2010年02月25日

Third Wave『Here & Now』

ジャズ・コーラス&ソフト・ロック好きを魅了する5姉妹のピュア・コーラス☆Third Wave『Here & Now』
Here & Now
発表年:1970年
ez的ジャンル:ピュア&エキゾチック系女性コーラス
気分は... :不思議なスパイスが...

ここ数日のseesaaブログのメンテ長期化ですっかり下げモードです。
毎回思うのですが、seesaaってトラブル発生時の対応が下手ですね。

残念ながら、ユーザーが何に対してイライラしているのかという点を理解していないのでしょうね。

さて、今回はピュア&エキゾチックな1枚Third Wave『Here & Now』(1970年)です。

Third Waveは、GeorgieSteveReggieJamieJodyEnte5姉妹から成る女性コーラス・グループ。5姉妹はカリフォルニア在住のフィリピン系移民三世であり、"Third Wave"というグループ名はそれに因んだもののようです。

今日紹介する『Here & Now』(1970年)はグループ唯一のアルバムであり、ドイツの名門ジャズ・レーベルMPSからのリリースされたものです。レコーディングもミュンヘンで行われました。

本作のプロデュース&アレンジを手掛けたのはGeorge Duke。当時彼のトリオのベーシストであったJohn Heardが彼女達を見出した模様です。

レコーディングにはGeorge Duke Trio(George Duke、John Heard等)やStu Martin(ds)等が参加しています。

本作リリース時の5姉妹の年齢は13〜19歳であり、初々しい少女達のピュアな歌声が大きな魅力となっています。そんな彼女達の魅力を引き出すべく、
George Dukeのいい仕事ぶりも光ります。

ジャケはアシッドな雰囲気ですが、中身はジャズを基本にポップス、ロック、ソウル等の要素を取り入れた、間口が広く親しみやすいコーラス作品に仕上がっています。

その意味でジャズ・コーラス好きに加えて、ソフト・ロック好き、特にFree Designあたりが好きな人も相当グッとくる作品なのでは?

音にダイレクトに反映されているわけではありませんが、彼女達の持つエキゾチックな雰囲気が作品に不思議なスパイスを与えている気がします。

全曲紹介しときやす。

「Waves Lament」
オススメその1。ジャズ・ボッサのリズムをバックに彼女達の初々しい歌声が爽快に響き渡ります。緩急をつけたGeorge Dukeのアレンジもグッド!セルメン好きの人は間違いなく気に入ると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=cZUYcrOYrC8

「Niki」
オススメその2。John Heard作。ポップなメロディに思わずグッとくる!ソフト・ロック好きにはたまらない仕上がり。

「Maiden Voyage」
オススメその3。Herbie Hancockの名曲をカヴァー。原曲の持つモーダルな雰囲気を活かしながら、ミステリアスなコーラスを聴かせてくれます。彼女達の持つミステリアスな雰囲気と実にマッチしています。

「Got to Get You into My Life」
オススメその4。The Beatlesのカヴァー。軽快なアレンジ&ジャズ調ヴォーカルが初々しい躍動感を生み出しています。

「Stormy」
オススメその5。The Classics IVの名曲カヴァー。オリジナルの持つメロディアスな雰囲気を活かしたドリーミーなソフト・ロックに仕上がっています。Cafe Apres-midiのコンピにも収録されている人気曲です。

ここまでのオリジナルLPA面5曲が超強力です。

「Chloe」
Gus Kahn/Neil Moret作のスタンダード・カヴァー。モロにSwingle Singers風のジャズ・コーラスに仕上がっています。まぁ、MPS作品なのでこういう感じの曲は必須なのかもしれませんね(笑)

「Once There Was a Time」
メンバーのJamieによるオリジナル。アルバム中最も優しく包まれる雰囲気の仕上がりです。彼女達の持つピュアな魅力が伝わってくるのがいいですね。

「Eleanor Rigby」
The Beatlesのカヴァー2曲目。ドラマチックな展開が印象的です。必ずしも好きなアレンジではありませんが、コーラス・グループとしての実力を示すのに必要なのかもしれませんね。
http://www.youtube.com/watch?v=d_ALqBYblJQ

「Don't Ever Go」
メンバーのReggieによるオリジナル。アコースティック・ギターの響きとピュア・コーラスの相性がバッチリ!

「Cantaloupe Island」
Herbie Hancockのカヴァー2曲目。ファンキーなアレンジをバックにいかしたスキャットを聴かせてくれます。

五輪女子フィギュアSPに興奮しました!
浅田真央、キム・ヨナ、ジョアニー・ロシェットという上位三選手の演技は観る者を魅了しましたね。また、演技終了後に見せた三者三様の表情も実に印象的でした。

明日のフリーも勝ち負けやメダル争い云々よりも、三選手がノーミスで終えて欲しいですね。それによって、浅田選手とキム選手を国民の期待という重圧から解放してあげたいし、ロシェット選手には天国のお母さんへ思いを届けて欲しいですね。

五輪女子フィギュア史上に残る名試合を目撃できる予感がしますね!

posted by ez at 02:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
へー、こんなグループがいたんですね。
なかなか面白い。
Posted by ドコドン at 2010年02月25日 11:30
☆ドコドンさん

ありがとうございます。

ジャケの雰囲気とは異なり聴きやすいですが、
独特の雰囲気を持った作品だと思います。
Posted by ez at 2010年02月26日 02:33
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