発表年:1997年
ez的ジャンル:Hip-Hop感覚&脱力系オルタナ・ロック
気分は... :気分転換したいので...
この2日間、上げモードと下げモードの振幅が大きく、結果として少しへこみ気味です。
そんな気分の中で聴きたくなったのがG. Love & Special Sauce『Yeah, It's That Easy』(1997年)です。
G. Love & Special Sauceの紹介は、『Philadelphonic』(1999年)に続き2回目になります。
彼らの持つHip-Hop感覚のリズムとブルース感覚のユルさとキャッチーなメロディは、気分転換をしたい今の僕のモードにピッタリなのかも?ジャケも夏モードですしね。
夏モードという点では、Jack JohnsonのBrushfire Recordsレーベルからリリースされている近年の作品の方がピッタリかもしれませんが、個人的には『G. Love & Special Sauce』(1994年)、『Coast to Coast Motel』(1995年)、『Yeah, It's That Easy』 (1997年)、『Philadelphonic』(1999年)あたりの作品が好きです。
本作ではG. Love(g、harp、vo)、Jimmy Prescott(b)、Jeffrey Clemens(ds)の3人に加え、Dr. John(p、org) 等も参加しています。メンバーとゲストで構成されたAll Fellas Bandというかたちでプロデュース&演奏している曲もあります。
くよくよしていても仕方がない!まぁ、前向きにいきましょ!
そんな気分にさせてくれる脱力サウンドを堪能できるアルバムです。
全曲紹介しときやす。
「Stepping Stones」
G. Love & Special SauceらしいHip-Hop+ブルースな仕上がり。ルーズな気分にしてくれる、このユルさがたまりません。気分を解き放ちたい時に聴きたくなる曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=lz_4lCcipu4
「I-76」
NBAのフィラデルフィア76ersについて歌った曲。何処かとぼけた雰囲気ですが、気分を盛り上げてくれます。76ersのライバル、ボストン・セルティックスの看板選手であったラリー・バード(Larry Bird)の名前が登場するのも楽しいですね。。
http://www.youtube.com/watch?v=APY5LOaGBWQ
「Lay Down the Law」
僕の一番のお気に入り曲。Hip-Hopビートと哀愁メロディとブルースなギターの組み合わせがたまりません。「I-76」と本曲はAll Fellas Bandプロデュースですが、G. Love & Special Sauceの魅力全開の2曲に仕上がっていると思います。
「Slipped Away (The Ballard of Lauretha Vaird) 」
本作にも参加しているフィラデルフィアのセッション・ミュージシャンChuck Treeceの作品。少しへヴィな哀愁ロックな仕上がりです。
「You Shall See」
今回、聴き直してみて印象に残った1曲。疾走感とコーラス部分のメロディにグッときました。G. LoveのハーモニカとDr. Johnのハモンドも効いています。
「Take You There」
「Willow Tree」
サウンド的には夏にピッタリな雰囲気の2曲。「Take You There」はメンバーが楽しそうにセッションしている感じがいいですね。「Willow Tree」はマッタリ感が好きです。
「Yeah, It's That Easy」
タイトル曲はJeffrey Clemensの作品。少し一本調子な印象を受けます。
「Recipe」
Hip-Hop色が強い仕上がり。(多分、Dr. Johnの)ピアノが印象的です。
「200 Years」
スピード感のある仕上がりですが、僕にはイマイチな感じが...
「Making Amends」
Hip-Hop感覚のリズムにいい感じのユルさで味付けされたG. Love & Special Sauceらしい仕上がり。ワンパターンかもしれないけど大好きです。
「Pull the Wool」
9分を超える大作。アコースティック&フォーキーなマッタリ感がなかなか味わい深いです。
「When We Meet Again」
ラストはG. Loveによる弾き語り。フォーキーな味わいがお好きな方はグッとくるはず!
http://www.youtube.com/watch?v=cJbFLDSgKdE
周囲は気にせずマイペースでいきましょ!