2010年05月31日

Reverie『Reverie』

「In Every Way」は要チェック!☆Reverie『Reverie』
レベリー
発表年:1980年
ez的ジャンル:USローカル・フュージョン
気分は... :まずは「In Every Way」ですな!

今回はフィラデルフィアのローカル・シーンで活躍していた4人組フュージョン・バンドReverieのデビュー・アルバム『Reverie』です。今年、世界初CD化された作品です。

グループに関する情報が全くないので、ライナーノーツの情報を整理すると以下のとおりです。

Mark Knox(key)とJim Miller(ds)の二人が故郷のインディアナポリスで1970年代半ばに活動を開始したのがReverieの歴史の始まりのようです。その後、拠点を東海岸に移し、Ed Yellen(sax)、Gerald Veasley(b)の二人が加入し、4人のラインナップが揃いました。

アルバムとしては、1stとなる本作『Reverie』(1980年)、2nd『Watch the Skies』(1982年)、3rd『Reverie In Concert』(1985年)、4th『Tunnel Vision』(1991年)という4枚をリリースしています。

ベースのGerald Veasleyはその後Grover Washington Jr.のバンドで活躍したり、ソロ作品も数多くリリースしています。

本作『Reverie』は1979年にレコーディングされ、1980年にリリースされたデビュー・アルバムであり、メンバー以外に有名ギタリストLarry Coryell(g)とStan Slotter(tp、flh、fl)の二人がゲスト参加しています。

たまたまCDショップで本作の真っ赤なジャケ(上記のジャケ画像ではわかりづらいですが)が目に留まり、試聴したのが購入のきっかけでした。1曲目のブラジリアン度数の高い「In Every Way」を聴いてグッときてしまいました。さらに曲目を確認すると、ボーナス・トラックに当ブログでもイチオシの和製ボッサ・バンドImmigrant's Bossa Bandによる「In Every Way」のリエディットも収録されているのも発見!こうして購入決定という運びとなりました。

アルバム全体としては、ハイライト曲「In Every Way」が突出しているのも事実ですが、単調なアルバム構成にはなっていないので楽しめます。モロにフュージョン一辺倒ではない感じがいいですね。

まずは「In Every Way」1曲のみでも相当楽しめると思います。

全曲紹介しときやす。

「In Every Way」
本作のハイライト。前述のように僕はこの至極のブラジリアン・フュージョンを聴いて購入を決めました。Gilles Petersonによるコンピ『Digs America, Vol. 2』にも収録されるなどクラブシーンでも人気の高い1曲のようですね。聴いていると、心が晴れ晴れとする爽快さがたまりません。ブラジリアン・フレイヴァーの中にワルツを織り交ぜる小粋なセンスにも脱帽です。Mark Knox作。
http://www.youtube.com/watch?v=0Wkhx_jilgk

「For You」
幻想的かつロマンチックなバラード。作者であり演奏でも主役のEd Yellenのサックスを堪能しましょう。

「Indian Summer」
ミステリアスな序盤を経て疾走するジャズ・グルーヴ。Mark Knox作。フュージョン一辺倒にならないのがいいですね。

「Stop & Be Friendly」
Larry Coryellを迎えたスリリングなファンキー・チューン。緊迫感の高さが伝わってきます。Larry Coryellと共にベースのGerald Veasleyのプレイが目立ちます。Ed Yellen作。

「Caribbean」
前半のジャズ・ファンクな展開から中盤以降は高速フュージョンになってきます。"カリビアン"ってイメージはビミョーな気もしますが(笑)。Mark Knox作。

「Whatever It Takes」
ラストもブラジリアン・フレイヴァーな演奏で締め括ってくれます。ホーン隊の活躍と作者Gerald Veasleyのファンキー・ベースが目立ちます。

CDには「Water Ballet」「In Every Way(Immigrant's Bossa Band Nobu's Re:edit)」の2曲がボーナス・トラックで追加収録されています。特に後者はオリジナル同様楽しめると思います。

昨日のサッカー「日本対イングランド」は楽しめましたね。

マスコミが騒ぐほど善戦したとは思いませんでしたが、中村俊を外し、アンカーを置く布陣は本番でもぜひ採用して欲しいです。個人的には稲本を使って欲しいですね。
posted by ez at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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