に入り曲の1つ。作詞Tereza Souza、作曲Walter Santos...これでピンと来た方は当ブログを精読されている方なのでは。そうです!この二人は先月最新作『Tide』を紹介したLuciana Souzaのご両親ですね。ここでは軽快でスタイリッシュなジャズ・サンバに仕上がってします。曲良し、ヴォーカル&コーラス良し、アレンジ良しとミラクルな出来栄え!
YouTubeにElis Regina(1966年)のヴァージョンがあったので紹介しておきます。
Elis Regina e Wilson Simonal「Vem Balancar」
http://www.youtube.com/watch?v=bvJt59HrA3Q
「Once More」
ムーディな雰囲気にグッとくる1曲。女性ヴォーカル陣も実にセクシー!
「Morte de Um Deus de Sal」
オススメその6。Roberto Menescal作品のカヴァー。この小粋なスピード感にグッとくる1曲なのでは?
「Ta Por Fora」
オススメその7。ラウンジ感覚のキュートな1曲。数日前にエントリーしたした『お色気ジャケに弱いんです!〜お気に入りサントラ10選』で紹介した楽曲あたると一緒に聴きたくなります。
「Corcovado」
ラストはAntonio Carlos Jobimの名曲カヴァー。これまで当ブログではJoanie Sommers、Cannonball Adderley、Wanda Sa(Wanda De Sah)のヴァージョンを紹介してきました。本ヴァージョンは女性ヴォーカル陣の魅力を生かしたエレガントな仕上がりです。
国内盤CDにはボーナス・トラックとして「Costa Brava」 、「Rosa Morena」 、「Estrada do Sol」の3曲が収録されています。 これらは『The Wonderful Latin-American Sound of Brazil』(1968年)に収録されていた曲です。
ゴルフの全英オープン最終日は、ほぼ優勝を手中に収めていたワトソンがプレーオフで敗れ、59歳での優勝!はなりませんでした。殆どの観衆、TV視聴者が"ワトソンに優勝させてあげたい!"と思ったのでは?
間違いなく、大会の主役はワトソンでしたね!拍手を送りたいです。。
やはり、全英オープンには他のメジャーにはないドラマが起きますね。