2009年08月23日

Dave Mason『Let It Flow』

夏向けのDave Mason作品☆Dave Mason『Let It Flow』
Let It Flow
発表年:1977年
ez的ジャンル:夏向けロック・アルバム
気分は... :徐々に回復中...

昨日から体調不良から徐々に回復中...

昨晩は多摩川花火&たまがわ花火大会があり、自宅近くから鑑賞していました。わざわざ人ごみの中に観に行く気はしませんが、自宅そばから観ることができるのはラッキーです。

さて、Trafficの元メンバーDave Masonの2回目の登場です。

『It's Like You Never Left』(1973年)に続いて紹介するのは、『Let It Flow』(1977年)です。

前にも書きましたが、Steve WinwoodDave MasonJim Capaldiといった元Trafficメンバーのソロ作の中で、Dave Masonを聴く頻度が最も多いですね。僕自身はSteve Winwoodに一番思い入れがあるはずなんですが...自分でも不思議です。

Dave Masonのソロ作の中では、前回紹介した『It's Like You Never Left』(1973年)がダントツで好きなのですが、本作『Let It Flow』(1977年)も夏向けアルバムとしてオススメしたい作品です。

アルバム毎に雰囲気が異なるDave Masonですが、本作『Let It Flow』はジャケの雰囲気そのままに海の香りが漂う仕上がりです。ウエストコースト・ロックやハワイアンAORと一緒に聴きたくなる夏向けのアルバムだと思います。僕の中ではDave Mason版AORアルバム的な位置づけです。そんな中でも適度にレイドバックしているのがMasonらしいのでは?

Dave Mason以下、Mike Finnigan(key、vo)、Rick Jaeger(ds)、Gerald Johnson(b)、Jim Krueger(g、vo)、Stephen Stills(back vo)、Yvonne Elliman(back vo)、Ernie Watts(sax) 等のメンバーがレコーディングに参加しています。特にJim Kruegerの活躍が目立ちますね。ちなみにJim KruegerとMike Finniganは、後にThe Dudek Finnigan Krueger Band(DFK)を結成しています。

キラー・チューンがある訳でありませんが、アルバム全体の雰囲気で楽しめる作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「So High (Rock Me Baby and Roll Me Away) 」
オープニングは「Drift Away」のヒットで知られる黒人シンガーDobie Grayのカヴァー。休日の朝にピッタリの爽やかな仕上がりです。少しアーシーな部分も残っているのがMasonらしいのでは?

「We Just Disagree」
本作で大活躍のJim Kruegerの作品。シングルとして全米シングル・チャート第12位のヒットとなりました。先日紹介したKalapanaあたりと一緒に聴きたくなる仕上がりです。アコギの響きと爽快なコーラスがそんな気分にさせてくれるのでしょうね。
http://www.youtube.com/watch?v=p8_FOQ7-P30

「Mystic Traveler」
Masonのオリジナル。ミステリアスな雰囲気の中でレイドバックした演奏を聴かせてくれます。昔ながらのMasonファンは気に入る仕上がりなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=YWqndzfcv0E

「Spend Your Life with Me」
ブルージーな演奏の中にもロマンティックな雰囲気が漂うバラード。Boz Scaggsのバラードと共通する雰囲気を持っていますね。Ernie Wattsのサックスが盛り上げてくれます。

「Takin' the Time to Find」
メロウ・テイストのロック・チューン。『461 Ocean Boulevard』以降のEric Claptonをお好きな人あたりが気に入りそうな仕上がりです。

「Let It Go, Let It Flow」
キャッチーなメロディのタイトル曲。アルバムの中でも人気が高いのでは?とてもポジティヴな雰囲気が大好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=DvVPx8NeuBg

「Then It's Alright」
AOR的な雰囲気の前半とファンキーな後半のコントラストが楽しい1曲。

「Seasons」
本作を象徴するAORモードのメロウなバラード。Stephen Stills、Yvonne Ellimanもバック・コーラスで参加し、盛り上げてくれます。過ぎ行く夏の余韻に浸りたい気分の時にはピッタリな仕上がりです。

「You Just Have to Wait Now」
イナたいロック・チューン。スワンプなMasonがお好きな方はどうぞ!

「What Do We Got Here?」
ラストはJim Kruegerの作品。リード・ヴォーカルもJim Kruegerです。これがなかなかの出来栄えで、ファンキーの中にメロウな味わいも漂う僕好みの仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=Dvle1PIdbKE

しばらくSteve Winwoodのソロ作も紹介していないので、そろそろ取り上げたいと思います。
posted by ez at 02:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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