発表年:1976年
ez的ジャンル:20世紀ポピュラー音楽の世界遺産
気分は... :祝200回\(^〇^)/ワ〜イ
僕の数え間違えでなければ、今回が記念すべき200回目の投稿になります。
何の目的、意図もなく開始した単なる趣味のブログですが、こうやって続けられているのが不思議っす。正直、今のスタイルだと結構ツライ日もあるんだけどねぇ。これもこんなブログにお付き合い頂ける皆様のおかげデス。ホント、感謝!感謝!っすm(_ _)mまぁ、これからも気張らずにマイペースでやりマ〜ス!
さて、200回目まで続いていたら、必ず紹介しようと決めていたのが、Stevie Wonder『Songs In The Key Of Life』(1976年)っす。
他のアーティストの紹介の中で、何度もStevieの名を使いながら、これまで未登場だったのは今回の記念投稿まで待っていたためっす。
正直、僕は熱烈なStevieファンという訳ではない。Stevieより好きなアーティストは大勢いるし、Stevieの作品よりも好きな作品は山ほどある。それでも、僕が持っている全コレクションの中で最も完璧な作品は、Stevie Wonder『Songs In The Key Of Life』だと断言できる。
正確には、『Music of My Mind』(1972年)から『Talking Book』(1972年)、『Innervisions』(1973年)、『Fufillingness's First Finale』(1974年)という所謂三部作を経て『Songs In The Key Of Life』(1976年)に至る5作品が完璧と言うべきかもね。ホント、この5タイトルはミラクルだと思うね。もう、お気付きかもしれませんが、本ブログのサブタイトル“music of my mind”はアルバム『Music of My Mind』からの引用デス。
個人的には、ロックの革命児Beatlesの諸作品と同じくらい、Stevieのこの5作品は20世紀ポピュラー音楽世界遺産級の宝だと思うね。70年代のStevieは凄すぎたよ〜☆☆☆ただし、80年代に入り、『In Square Circle』(1985年) 以降の低迷ぶりは正直残念でならないけどね。
ということで、Stevie絶頂期の集大成的作品『Songs In The Key Of Life』デス。
このCD2枚組の超大作を1度で紹介するには収まりきれないので、今日と明日の2回に分けて紹介します。今日はCDで言うDisc1っす。
オリジナルは、LP2枚組+EP1枚というとてつもないボリュームだった。今回、久々に押入れの奥の方からLPを引っ張りだしてみたけど、中の福田一郎さんのライナーノーツを取り出して見てみたら、文字の印刷が読みづらいことに驚いた。これは元々印刷の品質が悪かったのか?それとも長い年月で劣化したのだろうか?
さて、今日紹介するDisc1は、LPの1枚目(A面、B面)とEPの片面(E面)が収録されていマス。レコード時代の感覚で聴くと、最後の2曲(昔のE面)は少し違和感があるんだけどねぇ。
オススメ曲を紹介しマス。
「Love's In Need Of Today」
オープニングは、「ある愛の伝説」という邦題がピッタリの重厚感のあるバラード。この曲を聴いていると、“人間愛”というワードを思い浮かべ、とれも神聖な気持ちになりマス。
この曲はGeorge MichaelやBlackstreet「Love's in Need」といったカヴァーや、Busta Rhymes(Feat. Erykah Badu)「One」でサンプリングされていますよね。個人的には、日本では殆ど知られていないCompanyという男性R&Bグループの1993年発表のカヴァーが秀逸だと思いマス。
「Village Ghetto Land」
シンフォニーの調べが美しいナンバー。Warren G.「Ghetto Village」ネタ。
「Sir Duke」
Stevieの代表曲と言えるお馴染みのナンバー。シングルカットされ、ポピュラーチャート、R&Bチャートの両方で全米No1に輝いた。ご存知の通りDukeとはジャズ・ジャイアントDuke Ellingtonのことデス。決してデューク東郷ではありません(実は僕はゴルゴ13好きっす)。とっても、スウィンギーで陽気な心和むナンバーですよね。DJ Jazzy Jeff & the Fresh Prince「Let's Get Busy Baby」の元ネタ。
「I Wish」
これまた全米ポピュラーチャート、R&Bチャートの共にNo1に輝いた大ヒット曲。『Talking Book』収録の名曲「Superstition(邦題:迷信)」の進化形ってカンジの曲ですよねっ!Will Smith(Feat. Dru Hill & Kool Moe Dee)「Wild Wild West」の元ネタ。
「Knocks Me Off My Feet」
イントロのピアノだけで僕のハートを射止めてくれたStevieの才能を感じる1曲。名曲ずくしのこのアルバムの中でも個人的にお気に入りの1曲っす。Donell Jonesが1stでカヴァーしていましたね。Ja Rule(Feat. Bobby Brown) 「Thug Lovin'」の元ネタ。
「Pastime Paradise」
とってもラテンなんだけど、とっても深刻な雰囲気のStevieらしいナンバー。この曲はCoolio「Gangsta Paradise」のサンプリング・ネタとしても超有名ですよね。他にもThree 6 Mafia「3-6 In Da Morning」の元ネタっす。あと詳しくは知らないけど、僕の大好きなElvis Costello & The Attractionsの名曲「I Wanna Be Loved」(1984年)の間奏部分って、この曲がモチーフのような気がするんだけど、僕の勘違いなのかなぁ?
