発表年:2010年
ez的ジャンル:ソウル・ディーヴァ系ディープ・ソウル
気分は... :細部は覚えていませんが・・・
W杯第2日の3試合はそれぞれ興味深い3試合でしたが、昨晩はプライヴェートでハッピーなことがあり、調子に乗って酒を飲みすぎてしまい、試合の細部をあまり覚えていません(泣)
まぁ、韓国強し!、アルゼンチン勝ったけれど・・・、イングランド弱点露出!という印象でしょうか。特に韓国は素晴らしかったですね。史上最強というのも頷ける完璧な試合運びでした。羨ましい限りですね。
今回は現代R&Bシーンでも屈指のソウル・ディーヴァLeela Jamesの新作『My Soul』です。
Leela Jamesの紹介は『A Change Is Gonna Come』(2005年)、『Let's Do It Again』(2009年)に続き3回目となります。
メジャーのWarnerからリリースしたデビュー作『A Change Is Gonna Come』で素晴らしいディープ・ソウルを聴かせ大きな注目を浴びたLeelaでしたが、2nd『Let's Do It Again』は老舗インディ・レーベルShanachieからのリリースとなり、一部からは絶賛されたものの地味な扱いであったのは実に残念でした。
今回の3rd『My Soul』は名門Staxからのリリースとなります。前作『Let's Do It Again』はカヴァー集でしたが、本作は全てオリジナル曲で勝負!相変わらずのディープ・ソウルを堪能できます。
前作は全てセルフ・プロデュースでしたが、本作はGerrard Baker、Kadis & Sean、Steve "Supe" White、Ray Murray & Malik Albert、Carl "Chucky" Thompson、Butter、Carvin "Ransum" Haggins & Ivan "Orthodox" Bariasといった多彩なプロデューサーが起用されています。Carl "Chucky" Thompsonはデビュー作でもプロデュースしていましたね。
それ以外にデビュー作で多くの楽曲をプロデュースした"Comissioner" Gordon Williamsや2ndでバック・ヴォーカルを担当していたAndrea Martinが楽曲提供し(Andrea Martinはバック・ヴォーカルでも参加)、さらに新作『The Love & War MasterPeace 』をリリースしたばかりの男性R&BシンガーRaheem DeVaughnがゲスト参加しています。
全体的にはLeelaのソウル魂を前面に押し出したディープなソウル・アルバムに仕上がっています。敢えて、レトロなトラックに仕上げている楽曲が多いのも良いですね。
まぁLeelaの場合、バックのサウンド云々に関係なく圧倒的な存在感がありますが(笑)
タイトル通り、LeelaのMy Soulを堪能できる1枚です。
全曲紹介しときやす。
「I Ain't New To This」
オープニングからディープに迫ります。この存在感!このエモーション!これぞLeela James!これぞMy Soul!って感じですね。Gerrard Bakerプロデュース。Millie Jackson「Solitary Love Affair」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=ZzXRSO6PMvk
「So Cold」
Kadis & Seanプロデュース。少し抑えた感情表現とクールなサウンドがマッチしています。
「The Fact Is」
Steve "Supe" Whiteプロデュース。何気ない雰囲気なのですが、自然なソウル・ハートを感じます。The Moments「Lovely Way She Loves」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=4QPaNEIfoGc
「I Want It All」
シンプルなバックとLeela Jamesのリード&バック・ヴォーカルが一体化して極上のソウル・ワールドを堪能できます。Ray Murray & Malik Albertプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=I0VOkOncJ8U
「Party All Night」
Carl "Chucky" Thompsonプロデュースのミッド・チューン。Leela Jamesというシンガーをよく知っている"Chucky" Thompsonならではの余裕の仕上がり。
「Mr. Incredible - Ms. Unforgetable」
Raheem DeVaughnとのデュエット曲。ヴィンテージ感の漂うソウル・バラードに仕上がっています。仲の良い二人のデュエットだけあって呼吸もピッタリといった感じですね。Carl "Chucky" Thompsonプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=G20Yz3qtam8
「Tell Me You Love Me」
アルバムからの1stシングル。"Comissioner" Gordon WilliamsとAndrea MartinとLeelaがソングライティングを手掛けています。The Manhattans「Then You Can Tell Me Goodbye」ネタのハートフルなトラックをバックに、Leelaが心に奥にじんわり響く素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。Andrea Martinのバック・ヴォーカルもグッド!Gerrard Bakerプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=mnYZDapj1tQ
「Let It Roll」
Carl "Chucky" Thompsonプロデュースのミッド・チューン。確信犯的なレトロ・トラックがヤバいですね。
「Supa Luva」
Butterプロデュース。ソウルではなくR&Bっぽい仕上がりです。アルバムのアクセントとしてはいいかもしれませんが、個人的にはアルバムで唯一イマイチな印象の仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=V7H3zP_SSq0
「If It's Wrong」
Musiq Soulchild等の作品でお馴染みCarvin "Ransum" Haggins & Ivan "Orthodox" Bariasプロデュース。シリアス・モードで迫ります。
「It's Over」
Carvin "Ransum" Haggins & Ivan "Orthodox" Bariasプロデュース。ラストはディープに締め括ってくれます。Hodges, James & Smith「Can't Be Alone」ネタ。
過去記事もご参照下さい。
『A Change Is Gonna Come』(2005年)
『Let's Do It Again』(2009年)
ビルボードに来ることをしって、新作が出てることを知りました。
生声とか聴いたらかなりいいんだろうなあと思います。チケットの状況を見たら全然売れてなさそうなのでちょい心配ですが。。。カジュアル席とかでさらっと聴きに行こうかなと企ててみたりしてます(笑)
ありがとうございます。
前作がインディ・レーベルからのリリースだったので地味な印象になっているのかもしれませんね。本作も圧倒的な存在感のあるソウル・アルバムに仕上がっていますので、ぜひチェックしてみて下さいね!ご指摘のように、きっとライブ栄えする人だと思います。