2010年08月19日

Pages『Pages』

AOR/サバービア好きはグッとくる!Pagesの1stアルバム☆Pages『Pages』
ファースト・ペイジズ
発表年:1978年
ez的ジャンル:アーバンAOR
気分は... :お好みのPages作品は?

AORファンにはお馴染みPagesの2回目の登場です。

3rdアルバム『Pages』(1981年)に続いて紹介するのは、デビュー・アルバム『Pages』(1978年)です。

3rd同様にグループ名を冠したタイトルでややこしいため、『ファースト・ペイジズ』の愛称で呼ばれている作品です。

Richard PageSteve Georgeを中心としたPagesが残した、『Pages』(1978年)、『Future Street』(1979年)、『Pages』(1981年)という3枚のアルバムは、いずれもAORファンからの支持が高い作品です。

特に今日紹介する1st『Pages』は、サバービアでもセレクトされたアルバムとして人気が高い1枚ですね。

僕の場合、先に購入した2nd『Future Street』、3rd『Pages』を聴く頻度が多く、1st『Pages』には乗り遅れてしまった感があったのですが、冷静に3枚を聴き比べてみると今の僕の嗜好に最も近いのは1st『Pages』かもしれません。

Pagesの魅力であるRichard Pageのヴォーカルには、ロック寄りのサウンドよりもジャジー&ソウル・サウンドが似合うと思うので、その意味でサウンド面で最もマッチした作品が1st『Pages』という気がします。。

1st『Pages』におけるグループのメンバーは、Richard Page(vo)、Steve George(key、vo)、Jerry Manfredi(b)、Russ Battelene(ds)、Peter Leinheiser(g)の5名です。

それ以外にゲストとして、Phillip Bailey(vo)、Lani Groves(vo)、Victor Feldman(vibe)、Michael Brecker(ts)等が参加しています。また、ストリングスやホーン・セクションのアレンジャーとしてDave Grusin、Randy Breckerの名もクレジットされています。

ソングライティングはDave Grusin作のインタールードを除き、全てメンバーおよびJohn Langによるものです。プロデュースはPages作品ではお馴染みのBobby Colombyが務めています。

一般には「Let It Go」「Clearly Kim」が人気だと思いますが、個人的には「This Is For The Girls」「If I Saw You Again」「I Get It From You」がオススメです。

Richardの甘い歌声とアーバンなメロウ・サウンドを堪能しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Clearly Kim」
オススメその1。「Let It Go」と並ぶ人気曲。ムーグも入ったクールなファンク・サウンドがミステリアスな雰囲気を醸し出すオープニング。Pagesらしいヴォーカル&コーラスワークも冴えています。
http://www.youtube.com/watch?v=CthIHSQcpUk

「This Is For The Girls」
オススメその2。メロウ・サウンドと素晴らしいヴォーカル&コーラスを堪能できるビューティフル・チューン。バック・ヴォーカルにはPhillip Baileyも参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=fyM8jbduWvE

「Let It Go」
オススメその3。一般的にはアルバムのハイライトは本曲でしょうね。いかにもAORらしいアーバンな雰囲気に包まれたクリスタルなメロウ・グルーヴです。リード・ヴォーカルがRichard Pageではなく、Steve GeorgeなのでPagesっぽくないかもしれませんが、今日ではグループを代表する人気曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=2bxe17439IQ

「Let It Go」と言えば、キリンジ「雨は毛布のように」でメロディが引用されていますね。キリンジ好きの僕としては思わずニンマリです。

キリンジ「雨は毛布のように」
 http://www.youtube.com/watch?v=xK7XLnvIC6Y

「Listen For The Love」
RichardとSteveのツイン・リード・ヴォーカルによるロック寄りの仕上がり。個人的にはこのタイプの曲はあまり好きではありません。
http://www.youtube.com/watch?v=M2wFMFSpswM&

「Love Dance」
Jerry Manfredi作による短いフュージョン風のインスト・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=_vU-diVDhBg

「If I Saw You Again」
オススメその4。Richard Pageのヴォーカルの魅力を堪能できるメロウ・チューン。適度にロック、適度にジャジー、適度にソウルなサジ加減が絶妙ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=3Hptm67JY7c

「Interlude」
Dave Grusin作によるインタールード。

「It's Alright」
Richardがじっくりと歌い上げる感動バラード。Stevie Wonder三部作、Billy Joel『The Stranger』Steely Dan『Gaucho』等でお馴染みの女性ヴォーカリストLani Grovesも参加し、素晴らしい歌声を聴かせてくれます。テナー・サックス・ソロはMichael Breckerです。
http://www.youtube.com/watch?v=ZdPfz0xf5gM

「Room At The Top」
ロック、ファンク、ジャズ、ラテンの要素が散りばめられた演奏はなかなか楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=ngRWhAJXRFk

「I Get It From You」
オススメその5。個人的にはアルバムで一番好きな曲。アルバムの中でも最もすっきりしたサウンドのメロウ・チューンに仕上がっています。Victor Feldmanの小粋なヴァイヴにもグッときます。アルバムのエンディングとしても実にロマンティックなのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=Frt9ydm-908

残る1枚、2nd『Future Street』(1979年)もそのうち紹介したいと思います。

『Future Street』(1979年)
フューチャー・ストリート(紙ジャケット仕様)

『Pages』(1981年)
ペイジズ
posted by ez at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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