発表年:1968年
ez的ジャンル:サイケ系ブリティッシュ・ポップ
気分は... :怖くないからご安心を\(*^ ^)/
何か今晩はストレンジなポップが聴きたいモードなので、そんなモードにピッタリな60年代UKサイケ・ポップの傑作Zombies『Odessey And Oracle』を紹介します。
Zombiesを知らない人でも、昨年日産TIIDAのCMで流れていたアノ曲と言えばピンと来る人もいるのでは?アノ曲とは、Zombiesを代表する大ヒット曲「Time of the Season」っす。
Zombiesは60年代に活躍したブリティッシュのビート/ポップグループだ。わずかアルバム2枚しか残していないグループだが、Colin BlunstoneのボーカルとRod Argentのソングライティングが魅力的なクール・ポップ・サウンドは、今でも根強いファンを持っていマス。
Zombiesというグループ名から、おどろおどろしい怪奇なサウンドを想像する人がいるかもしれないけど、センス溢れるポップ・サウンドなのでご安心を!
初期のポップ感覚溢れるビート・サウンドもいいけど、僕のお気に入りは前述の「Time of the Season」を含む彼らのラスト・アルバム『Odessey And Oracle』(1968年)っす。
ラスト・アルバムと言いつつも、このアルバムが発売された時点でZombiesは既に解散していた。そんな状況のため、アメリカでの発売は見送られる予定であったが、かのAl Kooperの強力プッシュで発売にこぎつけ、結果として「Time of the Season」が大ヒットした。という数奇な運命を辿ってきたアルバムでもありマス。
Beach Boys『Pet Sounds』、Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』といったロックの金字塔がお気に入りの方は、これらの名盤ほどの知名度は無いけど、両巨頭にひけを取らないポップでサイケなサウンドにビックリするはずですよ!しかも、Al Kooperのお墨付きだしねっ!
オススメ曲を紹介しときやす。
「Time of the Season」
前述の大ヒット・シングル。最終的には全米3位まで上がり、100万枚を超えるヒットとなった。イントロのベースと♪アーッ♪アーッ♪というコーラスを聴いただけで、Zombiesワールドに突入してしまう曲です。間奏のファンキーなオルガンもカッチョ良いですね!
「Care of Cell 44」
アルバムで一番のお気に入りのオープニング・ナンバー。ホント、美しいメロディとコーラスワークに惚れ惚れしマス。以前King Crimsonの記事投稿で紹介したメロトロンも活躍していヤス。Beach Boysファンは必聴曲だと思いますよ。
「Rose for Emily」
ピアノ伴奏のみのバックが、楽曲の素晴らしさと華麗なコーラスワークを際立たせていマス。
「Maybe After He's Gone」
これはBeatles『Rubber Soul』や『Revolver』あたりが好きな人はハマるナンバー。
「Beechwood Park」
サイケなキーボードが印象的な曲。儚く美しいサウンドが60年代後半の混沌した雰囲気を醸し出していマス。
「Brief Candles」
ピアノの弾き語りパートと、サイケポップ全開パートのギア・チェンジが魅力的な曲。
「Changes」
牧歌的でサイケでBeach Boysなナンバー??この曲もかなり気に入ってマス。
「I Want Her She Wants Me」
バロック調のポップナンバー。Beatles『Sgt〜』あたりと同じ空気をカンジます。
「Butcher's Tale (Western Front 1914)」
Al Kooperがかなり気に入っていたという曲。キーボードの伴奏のみのシニカル・ムードのポップナンバー。
このアルバム・タイトル『Odessey And Oracle』のOdesseyのスペルが間違っているって気付きました?僕は言われるまで全く気付かなかった(^^; なるほどOdysseyが正しいですよね! でも、日本人ならばいざ知らず、UKで何でこんな事が起こるんですかね!何か意図があるのかな?僕は知りません。誰か知っている人いたら教えてチョ!
ありがとうございます。
『One Year』も名盤ですよね。
僕もこのブログでぜひ紹介したいアルバムの1枚っす。
このアルバムって今みたいなジメジメした天候の日にピッタリかもしれませんね。
こんな素晴らしいアルバムがお蔵入りになりかけるなんて、わからないものですね。
でも、それを救ってくれたAl Kooper☆さすがですね!
なので当然訳詞もみつからないorz
ありがとうございます。
「Butcher's Tale」をAl Kooperエラく気に入っていたといのが興味深いですね。