2009年12月19日

Luis『Do it』

ラブリーなジャーマン女性ヴォーカル☆Luis『Do it』
Do It
発表年:2009年
ez的ジャンル:ジャーマン女性シンガー
気分は... :女性は何で靴好きなのだろう?

今日はドイツから届いたラブリーな新譜Luis『Do it』です。

ここ1〜2週間ほどハマっている新譜がLuis『Do it』Karen Lano『My Name Is Hope Webster』の2枚。

Luisはドイツ人ユニット、Karen Lanoはフランス人女性SSWです。今年の僕の欧州志向を反映していますね。今日はLuisを紹介します。

Luisは女性シンガーAngela LuisとギタリストMo Soul(Moritz Stahl)から成るドイツのユニット。本作『Do it』がデビュー・アルバムとなります。

Angela Luisはドイツはケルン生まれ。幼い頃に聴いたTracy Champmanに影響を受け、音楽の道を志すようになります。ケルン音楽大学で学んだ後、ジャズ・ボッサ・バンドを結成し、ドイツ〜ヨーロッパ〜ブラジルをツアーで回っています。帰国後、Mo Soulを結成します。

ジャンルで説明するのが非常に難しい作品ですが、全体的にはアコースティック・テイストのジャズ/ソウル・アルバムという印象ですね。ジャズ・ボッサ・バンドを組んでいた影響も随所で聴くことができ、ボッサ好きの人も楽しめます。

演奏自体は実にシンプルで、Angelaのキュートなヴォーカルの魅力を引き出すことに重点を置いた創りになっています。リラックスしたムードの中で自分達が創り出す音楽を自ら楽しんでいる様子が伝わってくるのがいいですね!

Linda Lewisのようなアコースティック・ソウル、Jill Scottのようなジャジー・ソウル、ブラジル音楽のナチュラル感、ヨーロッパ・クラブ・ジャズのスタイリッシュ感が上手く融合した作品だと思います。

聴いていると何気ない幸せモードになれる作品です。
特に女性は絶対にハマる1枚だと思いますよ。

Angela Luisは靴のコレクターなのだとか。
ジャケで彼女が履いている靴や右下に写っている靴も彼女のコレクションの一部だそうです。女性って何故こんなにも靴好きなんですかね(笑)

全曲を紹介しときやす。

「I Can't Wait」
Angelaのシンガーとしての魅力が十分に伝わってくるオープニング。爽やかで楽しげなアコースティック・ソウルに仕上がっています。まさにシンプル・イズ・ベストって感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=l4I-k31Pevs

「Do It (Street Vers) 」
タイトル曲はJill Scottを彷彿させるジャジー・ソウルに仕上がっています。バック・ヴォーカルのRachel "Soulsista" Scharnbergとの呼吸もピッタリです。ネオ・ソウル好きもグッとくるはず!

「Birdfriends」
Angelaのキュートなヴォーカルに相当グッとくる1曲。キャッチーさではアルバム随一なのでは?きっとLinda Lewis好きの人ならば気に入るであろう軽快なアコースティック・チューンです。

「Teach Me」
ピアノも加わった大人のジャジー・チューン。ボッサ・テイストの仕上がりにブラジル音楽ファンもグッとくるのでは?Mo Soulのギターもロマンティックです。
http://www.youtube.com/watch?v=69jLi6VH9dk

「Sometimes」
ジワジワと胸に迫ってくるアコースティック・ソウル。ホーン隊も盛り上げてくれます。

「New」
ナイト・ラウンジ・モードのしっとりとしたジャズ・ヴォーカル・チューン。

「Supposed to」
優しく包み込むようなAngelaのヴォーカルにグッときます。アコギ&エレピのバックもグッド!後半からはストリングスも加わります。

「Autumn」
ブルージーなジャジー・チューン。Angelaのキュートなヴォーカルの魅力を堪能しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=pWzXlke6MM4

「Lift It」
浮遊するグルーヴ感が格好良いジャジー・チューン。ネオ・ソウル好きの人は気に入るはず!YouTubeのライブ映像はスタジオ録音よりもテンポアップしています。
http://www.youtube.com/watch?v=oz79M8sCuZI

「Goddess」
落ち込んでいる時に聴くと、女神が舞い降りてきそうな感動的なバラード。

「Good Dad」
オーソドックスなジャズ・マナーの曲ですが、実に小粋にキメてくれます。

「Home」
シリアス・モードな仕上がりです。アルバムでは一番地味な曲かも?

「Do It (Jazzclub Vers) 」
ラストはタイトル曲の別ヴァージョン。クラブジャズ・テイストのスタイリッシュな仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=SKbD9T8ek0E

Karen Lano『My Name Is Hope Webster』も近々紹介したいのですが、現在Amazonでは扱いがありません。取扱い次第紹介しますね。
posted by ez at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック