2006年03月01日

Valerie Carter『Wild Child』

AORファン、Free Soulファンを魅了する歌姫☆Valerie Carter『Wild Child』
ワイルド・チャイルド(紙ジャケット仕様)
発表年:1978年
ez的ジャンル:恋する乙女系AOR
気分は... :☆Trying to Get to You!☆

昨晩はサッカー日本代表の親善試合、対ボスニア・ヘルツェゴビナをTV観戦。ドイツW杯までの唯一注目すべきゲームだったので、今年初めて代表戦を真剣に観まシタ。今朝の新聞は引き分けという結果を大きく取り上げるんだろうけど、この段階では結果は関係ないでしょ!勝敗は別として、いい本番のシミュレーションになったのでは?

個人的には、3バックではなく、4バックでの代表をずっと熱望してきたので、本番モードの今回の試合を4バックで戦ったのは嬉しかった。ただし、僕の構想だと左サイドバックは三都主ではなく中田浩二なんだけどね。基本的にはジーコのセレクトに文句は無いけど、三都主を使い続けるのだけは理解できません。

小野、稲本を先発から外した中田英、中村、小笠原、福西のMF4人は結構良かったよね。個人的には小野を先発で観たいけど、中田英、中村、小野というパサー・タイプの似通った3人を同時に使うよりも、堅守の福西、パサー+シャドーストライカーの小笠原、ドリブラー松井のようにタイプの違うメンバーを組み合わせた方が、チームとしてしっくりくる気がするねぇ。今日は4-4-2のフォーメーションだったけど、4-3-3や4-2-3-1のオプションも観ておきたかったなぁ。代表の話はいくら書いても限がないので、この位で。

今回は、久々にAORらしいアルバムValerie Carter『Wild Child』っす。

Valerie Carterは、Jackson Browne、Linda Ronstadt、James Taylor、Rod Stewart、Earth Wind & FireDiana Rossなど数多くの一流のアーティストのバック・コーラスを努めてきたシンガー。

1stアルバム『Just A Stone's Throw Away』と2ndアルバム『Wild Child』のどちらにしようか迷ったけど、よりAOR色の強い『Wild Child』にしやシタ。『Jus a Stone Throw Away』のジャケ写真の可愛いValerieも捨て難いんだけどねぇ〜。

Steve Lukather、Steve Porcaro、Jeffrey PorcaroといったToto勢、Chuck Rainey、Ray Parker,Jr.、Jay Graydon、Lenny Castroといった豪華なバック陣を従え、しなやかなValerieのボーカルを堪能できるアルバムっす。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Crazy」
複雑な女性の恋心を歌ったナンバー。AORらしいクールでオシャレなポップ・ナンバーっす。

「Da Doo Rendezvous」
AORファンを魅了するミステリアスな雰囲気をもったラブソングっす。この曲をアルバムのハイライトに挙げる人も多いのでは?

「What Become of Us」
「Trying to Get to You」と並ぶ僕のお気に入り曲。“私達はどうなってしまうの?”という恋の破局の歌なんだけど、曲としては“何とかなるさ!”ってカンジでだんだんと盛り上がってくるカンジが好きっす。

「Taking Long Way Home」
エレピの切なくメロウな音色が印象的なナンバー。後半のサックスもAORらしくて何ともイイっす。

「Lady in the Dark」
楽曲の良さが光るナンバー。Valerie、プロデューサーJames Newton Howard、Steve Lukatherという3人による共作っす。よくTotoの1st収録の「Rockmaker」に酷似云々の話を聞くけど、個人的には全然違うと思うねぇ。そもそも同じTotoでも、「Rockmaker」はLukatherではなく、David Paichの作品だしね!

「Blue Side」
甘く切ない絶品スロー。若かりし頃の甘く切ない恋を思い出しマス。

「Trying to Get to You」
昨年惜しくも亡くなったChi LitesのリードボーカルEugene Recordの作品。この曲はFree Soulファンにはお馴染みのナンバーですよねっ。僕もアルバム中一番のお気に入りデス。楽曲、アレンジ、ボーカル三位一体でカンペキな曲。オリジナルは、Eugeneのソロアルバム『Trying to Get to You』に収録されていマス。う〜ん、Trying to Get to Youするぞ〜!

「Wild Child」
憂いを帯びたタイトル曲。自由奔放なWild Childな男と付き合うと、女性は疲れて果ててしまうのかねぇ?

名曲「Ooh Child」を含む1st『Just A Stone's Throw Away』は、いい意味でも、悪い意味でもバラエティに富んでいて、本作とは違った味わいのアルバムに仕上がっていマス。僕はコレはコレで好きっす。
posted by ez at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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