発表年:1974年
ez的ジャンル:パーカッシヴB級ファンク
気分は... :大歓迎!ペニントン先発復帰!
NFLは早くもレギュラー・シーズン中盤に突入しました。
我がドルフィンズは4勝4敗の五分でギリギリ踏ん張っている状況です。
次戦から先発QBをへニーからペニントンへ交代する模様であり、これを機にいい流れを作って欲しいですね。個人的にはへニー先発に不満を抱いていたので、ペニントンの先発復帰は嬉しい限りです。これでマーシャル、べスといったWR陣をフル活用できると期待しています。
ドルフィンズ・ファン以外は、よくわからない話で申し訳ありません。
さて、今回は謎の多いファンク・グループ唯一のアルバムMagnum『Fully Loaded』(1974年)です。
Magnumはフィラデルフィアで結成されたファンク・グループ。
メンバーはMichael Greene(p、org、per、vo)、Harold Greene(b、vo)、David Sutton(ds、vo)、Vince Wormley(org、p、per、vo)、Thurron Mallory(ts、as、per、vo)、George Chainey(congas、bongos、vo)、Kevin Thornton(g、vo)、Lamont Payne(tp、per、vo)の8名。
グループが唯一発表したアルバムが『Fully Loaded』(1974年)です。
僕がMagnumについて知っているのは、この程度の情報です。
サバービア誌掲載もしくは、Spike Lee監督の映画『Malcolm X』でも使われたArrested Development「Revolution」のサンプリング・リソース「Evolution」収録といったあたりから本作に辿り着く方が多いのでは?勿論、僕もそうです。
全体としてはパーカッシヴなファンク・チューンが多いアルバムに仕上がっています。いろんなエッセンスが雑多に詰まった感じですが、そのB級感に逆に惹かれます。
ジャケにピンと来た方は音も聴いて下さいね。
全曲紹介しときやす。
「Evolution」
本作のハイライト。パーカッシヴなイントロのスリリング感だけでグッとくるグルーヴィーなファンク・チューン。中盤の雄叫びも大好き!B級グルメを食した時と同じ幸福感で満たされます。
http://www.youtube.com/watch?v=HkMHH9kaVls
前述のようにArrested Development「Revolution」のサンプリング・ネタにもなっています。
Arrested Development「Revolution」
http://www.youtube.com/watch?v=s-9R-V-4T_Y
「Your Mind」
スウィート・ソウルな序盤から、グルーヴィーな中盤へと展開します。いろんなエッセンスをとりあえずぶち込んでみました!といったB級感にグッときます。
「Natural Juices」
へヴィなファンクネスにグッとくる雰囲気がサイコーのファンク・チューン。哀愁のホーンとハモンド・オルガンの妖しい響きも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=H34nAv9r0i0
「It's The Music That Makes Us Do It」
この時代らしいファンク・チューン。ホーン隊の鳴り具合がいい感じです。中盤のドラム・ブレイクもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=02oDIn_6xJQ
「Witch Doctor's Brew」
フェンダー・ローズの音色が心地好い、フュージョン・テイストのメロウ・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=6yls23xyMrE
「Funky Junky」
タイトル通り、ジャンキーなファンキー・グルーヴ。適度にユルい感じがグッときます。酒飲んでグダグダ状態で聴くとピッタリかも(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=yciBvh13_CE
「Composition Seven」
ラストは張り詰めた緊張感のあるラテン・フレイヴァーのインスト・チューン。パーカッシヴ・ファンクが売りなので、こうしたラテンな演奏はハマりますよね。10分近い長尺ですが、あっという間に聴けてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=WXoovNrN_Bo
今日はバタバタ状態なのでコンパクトに済ませたいと思います。