発表年:1980年
ez的ジャンル:MPB系アコースティック・グルーヴ
気分は... :スッキリ、爽やか(* ̄ー ̄*)
いよいよFIFAワールドカップドイツ大会が目前に迫り、そろそろ気持ちもW杯モードに突入しつつあります。
日本と同じF組の優勝候補ブラジルの初戦先発メンバーが判明したみたいですね。ジダ、カフー、フアン、ルシオ、ロベルト・カルロス、エメルソン、ゼ・ロベルト、ロナウジーニョ、カカ、ロナウド、アドリアーノと予想通りのメンバーですね。個人的はカフー、ロベカルのベテラン両SBは大丈夫なのかと少し???ですが。
それに比べてジーコ日本は23名枠は何となくイメージできるけど、レギュラーは全然見えないカンジですね。4バックor3バック、中田、中村、稲本、小野といったかつての黄金の中盤4人はどうなる?FWは1トップor2トップ?久保の腰痛は大丈夫?柳沢は間に合うの?でも、このフタを開けてみないとわからないカンジが逆に楽しみっす。
ブラジルつながりで今回は久々にブラジル音楽にしてみます。ということで定番Joyce『Feminina』(1980年)をセレクト。
Joyceは、いわゆるMPB(Musica Popular Brasileria:ブラジル・ポピュラー音楽)の女性ミュージシャン。あんまり彼女の経歴は知らないけど、1968年に初リーダー作を発表した時点で19歳というから、もう50代後半の人なんですね。
1980年に発表した本作『Feminina』が、90年代に入りロンドンのクラブDJから再評価が高まり、ブレイクってカンジでしたよね。僕が持っているのも、その流れで1993年に発売された『Feminina』(1980年)と『Agua E Luz』(1981年)の2in1(2em1)シリーズのCDっす。
ジャケ好きの僕にとっては、あの2in1シリーズのダサ・ジャケが残念な限りです。同じ時に、Ivan LinsやPaulinho Da Violaの2in1も購入したんだけど、みんな同じブラジル・カラーのあのダサい構図っす(; ;)。。。現在のようにオリジナルのジャケを尊重して欲しかったっす。まぁ、お得な2in1だから文句も言ってられないのですが。
とにかく、涼しげで、爽やかで、リズミカルで、オシャレなブラジリアン・アコースティック・サウンドっす。
全曲紹介しときやす。
「Feminina」
クラブでも大人気となったブラジリアン・アコースティック・グルーヴ。この曲を聴いて本作の虜になりまシタ。サッカーブラジル代表で言えば、カカみたいなだね。プリティ・フェイスだけど軽やかで、テンポ良く、切れ味鋭いってカンジ。
「Misterios」
「Clareana」
アコースティックなバラード2曲。「Misterios」は、タイトル通りミステリアスなムードたっぷりっす。ヒンヤリ感が何とも魅力のナンバー。最後に出てくる子供コーラスも可愛くて好きですね。
「Banana」
これまたクラブ系リスナーが喜びそうな爽やかなグルーヴ。この曲聴いていると、フリーソウル・ファンにはお馴染みのカナダの女性フォーク・シンガーEllen McIlwaineあたりを一緒に聴きたくなってくるね。
「Revendo Amigos」
ストリングスとエレピの音色がイイカンジのロマンティックなバラード。友を思う情感が伝わってきますね。
「Essa Mulher」
「Da Cor Brasileira」
まさにサウダージ感覚の哀愁ナンバー2曲。「Essa Mulher」は女王Elis Reginaが取り上げ、Joyceブレイクのきっかけを作った名曲。この何とも言えない、物悲しさもブラジル音楽の魅力ですよね。ブラジル人ならではのDNAとも言うべきサウダージ感覚って、日本人の演歌DNAみたいなもんなんですかね?
