発表年:2002年
ez的ジャンル:ボンゴ&オルガン系モッド&ファンキー・グルーヴ
気分は... :パワー不足(泣)
仕事に忙殺されてブログ更新する時間がありません(泣)
気力・体力ともにパワー不足(泣)
Big Boss ManのフロントマンNasser Bouzidaのソロ・プロジェクトThe Bongolianの1stアルバム『The Bongolian』(2002年)です。
The Bongolianの紹介は、3rdアルバム『Outer Bongolia』(2007年)に続き2回目となります。The Bongolian名義ではそれ以外に2ndとなる『Blueprint』(2006年)もリリースしています。
Big Boss Manは、Nasser Bouzida、Trevor Harding、Scott Milsom、Nick Nicholsの4人組。ハモンドオルガンを中心にしたファンキーでグルーヴィーなサウンドを聴かせるグループです。これまで『Humanize』(2001年)、『Winner』(2006年)、『Full English Beat Breakfast』(2009年)といったアルバムをリリースしています。
そんなBig Boss ManのフロントマンNasser Bouzidaがスタートさせたソロ・プロジェクトがThe Bongolian。おそらくプロジェクト名は当ブログでも紹介したThe Incredible Bongo Bandのファンキー・チューン「Bongolia」に由来したものだと思います。
サウンドもプロジェクト名の通り、100%のボンゴ・ヴァイヴスでソウル/ジャズ/ファンク/ラテンロックを融合させたクロスオーヴァーなファンキー・グルーヴです。
1stとなる本作『The Bongolian』は、以前に紹介した3rdアルバム『Outer Bongolia』ほど"モッド&モンド"なクセはありませんが、モッドな雰囲気が漂うグルーヴィー・チューンが揃っています。
パワー不足を立て直すために、元気な音楽を聴かないとね!
全曲紹介しときやす。
「Rollin With You」
Booker T. & the MG'sあるいはBrian Auger & The Trinityあたりがお好きな人はグッとくるであろうグルーヴィー・チューン(他の曲もそうですが)。
「Merve Plays Vibes」
モッド&モンドな雰囲気が漂うThe Bongolianらしい1曲。このクセのある雰囲気もThe Bongolianの魅力ですね。
「Bongohead」
本作のハイライト。シングルにもなりました。ボンゴのパカポコ感が満喫できるパーカッシヴなファンキー・チューン。聴いているだけでみんな脳内が侵食されてBongoheadになりそう(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=lTAgGvePfeM
「The Fatback Showdown」
ソウルフルなハモンド・オルガン・グルーヴが堪能できます。ソウルフルな中にもどこかB級なスペイシー感があるのがいいですね。
「Champagne And Pizza」
「Bongohead」と並ぶ本作のハイライト。センスの良さでは本曲が一番かもしれませんね。小粋なハモンドとパーカッシヴなリズムがマッチした切れ味鋭いファンキー・グルーヴ。
「Dirt Sweat And Bones」
パーカッションに負けじとドラムブレイクも格好良い1曲。途中Bob James「Take Me to the Mardi Gras」風のリズムが飛び出すのも楽しいですね。
「Madman In Africa」
タイトルからも想像できるようにFela Kutiあたりを意識したような覚醒的なオルガン・サウンドが飛び出すアフロビート風の仕上がり。
「The Shackles Of Ramm」
個人的には「Bongohead」「Champagne And Pizza」と並ぶお気に入り曲。パーカッション&オルガンを前面に押し出し、思い切りハジけて楽しんでいる感じが大好きです。
「Flight Through The Five Galaxies」
サイケ&スペイシーな雰囲気も漂うオルガン・グルーヴ。トリップ感のあるサウンドにグッときます。
「16 Valve News Reel」
ラストはクール&ダークな雰囲気が格好良いクロスオーヴァーなグルーヴィー・チューン。色々な音楽の要素が抜群のセンスでギュっと詰め込まれています。
『Blueprint』(2005年)
『Outer Bongolia』(2007年)
Big Boss Man『Humanize』(2001年)
Big Boss Man『Winner』(2006年)
Big Boss Man『Full English Beat Breakfast』(2009年)
私も家にあるボンゴを頭に乗せたら
妻は119番電話するでしょう。
ありがとうございます。
本作のようにボンゴを思い切り叩きまくり、スッキリしたい気分です。