発表年:1979年
ez的ジャンル:ハワイ系フュージョン
気分は... :夏のマスト・アイテム!
今回はハワイ出身のフュージョン・グループ
『Seawind』(1980年)に続いて紹介するのは、『Light the Light』(1979年)
Seawindと言えば、今年4月の29年ぶりのアルバム『REUNION』をリリースし、話題になりましたね。
『REUNION』(2009年)
そんなSeawind作品の中で僕が最も好きなアルバムが、3rdアルバム『Light the Light』(1979年)です。フリーソウル・クラシック「He Loves You」収録の1st『Seawind』(1976年)、George Dukeプロデュースの『Seawind』(1980年)も大好きですが、僕の中では『Light the Light』がダントツNo.1といった感じですね。
本作『Light the Light』ではTommy LiPumaをプロデューサーに迎え、看板ヴォーカリストPauline Wilsonを魅力を上手く引き出した、ライト・タッチのフュージョン・アルバムに仕上がっています。
本作におけるメンバーは、Jerry Hey(tp、flh、frh)、Larry Williams(key、ts、fl、piccolo)、 Kim Hutchcroft(as、ts、bs、fl)、Bud Nuanez(g)、Ken Wild(b)、Bob Wilson(ds)、Pauline Wilson(vo)の7人。
Larry Williams、Kim Hutchcroftと共にSeawind Horn Sectionとして、人気セッション・ミュージシャンとなっていたJerry Heyは本作を最後にグループを脱退しています(次作『Seawind』にはゲストとして参加)。
また、ゲストとしてGary Grant(tp)、Bill Reichenbach Jr.(tb)、Paulinho Da Costa(per)、Benard Ighner(back vo)、Bill Champlin(back vo)が参加しています。
本作はPauline Wilsonのキュートなヴォーカルが存分に堪能できるのがいいですね。また、全8曲中7曲のソングライティングを手掛けたBob Wilsonの貢献も見逃せません。
ハワイ産フュージョンらしいライト&メロウなサウンドは、これからの季節にピッタリだと思います。
夏の定番アイテムに加えてみては!
全曲紹介しときやす。
「Hold on to Love」
僕のオススメその1。Pauline Wilsonのキュートなヴォーカル全開のオープニング。夏の恋の予感?といった雰囲気のラブリー感がいいですね。Larry Williamsのキーボードが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=dT56j_MBVzc
「Free」
僕のオススメその2。クラブ系リスナーの方にとってはサンバ調の本曲がハイライトかもしれませんね。疾走するブラジリアン・フュージョンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=YWORIrUjAes
「Sound Rainbow」
Pauline WilsonとBenard Ighner、Bill Champlinという2人の男性ヴォーカリストの絡みがいい感じのミッド・グルーヴ。
「Follow Your Road」
僕のオススメその3。Seawind屈指の名バラード。いつ聴いても僕の心をときめかせる永遠のラブ・ソング。聴いていると目がウルウルしてきます。切々と歌うPauline Wilsonのヴォーカルはパーフェクトです。
http://www.youtube.com/watch?v=7CFpqNt6BaE
「Follow Your Road」から「The Two of Us」(アルバムSeawind『Seawind』収録)へと流れるのが、僕にとってのSeawind黄金リレーといったところでしょうか。
「The Two of Us」
http://www.youtube.com/watch?v=5MGSoHKzTFE
「Light the Light」
僕のオススメその4。タイトル曲は洗練されたサウンドの中にも少しビターな雰囲気が漂っているのがいいですね。クールなアーバン・サウンドといったところでしょうか。。
http://www.youtube.com/watch?v=CM6l_qPD6MQ
「Morning Star」
フュージョン・グループらしいインスト・チューン。Kim Hutchcroftのソプラノ・ソロを大きくフィーチャーしています。Ken Wildのベースも目立っています。
「Imagine」
僕のオススメその5。Pauline WilsonとBenard Ighnerのデュエット。ライト・タッチの爽快AORといった感じですね。二人の声質の組み合わせがバッチリといった感じです。Bob Wilsonが叩き出すリズムが実にいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=lJ75rByeUfk
「Enchanted Dance」
ラストはJerry Heyのフリューゲル・ホーンをフィーチャーしたインスト。フュージョン・グループとしてのSeawindを堪能したい方はグッとくるのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=Uj5vhy4A8y8
「Hold on to Love」、「Free」、「Follow Your Road」といった本作のハイライト曲は、前述の再結成アルバム『REUNION』でも再演されています。
サッカー・ネタを少し...
バルセロナのエトーとインテルのイブラヒモビッチの交換トレードが決まりそうですね。バルサ・ファンの僕としては少し複雑...イブラヒモビッチのスタイルはバルサに合うのかなぁ???
アーセナル・ファンでもある僕ですが...
アデバヨルの移籍はショックですっ(泣)