2009年07月26日

Triste Janero『Meet Triste Janero』

セルメン好き、ロジャニコ好きには外せない1枚☆Triste Janero『Meet Triste Janero』♪
ミート・トリステ・ジャネロ
発表年:1969年
ez的ジャンル:セルメン・フォロワー系ソフト・ロック
気分は... :夢の扉を開けると...

今日は爽快なアルバムが聴きたい気分!
そこでセレクトしたのはTriste Janero『Meet Triste Janero』(1969年)です。

Triste Janeroはテキサス州ダラス出身の5人組。
メンバーは、紅一点のBarbara Baines(vo)と兄弟のPaul Baines(g)、Norm Miller(Key)、Paul Baines(g)、Cass Moore(key)、Mike Collier(ds)という構成です。Norm Millerはプロデュースも務めています。

本作『Meet Triste Janero』はグループが残した唯一のアルバムのようです。

今日ではSergio Mendesフォロワーとして人気のTriste Janeroですが、中身はブラジル+ソフト・ロック+ポップスといった感じでしょうか。

その意味では、Sergio MendesRoger Nichols & The Small Circle Of FriendsといったA&Mレコード的な要素を1枚に凝縮したような魅力がありますね。

メンバーが手をつなぐジャケ写真そのままに、ドリーミーなサウンドとエレガントなハーモニーの組み合わせがたまりません。

Burt Bacharach、Harry Nilsson、Francis Lai、Antonio Carlos JobimLuiz BonfaLovin' SpoonfulYoungbloodsといったカヴァーが大半を占めますが、オリジナルも悪くありませんよ。

捨て曲ナシ!全曲オススメです!

全曲紹介しときやす。

「A Beginning Dream」
オープニングはキラキラ・モードのギター・インスト。夢の扉を開けたような気分です...

「Rene de Marie」
一番のお気に入り曲。ボッサ・テイストのドリーミー・サウンドをバックに歌う、Barbara嬢のキュートなヴォーカルがたまりません。アレンジ・センスも抜群!この1曲で本作の虜になること間違いナシ!
http://www.youtube.com/watch?v=eOz1gOU4FNE

「Walk on By」
お馴染みHal David/Burt Bacharach作品のカヴァー。当ブログでは、少し前にCal Tjaderのカヴァーを紹介したばかりですね。ここでは小粋なアレンジ&コーラスのセンスが光ります。オルガンの響きが実にいいですね。

「Without Him」
Harry Nilssonの名曲「Without Her」のカヴァー。オリジナルを創造して聴くと、軽快なソフト・ロックの演奏に驚くかもしれません。カフェで聴きたくなる1曲ですね。

「Today It's You」
オリジナルはFrancis Lai作品。Claude Lelouch監督の映画『A Man And A Woman(邦題:男と女)』(1966年)の挿入歌ですね。緩急をつけた小粋な仕上がりです。特にアップ・テンポの時の疾走感溢れるパーカッシヴな演奏がたまりません。

「How Insensitive」
Antonio Carlos Jobim作品のカヴァー。「Insensatez」のタイトルでも知られていますね。ここではしっとりとしたインストに仕上がっています。

「Somba de Orphia」
当ブログでは何度も紹介している映画『Orfeu Negro(黒いオルフェ)』(1959年)収録の名曲「Samba de Orfeu」Luiz Bonfa)のカヴァーです。

これまでLuiz Bonfa自身のヴァージョDaniela Und Ann、Wanda Sa(Wanda De Sah)によるカヴァーを紹介してきました。Triste Janeroヴァージョンは、軽快なリズムと男女グループらしい爽快なコーラスが魅力です。

「You Didn't Have to Be So Nice」
Lovin' Spoonfulのカヴァー。セルメン・フォロワーと言うことを考えると、Astrud Gilbertoのカヴァーあたりも意識しているかもしれませんね。Barbara嬢のキュートなヴォーカルを生かしたボッサ・テイストの仕上がりです。オープニング「A Beginning Dream」のフレーズを挿入するあたりが心憎いですね。

Lovin' Spoonful「You Didn't Have To Be So Nice」(1965年)
 http://www.youtube.com/watch?v=YpZI8biFsn8
Astrud Gilberto「You Didn't Have To Be So Nice」(1967年)
 http://www.youtube.com/watch?v=Hv7VSbYkjDo

「Get Together」
Youngbloodsのヒットでお馴染みの名曲カヴァー。Youngbloodsのイメージが強いので、歯切れの良いリズムとオルガンが印象的な本カヴァーはなかなか新鮮です。

「In the Garden」
今回、唯一YouTubeに音源があった楽曲です。ボッサ・テイストと60年代後半らしいオルガン・サウンドの組み合わせがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=JHbgJdqSH3I

「T.J. Blues」
ラストはモッドなオルガン・インスト。この曲は完璧にジャズしてます。かなりカッチョ良いですよ!

セルメン好き、ロジャニコ好きの人はぜひ!

posted by ez at 00:51| Comment(5) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ezさん(で、いいのかな?)こんばんは。
これからコメントを寄せるときにはブログネームのbobbyでいきますので宜しくです。
ネット上で思いっきり本名を出してしまったので少々恥ずかしい気持ちです....
しかしたくさんの音楽が紹介されていて見るのが大変だぁ、楽しいですけどね(笑)
Posted by bobby at 2009年08月25日 23:31
☆bobbyさん

ありがとうございます。
本名でのコメント削除した方が宜しければ対応しますよ。
Posted by ez at 2009年08月26日 00:21
ezさん、こんばんは、あの〜お手数ですが、やはり本名でのコメント、削除していただけますか、ちょっと気になるもので..
Posted by bobby at 2009年08月26日 23:06
☆bobbyさん

コメント削除しておきましたのでご安心を!
Posted by ez at 2009年08月27日 00:20
有難うございます!
Posted by bobby at 2009年08月27日 17:57
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