「Coracao De Crianca」
アルバムの密かなお気に入りの曲。歌詞の内容がわからないけど、「子供のようなあなた」という邦題も僕向きかも(笑)僕的には、昨日の失敗を振り返りながら、まっ仕方ないか、前向きに行こう!って気分の時に聴きたいサウンドっす。
「Aldeia De Ogum」
これが僕のイチオシ曲。「Feminina」と並びクラブで人気となったアコースティック・グルーヴ。Joyceの魅力の1つにスキャットがあると思うんだけど、至福のブラジリアン・サウンドと共に魅惑のスキャットを満喫できるのがこの曲っす。言うこと無し。娘Clara Morenoによるクラブ仕様カヴァーも要チェック!
「Compor」
何とも気だるいカンジの小品。アレンジが洒落てますね。
2in1のもう1枚『Agua E Luz』(1981年)も『Feminina』の双子の妹のようなステキな作品ですよ。タイトルのように水と光に溢れたアルバムです(意味不明?)(^▽^)v ブイ!
ブラジル音楽ではジョビン、ジルベルトは勿論、オルガンのワルターワンダレイ、それからクラウデッチ・ソアレスという歌手の盤が好きデス。
ビートルズは勿論Rockの魅力を知る!きっかけになったしおそらく全てのRockアーティストの中で一番好きなアーティスト。ただezさんとはアルバム単位の好みが違うみたいです。ホワイトアルバム、マジカルミステリーツアー、レアリティーズVolume2(キャピトル)(これは反則?)がトップ3で、ラバーソウルはアレンジが勿体ないと思う曲が多くて…リボルバーはベスト3に入れたいほどではない。次点でセカンドアルバム(キャピトル)ヘルプ(パーロフォン)という感じになります。それからRockではプログレッシブロックが好きで東欧や南米なども含めていろいろ聴いてます。ハードロック系も結構好きデス。一方メインストリームのPopsも80年代位のまでは好きデス。
スティービー・ワンダーの記事にコメントを書きました勒
オハイオプレイヤーズの記事(見つけました)とピンクフロイドの記事にコメントを書きました。集中し過ぎですかね…。過去のそちらの記事を遡ったりして興味深く拝見させてもらっています。幅広い傾聴、採択に驚いています。
ところで70年代ソウルグループで、ダイナミック・スペリオーズって知りませんか?LPで二枚持ってるんですが、ベスト盤か代表作をCDで聴きたいんです。ですが、CD化されてないようなんですが。ご存じですカ?
ありがとうございます。
基本的にはRock、Jazz、R&B/Hip-Hop、ラテン等ジャンル、年代を問わず何でも聴くというのが僕の音楽生活です。現状は、新しく購入するCDの殆どがR&B/Hip-Hop系ですが。
様々な音楽嗜好を持つ、幅広い年代の方が、各々のスタイルで楽しめる音楽ブログをコンセプトにしていますので、これからも節操無くいろんなジャンル、年代の作品を紹介していくつもりです。
>クラシックも聴きませんか?
残念ながら、唯一CDを購入しないジャンルがクラシックなんです(; ;)
興味がない訳ではありませんが、聴かないまま生きてきてしまいました。
大変申し訳ありませんm(_ _)m
ブラジル音楽で一番のお気に入りはCartolaのアルバムですかね。
>ezさんとはアルバム単位の好みが違うみたいです。
BeatlesとMiles Davisは、同じファンでもかなり好みの作品が分かれるアーティストなのでは?好みの違いでBeatles占いとか出来るかも(笑)
>ダイナミック・スペリオーズって知りませんか?
Dynamic Superiorsは名前をどこかで見かけたことがありますが未聴です。
我が家の家宝(?)であるThe Rolling Stone誌のレコードガイドで調べたら、デビューアルバムはAshford & Simpsonがプロデュースなんですね。
同誌のレビューでは、以下のようにコメントされています。
「約10年遅かったグループであったが、デビュー作は期待以上の出来だった。プロデューサーのAshford & Simpsonは、商業的な考えには目もくれず、古風でロマンティックなラブ・バラードを歌わせたのだった。」
70年後半の未発表音源集が国内盤でCD化されているみたいですね。
でもお宝音源集的な作品で、ヒット曲はあまり収録されていないのでは?
いくつかのヒット曲はソウル系のオムニバスCDには収録されているようですね。
タワーレコードのサイトで「Shoe Shoe Shine」は試聴できました。