2010年12月16日

Chrisette Michele『Let Freedom Reign』

期待の歌姫、待望の3rd☆Chrisette Michele『Let Freedom Reign』
Let Freedom Reign
発表年:2010年
ez的ジャンル:歌姫系女性R&Bシンガー
気分は... :手堅くいくのか?変化を求めるのか?

今回は期待の女性R&BシンガーChrisette Micheleの3rdアルバム『Let Freedom Reign』です。

Chrisette Micheleの紹介は、デビュー作『I Am』(2007年)、2nd『Epiphany』(2009年)に続き3回目となります。

『I Am』『Epiphany』の2枚は、いずれも『ezが選ぶ2007年の10枚』『ezが選ぶ2009年の10枚』でピックアップしたほどのお気に入り作でした。

最近の女性R&Bシンガーで言えば、Keyshia Coleと並び試聴せずに購入してしまうお気に入りアーティストですね。

そんなChrisetteの新作ですが、エグゼクティブ・プロデューサーとして、Antonio "L.A." Reid、Chrisette自身、Chuck Harmonyの3名がクレジットされ、全曲Chuck Harmonyがプロデュースしています。

前作『Epiphany』は全米アルバム・チャートNo.1、同R&Bアルバム・チャートNo.1に輝いた後の新作ですが、『Epiphany』で大半の曲をプロデュースしていたChuck Harmonyを引き続き起用した点は、賛否が分かれるかもしれませんね。相性の良いプロデューサーの全曲起用は、手堅く守りに入っていると捉えられかねないですからね。

僕自身も全体の1/4位は他のプロデューサーを起用して、アルバムにバラエティ感を出したり、前作からの変化を強調しても良かったのでは?という気がします。もちろんChuck Harmonyの仕事ぶりは素晴らしいと思いますが・・・

なんて書きましたが、着実にR&BシンガーとしてステップアップしているChrisetteの歌声を堪能でき、アルバム全体の出来栄えは十分及第点に達しています。

Ne-YoJazmine Sullivanがソングライティングに名を連ね、John LegendTalib Kweli、Black Thought(The Roots)、Rick Rossがゲスト参加しています。

全曲紹介しときやす。

「Fairy Tales and Castles (Part 1) 」
アルバムの幕開けを告げるイントロダクション。

「I'm a Star」
Ne-Yoがソングライティングを手掛けたリードシングル。美メロのミッド・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=my_lMpDCrI0

「Number One」
Chrisetteと共にお母さんのLinette Payneがソングライティングに参加しています。格好良いビートと哀愁メロディとエモーショナルなChrisetteのヴォーカルがマッチした聴き応え十分の仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=Qpx8ArBGkbU

「Fairy Tales and Castles (Part 2)」
冒頭に聴かれたイントロダクションのPart2。

「I Don't Know Why, But I Do」
先日最新作『Love Me Back』を紹介したばかりのJazmine Sullivanがソングライティング&バック・ヴォーカルで参加し、さらにはJohn Legendがピアノを弾いているという豪華な顔合わせの1曲。そのJohn Legendのピアノが美しく響き渡るバラード。派手さはありませんが心に沁みてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=W0hIEF6phWc

「Let Freedom Reign」
タイトル曲はTalib KweliThe RootsのBlack Thoughtをフィーチャー。そんな大物二人と一緒にChrisette自身もラップを披露してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=qd3uqvJjVzI

「Goodbye Game」
エレクトロ・テイストのミディアム・スロウ。このあたりは僕の好みからするとビミョーなのですが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=74mDuCoW1Ds

「So Cool」
「I'm a Star」に続きNe-Yoがソングライティングで参加。このタイプの4つ打ちサウンドは正直あまり好きではないのですが、このトラックはハッピーな躍動感はあっていいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=NgfFArQKkZQ

「So in Love」
Rick Rossをフィーチャー。Chrisette Michele & DrakeをフィーチャーしたRick Rossのシングル「Aston Martin Music」の出来が素晴らしかったので期待感高いですよね。もっとラップ色の強い曲をイメージしていましたが、切ないメロディが印象的な1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=j0Vc6FALoRg

Rick Ross feat. Chrisette Michele & Drake「Aston Martin Music」
 http://www.youtube.com/watch?v=a35rNEBNiO4

「So in Love (Skit) 」
短いスキット。

「I'm Your Life」
MJBとか90年代Hip-Hop Soulを聴きたく1曲です。何か懐かしい感じでいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Nus23Zor8xE

「I'm from NY (Skit) 」
これもスキット。

「Unsaid」
スケール感の大きな1曲。R&Bに止まらない広いマーケットを意識した仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=BPzjQENKcxg

「If Nobody Sang Along」
少しジャジー感のある正統派バラード。チェロも入り盛り上げてくれます。

「I Know Nothing」
ラストはChrisetteの熱唱が感動的なバラード。バラード系ではこの曲が一番好きですね。胸熱くしてアルバムは幕を閉じます。

未聴の方は『I Am』(2007年)、『Epiphany』(2009年)もどうぞ!

『I Am』(2007年)
I Am

『Epiphany』(2009年)
Epiphany
posted by ez at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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