2006年04月13日

Bootsy Collins『The One Giveth, The Count Taketh Away』

古城に降り立った灼熱のP-Funker☆Bootsy Collins『The One Giveth, The Count Taketh Away』
The One Giveth, The Count Taketh Away
発表年:1982年
ez的ジャンル:シリアス&ジョーク系P-Funk
気分は... :P-Funk万歳!(☆_☆)

人間は誰でも、新しい取り組みに直面した場合、“やらない”マイナスモードと“やっちゃう”プラスモードという二面を持っていると思う。

“やらない”マイナスモードの人は、新しい取り組みに対して、「わからない」、「やりたくない」、「できない」等々の理由をアレコレ並べて、結果として何も行動を起こさない(“やらない”)ことを正当化する。

一方の“やっちゃう”プラスモードの人は、「わからない」、「できない」なんてことは考えず、「やりたい」という気持ちのみで、とりあえず行動を起こし(“やっちゃう”)、その試行錯誤を楽しみながら、「わからない」、「できない」を乗り越え、知らぬ間に「わかる」、「できる」ようになっている。

僕は仕事柄、マイナスモードの人をプラスモードとなるように説得しなければならないことが多いのだが、だからこそ自分自身はプラスモードの人間でいるように心掛けている。元来A型乙女座の慎重派タイプ(?)なので、意識して楽天家モードでいるくらいがいい塩梅のマインドなのかもしれない?それに周囲もプラスモードの人といる方が楽しいしね〜ぇ\(@^o^)/

それでいくと今回紹介するWilliam “Bootsy” Collinsは完璧プラスモードの人だよね!この人ぐらい突き抜けて生きていると、人生どんなことも楽しく、笑い飛ばせるんだろうねっ☆

Bootsyと言えば、J.B.'s、P-Funk、Bootsy's Rubber Band等ファンク好きを狂喜させ続ける個性的なベーシストですよねっ!

僕的にはファンクとの出会いに関して、James BrownやClinton総帥よりもBootsyの方がはるかにインパクトがあったなぁ。何たって、☆型ベース、☆型サングラスだもんね(☆_☆)

Bootsyの作品の中から、『Ultra Wave』(1980年)、『The One Giveth, The Count Taketh Away』(1982年)、『What's Bootsy Doin'?』 (1988年)の3枚で悩んだけど、今回は『The One Giveth, The Count Taketh Away』(1982年)にしまシタ。

『The One Giveth, The Count Taketh Away』は、生音主体ファンクと初期エレクトリック・ファンクが混ざったカンジのアルバムっす。この6年後に発表された次作『What's Bootsy Doin'?』 (1988年)が打ち込み重視の完全なサイバー・ファンク・アルバムだったので、本作までがBootsyのソロ活動の1つの大きな区切りになっていると思います。

Clinton総帥、兄Catfish Collinsをはじめ、Fred Wesley、Maceo Parker、Bernie Worrell、Gary Shiderといったお馴染みのメンバーやMidnight Starのメンバーなども参加していヤス。

『灼熱のP-ファンカー』という邦題の通り、シリアス&ジョークな灼熱ファンクを楽しめマ〜ス☆み〜んなお馬鹿になりましょう(☆_☆)

オススメ曲を紹介しときやす。

「Shine-O-Myte (Rag Popping)」
日本でいう逆さ言葉(あるいは業界用語かな?)でおふざけしているお馬鹿ファンクで幕開けっす。人を喰ったようなボコーダー(ZappのプロデューサーだったBootyの場合はトーク・ボックスと呼ぶべきなのかな?)、キーボード・サウンドがウレシイ限りっす。

「Landshark (Just When You Thought It Was Safe)」
映画『ジョーズ』のテーマをパロったイントロで始まるファンクナンバー。邦題が『ペテン師に御用心』だもんね。インチキ野朗の歌の割には、哀愁のメロディーが見え隠れしたりするのが面白かったりして?

「Countracula (This One's for You)」
これぞBootsyらしい、一発でお馬鹿になれる!ご機嫌な骨太ファンク・ナンバー。セサミストリートの人気マペット“ミスター・カウント”のことを歌ったものらしいっす。

「#1 Funkateer」
Zapp顔負け☆トーク・ボックス使いまくりのエレクトリック・ファンク。勿論、Zapp大好きの僕にとってはアルバムの一番のお気に入りっす。大音量で聴くと、大盛り上がり間違いナシのナンバー。

「Excon (Of Love)」
お馬鹿モードのファンク4連発のあとは、シリアスな(?)ラブソング。メロウなBootsyもなかなかですよ☆

「So Nice You Name Him Twice」
J.B.'sモードのノリ一発のゴリゴリ・ファンクナンバー。Maceo ParkerのMCも聴けます。これぞJ.B.'sってカンジのホーンセクションもカッチョイイっす!

「What's W-R-O-N-G Radio」
思わず腰を動かせずにはいられない骨太グルーヴのファンク・ナンバー。アコースティック・ギターのサウンドも聴けるアレンジが異色でイイカンジっす。

「Take a Lickin' and Keep on Kickin'」
チープなシンセ・サウンドがBootsyのグルーヴィーなベースを際立たせてくれて、何とも心地良いエレクトリック・ファンク。やっぱり、80年代前半のファンクって、このチープなシンセが決め手だよね。

P-Funkファンのみならず、80年代前半のZappMidnight StarMtumeなどのエレクトリック・ファンク好きの人も楽しめるアルバムっす。

マイナスモードの方はBooty聴いて、お馬鹿になって、プラスモードでやっちゃいましょうd_(^ ^)_bグッ!
posted by ez at 00:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Bootsyサイコー!(☆v☆)/
Pファンクは何回も聞きに行ったたけれど、Bootsyは見てないなあー。
最近でもいろんな人の音や映像にチラチラ出てきますよね。
かっちょいい新譜出してくりんとん♪
Posted by けん at 2006年04月13日 12:33
☆けんさん

ありがとうございます。

BootsyとClinton総帥は、永遠のおバカ・ミュージシャンで居て欲しいですよね。
そうですね。カッチョ良くて、ハデハデで、おバカな新譜を聴きたいですね(☆_☆)

Posted by ez at 2006年04月14日 00:41
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