発表年:2010年
ez的ジャンル:王道ポップ系新世代SSW
気分は... :流行ってますな・・・
今回は大ヒット中のBruno Marsのデビュー・アルバム『Doo-Wops & Hooligans』です。
Bruno Mars(本名:Peter Hernandez)は1985年ハワイ州ホノルル出身のシンガー・ソングライター。
父はラテン・パーカッション奏者、母はシンガーというミュージシャン一家に生まれたPeter少年は、幼少期から音楽に親しみ、ステージにも立っていた模様です。
高校卒業後にL.A.へ渡ったBrunoは、Philip LawrenceとAri LevineとプロデュースチームThe Smeezingtonsを結成し、ソングライター/プロデューサーとして頭角を現すようになります。
当ブログでも紹介したB.o.Bの大ヒット・シングル「Nothin' On You」をはじめ、Brandy「Long Distance」、Flo Rida「Right Round」、Sugababes「Get Sexy」、Travie McCoy「Billionaire」等を手掛けています。
B.o.B feat. Bruno Mars「Nothin' On You」
http://www.youtube.com/watch?v=8PTDv_szmL0&ob=av3e
Travie McCoy feat. Bruno Mars「Billionaire」
http://www.youtube.com/watch?v=8aRor905cCw&ob=av2e
やはり、B.o.B「Nothin' On You」ですよね。今年の全米No.1ヒットの中でも特に印象に残る本曲は、Hip-Hop界の新星B.o.Bと同様に新進気鋭のシンガー・ソングライターBruno Marsの名を、世界中の音楽ファンに知らしめることとなりました。
最近の全米Top40をネガティブな視点でしか眺めることしかできない僕でさえ、ラブリーな名曲「Nothin' On You」に魅了されてしまいました。PVを観て主役のB.o.B以上にBruno Marsに惹かれた人も多かったのでは?僕もそんな一人でした。
そして、EP『It's Better If You Don't Understand』を経て、遂にリリースされた待望のデビュー・アルバムが『Doo-Wops & Hooligans』です。
最新Hip-Hop/R&Bを手掛けてきた印象が強いBruno Marsですが、実際にはロック、フォーク、Hip-Hop、R&B、レゲエ等のエッセンスをハワイ育ちならではのフィルターを介して取り入れたシンガー・ソングライターといった感じでしょうか。
Elvis Presley、Michael Jackson、Princeといった王道ポップ・スターに影響を受けつつ、Jack Johnsonあたりにも通じるハワイ育ちらしいレイドバック感も兼ね備えた、キャッチーかつ和むヴォーカル&メロディが彼の魅力ですね。
全米No.1の大ヒットとなった先行シングル「Just the Way You Are」を含む全10曲は、現在の全米ヒット・チャートが失ってしまった何かを思い出させてくれます。
全10曲とコンパクトにまとめた構成にも好感が持てます。
全曲紹介しときやす。
「Grenade」
Michael Jacksonを彷彿させるオープニング。MJからの影響、憧れをストレートに出している感じが逆に清々しいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=3kfkTJCv4j8
「Just the Way You Are」
全米No.1の大ヒットとなった先行シングル。王道ポップ感と和み感が同居したBrunoらしい1曲です。みんなのBrunoへの期待に対する一発回答!って感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=LjhCEhWiKXk&ob=av2e
「Our First Time」
レゲエのリズムを取り入れた哀愁R&Bチューン。レゲエとR&Bを実に自然なかたちで融合させていますね。かなりのお気に入り曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=GiwT1PVp2jM
「Runaway Baby」
気持ちよくハジけた痛快ロック・チューン。あくまでもキャッチーさを最優先したロック・サウンドがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=IVlfJudmWNE
「The Lazy Song」
リラックス・モードのレゲエ・チューン。ハワイらしい雰囲気の仕上がりはJack Johnsonとセットで聴くとピッタリ!
http://www.youtube.com/watch?v=0_3PLQ5GQTU
「Marry You」
60年代ポップのエッセンスを上手く現代風に仕立てた1曲。懐かしくも新しい1曲です。Brunoは良いメロディのツボをよく心得ていますな。
http://www.youtube.com/watch?v=4oipuB4zHrA
「Talking to the Moon」
EP『It's Better If You Don't Understand』にも収録されていた胸キュンのバラード。ロマンチック・モードのハワイの夜が思い浮かびます。
http://www.youtube.com/watch?v=fcmfbAPu-AE
「Liquor Store Blues」
Bob Marleyの息子Damian Marleyをフィーチャー。本曲も含めてレゲエ調の楽曲が3曲収録されているのは少し意外でしたが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=A_qLuTEryJs
「Count on Me」
この曲もEP『It's Better If You Don't Understand』収録曲。ハワイ出身のシンガー・ソングライターらしいさり気ないシンプルさがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=qGlxZn7Uf6s
「The Other Side」
ラストはCee-LoとB.o.Bをフィーチャー。EP『It's Better If You Don't Understand』にも収録されています。ノリの良いアッパー・チューンは実にキャッチーです。
http://www.youtube.com/watch?v=m8Ed8in9Qng
Cee-Loと言えば、彼の新曲「F**k You」のソングライティング&プロデュースをBrunoを含むThe Smeezingtonsが手掛けています。同曲を含むCee-Loの新アルバム『The Lady Killer』もThe Smeezingtonsプロデュースが全面プロデュースしているようなので、コチラも楽しみです。
Cee Lo Green「F**k You」
http://www.youtube.com/watch?v=pc0mxOXbWIU
Cee Lo Green『The Lady Killer』
「Just The Way You Are」はPVがカセットテープをモチーフにしてて更にキュン。
なんか、いろんなジャンルがミックスされてるけど、
僕的には好きな音が詰まってました。
ありがとうございます。
いろんな要素がブレンドした新しい感覚のアーティストですよね。
特にMJばりの王道ポップ感覚と、ハワイらしいレイドバック感覚を併せ持っている点が好きです。プロデュースや客演作品も含めて、しばらく目が離せない存在ですね。
「さかいゆう」さんなんかどうですか?
Donny + Elton + ラボ + 大江 な感じですw
http://www.youtube.com/watch?v=Ojz1F3cK5p4
ありがとうございます。
PV観ました。
ネオ・ソウル+J-POPといった印象を受けました。
今時の"渋谷系"音楽なんですかね!