「Summer Soft」
「Knocks Me Off My Feet」と並ぶDisc1での僕のお気に入り曲っす。昔から、僕は何故だかこの曲とポップ職人Todd Rundgrenの隠れた名曲「Cold Morning Light」(アルバム『Something/Anything』収録)をセットで聴くのが好きっす。
「Ordinary Pain」
Stevieらしいコード進行が何ともウレシイ1曲。Erykah Badu「Penitentiary Philosophy」の元ネタ。
「Saturn」
Michael Sembelloとの共作。Sembelloと言えば、映画『Footloose』のサントラ収録の大ヒット曲「Manic」が有名ですよね。 とっても神秘的なムードを持ったバラード。
「Ebony Eyes」
かなりポップな仕上がりですね。Paul McCartneyとのデュエットによる大ヒット「Ebony And Ivory」(1982年)をリアルタイムで聴いた時、この曲を聴き直して感慨深かった記憶がありマス。
明日のPart2(Disc2)もお楽しみに!
「この5タイトルはミラクル」「80年代の低迷ぶりは正直残念」
まったくもって同感であります!
僕もStevie Wonderは大好きなのですが
(拙BLOGでも音楽エントリーの40lが彼です笑)
あらためて考えてみると、CDは2枚しか持っていません。
あまりにも身近過ぎて意外とお金は使っていないんですね笑。
>福田一郎さんのライナーノーツ・・・文字の印刷が読みづらい
福田一郎さん、懐かしいな〜。コンサート会場で何度か見かけました。
僕も自分ので調べてみますね、読みにくくなっているかどうか笑。
ありがとうございます。
けんさんもレコードお持ちですか!このLP2枚組+EPへの出費で、当時はかなり財政難に陥りました(笑)
改めてレコードを眺めていると、CDでは感じ取れないスケールの大きな作品であることを再認識できますよね。
後ほど、けんさんのブログの音楽エントリーの方も拝見させていただきますね。
ありがとうございます。
記事に書いたStevieの70年代前半の5作品はほんとミラクルだと思います。
特に、若いR&B系リスナーの方にこのあたりの作品を聴いて欲しいですよね。
たまに、80年代以降のStevieしか聴いたことがないStevieファンを名乗るアンビリーバボーな人に出会うので(笑)
「music of my mind.」
上記のスティービーのアルバム関連の記事を書かせて頂きまして(なんと最初の記事でしたぁ)、ezさんのところへ流れてやって来ましたぁ。
このアルバムは、'70年代全盛期を締めくくる大作ですよねぇ〜!
個人的には、ベタなんですがノリノリの
♪Sir Duke.が好きですねぇ〜。
ホーンセクションが鳴りっぱなしの中での
スティービーの歌声は、いつになく陽気に聴こえます。
またお邪魔させて頂きますんで、
よろしくお願いしますm(__)m
ありがとうございます。
『Songs In The Key Of Life』は全てが聴きどころですよね。
それだけに好きな曲はかなり分かれるでしょうね。
僕などはその時の気分でお気に入りがコロコロ変わってしまいます。
今の気分ならば「As」か「Another Star」ですかね。
これからもお気軽にお立ち寄りください。