2006年02月26日

Jungle Brothers『Done By The Forces Of Nature』

Hip-Hopクラシック☆Jungle Brothers『Done By The Forces Of Nature』
Done By the Forces of Nature
発表年:1989年
ez的ジャンル:ハウス風味のアフリカ回帰系Hip-Hop
気分は... :何か虚脱感で一杯...

昨日は何故だか虚脱感タップリのまま1日を過してしまった。
何故だろう?オリンピックの女子フィギュアで盛り上がりすぎたのか?
いろいろやらなければいけない事が山積みなんだけどね!

まぁ、気持ちがノラない時に、無理に何かをやっても大抵はムダに時間を費やすだけなので、ボーッと1日過し、また今日からスイッチを入れ直しマス。

久々にHip-Hopを!今回はDe La SoulA Tribe Called Questと並ぶNative Tongues一派を代表するグループJungle Brothersの2ndアルバム『Done By The Forces Of Nature』デス。

Jungle BrothersはAfrika Baby Bambaataa、Mike G、Sammy Bの3人組であり、1988年に1stアルバム『Straight Out The Jungle』を発表しまシタ。

『Straight Out The Jungle』もHip-Hopクラシックとして有名だけど、僕にとっては今回紹介する2ndの方が愛聴盤デス。というかこのアルバムがJungle Brothersとの出会いであり、その時のインパクトがかなり強かったもので。あまりセールスには結び付かなかったけど、Hip-Hopとハウスが融合した独自のトラックとアフリカ回帰への思いが相まって、素晴らしい名盤に仕上がっていマス。

参加メンバーも、De La Soul、A Tribe Called Questに加え、Monie Love、Queen Latifah、KRS One、Caron Wheeler(当時Soul II Soul)、Tei Towa(アルバムの大半は当時のNYの彼のウチで作られたらしい)といった僕好みのメンツ。

僕がこのアルバムを購入したのは、90年に入って間もなくだけど、ちょうどHip-Hopもハウスも聴き始めの時期で、どちらのジャンルもまだまだよくわからん時期だった。当時はあまり気付かなかったけど、今このアルバムを聴くと、この頃はHip-Hopとハウスって案外近い所にあったように思えマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Beyond This World」
疾走感溢れるHip-Hopなんだけと、エレクトロなテイスト溢れるオープニング曲。De La SoulA Tribe Called Questあたりの音を想像していたら、いきなり(いい意味で)予想を裏切られた記憶がある。Afrika Bambaataa「Looking for the Perfect Beat」、Jimmy Spicer「Adventures of Super Rhymes」ネタ。

「Feelin' Alright」
個人的にはアルバムで一番好きな曲。Cameo「Rigor Mortis」ネタのトラックがメチャカッチョ良いと思いマス。

「Sunshine」
ちょっと怪しげな陽光といった趣の曲。Alexander O'Neal「Sunshine」Parliament「Flash Light」、Roy Ayers「Life is Just a Moment Pt.2」、John Hammond「Fantasy」、「Shifting Gears」ネタ。

「What U Waitin' 4?」
彼らの代表曲とも呼べれるファンキーなヒップ・ハウス・ナンバー。初めて聴いた時、何か不思議な音空間の曲に聴こえまシタ。Hamilton Bohannon、Earth, Wind & Fire、Kool & the Gang、Parliament、People's Choice、First Choice「Love Thang」などがネタっす。

「U Make Me Sweat」
「Feelin' Alright」の次に好きな曲。単にZappファンなので、「Dance Floor」がネタで嬉しいだけなのですが。でも、とっても粘り腰のトラックに仕上がっていマス。Indeep「Last Night a DJ Saved My Life」、J.B.'s「The Grunt」、Inner Life「I'm Caught Up (In A One Night Love Affair)」も使われていマス。

「Done By The Forces Of Nature」
当時、Jungle DJ “Towa” Towaと名乗っていた若きTei Towaが参加したタイトル曲。Teiさんらしい洒落たトラックに仕上がっていマス。途中に日本語で“自然の力が大地を駆ける!”と言っているように聴こえるんだけど、コレってTeiさんの声なのかな???このフレーズやその後にPharoah Sanders「Elevation」がサンプリングが使われているあたりに、とってもアフリカ的なものを感じる曲デス。

「J. Beez Comin' Through」
これもクラシック・ナンバーとして人気の曲。このあたりはNative Tongues一派らしいファンキーで楽しい曲デス。Jimmy Castor Bunch「The Return of Leroy」、J.B.'s「Introduction to the JB's」、「Same Beat」ネタ。

「In Dayz '2' Come」
とってもクールなトラックがカッチョ良い曲。Junior「Mama Used to Say」、S.O.U.L.「Burning Spear」ネタ。

「Doin' Our Own Dang」
De La Soul、Q-Tip、Monie Love、Queen LatifahをフューチャーしたNative Tongues一派大集合のポッセカット。トラックもNative Tongueらしく楽しげで大盛り上がり間違いナシの曲デス。Commodores「I Like What You Do」、Raw Silk「Do it to the Music」などをネタにしたRemixも聴きものデス。

よ〜し、オリンピック気分はもう忘れて、気合い入れ直して頑張るぞー!
posted by ez at 01:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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