2010年07月13日

Gloria Gaynor『Experience Gloria Gaynor』

キュートなダンス・チューン満載!☆Gloria Gaynor『Experience Gloria Gaynor』
エクスペリエンス・グロリア・ゲイナー
発表年:1975年
ez的ジャンル:サバイバル系ディスコ・クイーン
気分は... :恋も仕事もサバイバル?

ここ1〜2週間は毎日時間との勝負です。
1時間が実に貴重な時間に感じられます。
そのせいでブログの記事作成もかなり省エネ・モードになっています(泣)

今回は「I Will Survive」 でお馴染みのディスコ・クイーンGloria Gaynorが1975年にリリースしたアルバム『Experience Gloria Gaynor』です。

Gloria Gaynorは1949年ニュージャージー生まれの女性シンガー。

1960年代はSoul Satisfiersの一員として活動していましたが、目立った成功を収めることはありませんでした。その後下積み生活が続きますが、1974年のシングル「Honey Bee」のリリースより、ソロ活動を活発化させます。そして、「Honey Bee」に続くシングル「Never Can Say Goodbye」(Jackson 5の大ヒット曲のカヴァー)がディスコから火がつき、全米チャート第9位の大ヒットとなりました。

さらに1979年には「I Will Survive(邦題:恋のサバイバル)」が全米チャートNo.1の大ヒットとなり、ディスコ・クイーンDonna Summerらと並ぶ女性ディスコ・シンガーとしてその名を轟かせました。

「Never can say goodbye」
 http://www.youtube.com/watch?v=9yWevcMkgdU
「I Will Survive」
 http://www.youtube.com/watch?v=27IYSk3Ix3Q

良くも悪くも「I Will Survive(邦題:恋のサバイバル)」のイメージが強すぎる人ですよね。僕も長年そのイメージに支配されていて、正直色メガネで眺めていたシンガーだったのですが、本作『Experience Gloria Gaynor』を聴いて認識を新たにした次第です。

『Experience Gloria Gaynor』(1975年)は、『Never Can Say Goodbye』(1975年)に続くGaynorの2ndアルバムです。おそらく今日ではアルバム単位で最も人気のあるGloria Gaynor作品なのでは?

「Casanova Brown」「(If You Want It) Do It Yourself」「How High The Moon」「Walk On By」といったシングル4曲の出来栄えがサイコーですが、アルバム全体としても充実しています。本作を聴くと、Gloria Gaynorが意外とキュートなシンガーであると思う人も多いのでは?

サルソウル・ファンにはお馴染みTom Moultonがミックスを担当をしているのも注目です。

Norman Seefによるジャケ写真にもキマっています!

全曲紹介しときやす。

「Casanova Brown」
ハイライトその1。ガラージ・クラシックとして人気のメロウ・ダンサー。キュートな華やかなさにグッときます。僕の一番のお気に入り!中盤のブレイクもサンプリング・ネタとしてお馴染みですね。Jimmy Roach作。
http://www.youtube.com/watch?v=Mx45wz1Pt9E

「(If You Want It) Do It Yourself」
ハイライトその2。フリーソウル好きには『Free Soul Univers』に収録されていた本曲がハイライトかもしれませんね。キャッチーに弾けたディスコ・チューンです。Jack Robinson/James Bolden作。
http://www.youtube.com/watch?v=WTRZ53CUmw8

「How High The Moon」
ハイライトその3。1940年のミュージカル『Two For The Show』のために書かれた名曲のカヴァー(Morgan Lewis/Nancy Hamilton作)。サルソウル好きが歓喜するいかにもTom Moultonらしいド派手なダンス・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=VsT5AbxFZ3k

「The Prettiest Face I've Ever Seen」
強烈なダンス・チューン三連発の後は小休止・・・といった感じの落ち着いたミッド・チューン。これが案外良かったりします。Marie Cain作。
http://www.youtube.com/watch?v=iXhAWeo8mqw

「What'll I Do」
胸キュンな感動バラード。ダンス・チューンに埋もれて目立ちませんが、素晴らしい仕上がりだと思います。Burton Senior/Chris Essel作。

「Tell Me How」
この曲も大好き!休日の朝にでも聴きたい爽快メロウ・グルーヴ。キュートなラブリーモードにグッときます。Lester Hodelin作。
http://www.youtube.com/watch?v=kaRuPOIZj1Y

「I'm Still Yours」
しっとりと歌い上げる哀愁バラード。Gloria Gaynorのシンガーとして実力を堪能しましょう。Gloria Gaynor自身のソングライティングですが、曲自体もなかなかグッドなのでは?。
http://www.youtube.com/watch?v=z4OFDlUD7Sk

「Walk On By」
ハイライトその4。ラストはHal David/Burt Bacharach作の名曲カヴァー。当ブログではCal TjaderAverage White Bandのカヴァー紹介済みです。本ヴァージョンは大胆に変貌を遂げたディスコ・チューンとして聴かせてくれます。Das EFX「Krazy Wit Da Books」、EPMD「Intrigued」のサンプリング・ネタにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=yF7FhlXmVSE

Das EFX「Krazy Wit Da Books」
 http://www.youtube.com/watch?v=eMZ65DA9pPs
EPMD「Intrigued」
 http://www.youtube.com/watch?v=mPAT6-uCi8w

CDには「Casanova Brown」「(If You Want It) Do It Yourself」「How High The Moon」「Walk On By」のシングル・ヴァージョンとシングルのB面曲であった「My Man's Gone」の5曲がボーナス・トラックとして収録されています。

他のGloria Gaynor作品もチェックしてみて下さい。

『Never Can Say Goodbye』(1975年)
Never Can Say Goodbye

『Park Avenue Sound 』(1978年)
GLORIA GAYNOR'S PARK AVENUE SOUND
「This Love Affair」
 http://www.youtube.com/watch?v=InmqYIwZzog

『Love Tracks』(1978年) ※「I Will Survive」収録
ラヴ・トラックス

『Gloria Gaynor』(1982年)
Gloria Gaynor

『I Am Gloria Gaynor』(1984年)
I Am What I Am
posted by ez at 05:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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