さて、2009年も残すところ僅か。
当ブログではカテゴリーを10年刻みの年代で設定しているので、年が明けると新カテゴリー"2010年代"を設定することになります。そこで自分なりに2000年代(2000-2009年)の音楽ライフを振り返り、この10年を象徴する10枚を選んでみました。
最初は2000年から各年1枚ずつセレクトしようと思ったのですが、そのような選び方だと自分らしいセレクトにならないので止めました。
ただし、この10枚は"2000年代のマイ・ベスト10"というセレクトではありません。
あくまで僕の音楽ライフを象徴する10枚という点をご理解下さい。
※全て過去記事で紹介済の10枚なので、興味がある作品は過去記事もご参照下さい。
Common『Like Water For Chocolate』(2000年)
「The Light」
http://www.youtube.com/watch?v=W_-qRcHAhzk
Angie Stone『Mahogany Soul』(2001年)
「Wish I Didn't Miss You」
http://www.youtube.com/watch?v=J7PgJbCfTZQ
Musiq『Soulstar』(2003年)
「Forthenight」
http://www.youtube.com/watch?v=8fPlFxnIlSQ
Steve Winwood『About Time』(2003年)
「Different Light」
http://www.youtube.com/watch?v=lsQsfTVQ_L0
Alicia Keys『Diary Of Alicia Keys』(2003年)
「If I Ain't Got You」
http://www.youtube.com/watch?v=fDcISV0NEJI
Raw Artistic Soul『What About Love』(2005年)
「Corazon」
http://www.youtube.com/watch?v=beyFhD4vfxw
Mario Biondi & The High Five Quintet『A Handful Of Soul』(2006年)
「This Is What You Are」
http://www.youtube.com/watch?v=5IzccDy94Zg
Maria Rita『Samba Meu』(2007年)
「Ta Perdoado」
http://www.youtube.com/watch?v=Zap_txvFTGg
Various Artists『Kero One Presents:Plug Label』(2007年)
「In All The Wrong Places」
http://www.youtube.com/watch?v=O9UDTOveUyk
Marina Martensson『Fences』(2009年)
「Coffee Everyday」
http://www.youtube.com/watch?v=D-2L32GweUQ
2000年代前半(2000-2004年)はR&B/Hip-Hop中心の音楽ライフでした。
僕の2000年代音楽ライフは、D'Angelo『Voodoo』、Erykah Badu『Mama's Gun』、Common『Like Water For Chocolate』というSoulquariansが届けてくれた3枚のアルバムでスタートした印象が強いですね。今聴いてもこの3枚の素晴らしさには魅了されます。
2000年代を通じて僕を楽しませてくれたR&Bシンガーが男性Musiq Soulchild(Musiq)、女性Angie Stoneの2人です。2000年代ならではのソウル・スタイルで、いつ聴いても安心できます。
90年代の音楽ライフと比較した場合、最大の変化はロック離れに拍車がかかり、ロックの新譜を殆ど聴かなくなった点かもしれません。多分、2000年代前半は年10〜20枚、2000年代後半は年5枚程度しかロック新譜を購入していません。そんな中で最もグッときたロック・アルバムはSteve Winwood『About Time』(2003年)でした。
また、大ヒットしたメジャー・アルバムでは、Norah Jones『Come Away With Me』(2002年)、Alicia Keys『Diary Of Alicia Keys』(2003年)の2枚が印象に残っています。両者とも最近新作をリリースしたばかりですが、過去の自分を乗り越えようと悪戦苦闘しているようですね。
2000年代後半(2005-2009年)の音楽ライフは、当ブログのスタート(2005年9月)も大きく影響していると思います。2000年代前半との大きいな違いは、R&B/Hip-Hop以外のジャンルを聴く比重が年々高まったことでしょうね。
ハウス/クラブ・ミュージックについては以前も今も細々と聴いている程度ですが、Raw Artistic Soul『What About Love』(2005年)のような作品に出会えることを常に期待しています。
当ブログの過去記事を見てもわかるように、2007年頃からクラブジャズとブラジル音楽にハマっていきました。そのきっかけとなった作品がクラブジャズではMario Biondi & The High Five Quintet『A Handful Of Soul』(2006年)、ブラジル音楽ではMaria Rita『Samba Meu』(2007年)でした。
また、Hip-Hopでもアングラ・ジャジーHip-Hopを好んで聴くようになりました。Various Artists『Kero One Presents:Plug Label』(2007年)あたりがジャジーHip-Hopの魅力を堪能するには最適なアルバムかもしれません。
こうして振り返ると、2007年が大きなターニング・ポイントとなり、クラブジャズ、ブラジル、ジャジーHip-Hopという現在の僕の音楽ライフ新三本柱が形成された気がします。
そして、現時点(2009年)の僕はMarina Martensson『Fences』に代表される英米以外の女性SSWに魅了されています。
次の10年で僕の音楽ライフはどの方向に向かうのか?自分でも楽しみにしています。