2010年12月17日

Trin-i-tee 5:7『Trin-i-tee 5:7』

R. Kellyもプロデュース参加!全米ゴスペル・アルバム・チャートNo.1となったデビュー作☆Trin-i-tee 5:7『Trin-i-tee 5:7』
Trin-I-Tee 5:7
発表年:1998年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ゴスペル/女性R&Bグループ
気分は... :Oh! Mary Don't You Weep

どうしても12月はゴスペル系作品が聴きたくなりますね。

今回は女性ゴスペル・グループTrin-i-tee 5:7のデビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』です。

Trin-i-tee 5:7は、ニューオリンズで結成された女性ゴスペル・グループ。メンバーはAngel TaylorChanelle HayesAdrian Andersonの3名。

デビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』(1998年)、2ndアルバム『Spiritual Love』(1999年)の2枚は全米ゴスペル・アルバム・チャートNo.1に輝き、続く『The Kiss』(2002年)、『T57』(2007年)の2枚も同チャート第2位となっています。現在はAdrianが抜け、Angel、Chanelleの2人で活動しているようです。

今日紹介するデビュー・アルバム『Trin-i-tee 5:7』は、R&Bチャートにもチャート・インした作品であり、あのR. Kellyもプロデュースで参加しています。

R. Kellyと言えば、新作『Love Letter』は久々の会心作ですね。
こちらも近々紹介したいと思います。

R. Kelly『Love Letter』
Love Letter

ご想像の通り、ゴスペル・アルバムと言ってもかなりR&B寄りの作品に仕上がっています。それでもゴスペルらしい崇高感は存分に堪能です。

R&Bとゴスペルのハーフ&ハーフといった構成が僕のお気に入りです。ゴスペル作品としては少しパンチが欠けるかもしれませんが、R&B作品として聴けば十分楽しめます。

コンテンポラリー・ゴスペルと90年代女性R&Bグループを上手にいいとこ取りした1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I Won't Turn Back」
イントロダクション的なア・カペラのオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=0hRPgHmhhlc

「God's Grace」
オススメその1。R. Kellyプロデュース&ソングライティングのシングル曲。R&Bシングル・チャートにもチャート・インしました。R&B調のミディアム・スロウですが、ゴスペル・テイストもほんのり香るところのサジ加減がいいdすね。
http://www.youtube.com/watch?v=AJcl5WNPOv4

「You Can Always Call His Name」
オススメその2。R&B作品という観点で聴けば、この曲が一番キャッチーですね。Hip-Hop Soul調のグルーヴは完璧にR&Bしていますし、ラップも入っています。この曲もシングルになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=U8Z-DC4cuY4

「Oh! Mary Don't You Weep」
オススメその3。有名な黒人霊歌をカヴァー。シングル曲にもなりました。ゴスペルらしい仕上がりですが、コンテンポラリー・ゴスペルらしいスマートさもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=lr3hKIyXKBU

「Saved Boy (Interlude) 」
インタールード。

「Pray for Awhile」
オススメその4。アルバムの中でも最もキュートな雰囲気に溢れたミディアム・スロウに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=i05VQzOhI2Y

「Good for Me」
R&B好きの人向けのミッド・グルーヴ。ゴスペル・コーラスとR&Bトラックが上手く融合しています。

「God's Blessing」
オススメその5。Kirk Franklin作品。ゴスペルらしいホーリー気分を堪能できる1曲。聴いていると心がほっこりします。
http://www.youtube.com/watch?v=wBYjyfy8VHI

「Sunshine」
Hip-Hop Soul調のミッド・グルーヴ。90年代女性R&Bグループ好きの人であれば気に入るはず。
http://www.youtube.com/watch?v=qIPsfpVYVzg

「With All My Heart」
落ち着いたムードのミッド・グルーヴ。三人のヴォーカルの個性を堪能できる1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=nck0g028X0g

「Interlude: Pork Chop」
インタールード。

「Respect Yourself」
オススメその6。The Staple Singersでお馴染みのソウル・クラシックをキュートにカヴァー。
http://www.youtube.com/watch?v=VCSlHP7whac

「Holy & Righteous」
オススメその7。アコースティック・ギターの音色がグッとくる1曲。こういうゴスペルもいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=id50raHfJ54

「Call His Name」
オススメその8。Zhaneとか好きな人が聴くと気に入るであろうR&B調のミッド・グルーヴ。
http://www.youtube.com/watch?v=35AHFhHqiEE

「Trin-i-tee (Interlude) 」
インタールードで余韻を残してアルバムは幕を閉じます。

ご興味のある方は他のアルバムもどうぞ!

『Spiritual Love』(1999年)
Spiritual Love

『The Kiss』(2002年)
Kiss

『T57』(2007年)
T57
posted by ez at 11:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昔から有名だったようだけど、僕が知ったのは
近年のベストやホリデイアルバムからでした。
このアルバムは、結構流れが面白そうですね(インタールードのはさみ方など)。
当初から、R&Bとゴスペルの両ジャンルをうまく料理しているようで、興味もてましたー。
Posted by YO-SUKE at 2010年12月20日 09:18
☆YO-SUKEさん

ありがとうございます。

R&B好きの人が違和感なく聴くことができるゴスペル作品といった仕上がりが好きです。
どういう経緯で本作を購入したのか記憶が定かではありませんが、R. Kellyプロデュースというあたりで興味を持ったような気がします。
当時、Brownstoneのようなゴスペル・フィーリングに溢れる女性R&Bグループが好きだったので、そんな流れとも合致していると思います。
Posted by ez at 2010年12月21日 11:16
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