発表年:1989年
ez的ジャンル:Jam & Lewis系エレクトリック・ダンス
気分は... :Jam & Lewisサウンドの完成形☆
久々に大好きなJam & Lewis(Jimmy Jam & Terry Lewis)プロデュース作品を!
ということで、今さら説明不要のJanet Jacksonの大ヒット作『Rhythm Nation 1814』デス。やっぱりJam & Lewisを聴くと一番ハートが高ぶりますね。
本ブログで何度も書いてきた通り、僕にとっての最高のJam & Lewisプロデュース作品はS.O.S Bandの『On The Rise』(1983年)、『Just The Way You Like It』(1984年)、『Sands Of Time』(1986年)の3枚だ。
でも、都会的なクールネス&メロウネスを兼ね備えた独特のエレクトリック・ダンス・サウンドの完成形ということになれば、Janet Jackson『Rhythm Nation 1814』やKaryn White『Ritual of Love』だと思う。
Janet JacksonとJam & Lewisのタッグによる『Rhythm Nation 1814』は、前作『Control』(1986年)に続くもの。『Control』からは、『Control』は、「What Have You Done For Me Lately」(全米4位) 、「Nasty」(全米3位) 、「When I Think Of You」(全米1位) 、「Control」(全米5位) 、「Let's Wait A While」 (全米2位) は5曲の大ヒット・シングルが生まれ、Janet JacksonおよびJam & Lewisを一気にブレイクさせやシタ。
そうした大ヒット・アルバムに続く作品ということで、かなりのプレッシャーの中で制作された作品がこの『Rhythm Nation 1814』だったと思います。しかし、結果として前作を凌ぐ大ヒットとなり、商業的にも最も成功を収めたJam & Lewisプロデュース作として名を残すことになりまシタ。
何たって、「Miss You Much」、「Rythm Nation」、「Escapade」、「Alright」、「Come Back To Me」、「Black Cat」、 「Love Will Never Do (Without You)」 といった7曲の全米Top5ヒットを生み、そのうち4曲がNo1ヒット。
この頃のJam & Lewisは、前年に出たNew Edition『Heart Break』以外は、やや地味目のプロデュース作が続いていた。また、世間ではTeddy Riley率いるGuyを初めとするNew Jack Swing(NJS)が大ブレイク中で僕もそっち方向にかなり気持ちが傾いていた。しかし、このアルバムの大ヒットで、やっぱり僕はJam & Lewis好きなんだと納得したのでシタ。
オススメ曲を紹介しときやす。シングル7曲のテンコ盛り状態ですね。
「Miss You Much」
アルバムからの1stシングル(全米1位)。Jam & Lewisらしい硬質な打ち込みサウンドがズシリと響くダンス・ナンバー。この重いビートで一気に押し切られてしまいマス。
「Rhythm Nation」
アルバムからの2ndシングル(全米2位)となったタイトル曲。Jam & Lewis独特のどこか近未来チックなファンク・サウンド全開のナンバー。ちなみにバックコーラスで参加しているLisa KeithはJam & Lewisお抱えの女性シンガー&ライター。彼女のソロ作『Walkin' In The Sun』(1993年)も大好きな Jam & Lewisプロデュース作品っす。
「Escapade」
アルバムからの3rdシングル(全米1位)。Janetのキュートなカンジがうまく引き出されているポップ・ダンス・チューン。シングル曲の中ではこの曲が一番好きだななぁ。ハンドクラップしながら、♪レッツ・ゴ〜ッ♪Es・ca・pade♪we'll have a good time〜♪と口ずさんでしまいマス。
この曲は、当時JALのCM曲で使われていましたよね。確かJanet本人と当時サッカー界のスーパースターだったACミラン所属・オランダ代表グーリット(当時はフリットって日本語表記だったかも?)が出演していたと思いマス。
「Alright」
アルバムからの4thシングル(全米4位)。僕的には、同じくJam & Lewisによる大ヒット曲Karyn White「Way I Feel About You」あたりと一緒に聴きたい気分のナンバー。
「Come Back to Me」
アルバムからの5thシングル(全米2位)。Jam & Lewisのもう1つの魅力である絶品スロー。この胸キュンの打ち込みサウンドは誰にも真似できない彼ら独自のものですな。Janetの声質もこのメロメロ・サウンドにピッタリっす!
「Black Cat」
アルバムからの6thシングル(全米1位)。こうしたロック色を強調したナンバーでアクセントをつけるあたりは、マーケティング的にもよく考えられていますね。TimeファンにはウレシイJesse Johnsonのギターがカッチョ良いっす。
「Love Will Never Do (Without You)」
アルバムからの7thシングル(全米1位)。少しリラックス気分のミディアム・ナンバー。それにしても、7曲目のシングルカットで全米1位なんて信じられないよねっ!
「State of the World」
シングル曲以外にもいい曲揃ってマス。僕の一番のお気に入りはこの曲。Jam & Lewis好きならば、思わずニンマリするキャッチーなファンク・チューン。僕ならば、迷わずこの曲をシングルカットしたと思いマス。
「Livin' in a World (They Didn't Make)」
打ち込み中心のサウンドの中でアコースティックな雰囲気がホッとするバラード。
「Lonely」
Jam & Lewisの原点とも呼べるS.O.S Bandの名曲「Tell Me If You Still Care」を彷彿させる絶品スロー。「Tell Me If You Still Care」は以前にMonicaのカヴァーを紹介しましたね。
Jam & Lewis好きならば、本当は『Janete』(1993年)以降の作品もプロデュースしているのでご執心になるべきなんだけど、なぜだかそれほど思い入れはありません。僕的にはJam & LewisとJanetのタッグは『Control』、『Rhythm Nation 1814』の2枚が全てというカンジっす。何故なんだろうね?
正直Janet Jacksonには、それほど興味がないからなのかなぁ。そう言えば、一昨年のスーパーボウルのハーフタイムショーでの例のポロリ事件はかなりドン引きで観ていまシタ(¬_¬)
サンプリングと云う手法が最も効果的だった例だと思います!
本当に『Control』『Rhythm Nation 1814』の2枚はすごかったですね!
その後のアルバムも何枚か持っていますが
やはりこの2枚でしょう!ジャネットはあまり歌も上手くないし・・・
あの時のハーフタイムはネリーがかっこよかったので僕は満足でした。
最後はスーパーボウルロゴのステッカーでも貼っておくべきでしたねー。
僕も歌い手としてはキャリン・ホワイトの方がずっと好きなんですよ。
今からそちらの記事に飛んでみまーす。
隙がなく完璧!って感じです。
いつだったか、ドナルド・フェイゲンのところでも使った表現ですが、その時々で一番好きな曲が変わってきたアルバムでもあります。
今は・・・と聞かれたら・・・「Escapade」かな、自分も。
ホント、ポップなのが好きなんだとまたまた自覚。
ありがとうございます。
そうでしたね。 Slyネタでした。
硬質なJam & Lewisと「Thank You」の相性はバッチリですね。
僕も特別Janet好きではありませんが、『Control』の『Rhythm Nation 1814』の2枚だけは、Janetの歌声も魅力的に聴こえるので不思議です。これもJam & Lewisのマジックなのか?
☆heavytopperさん
ありがとうございます。
多少Interludeだらけなのがしつこいですが(笑)一気に聴けますね。
Jam & LewisはInterlude好きだから仕方ありませんが。
>その時々で一番好きな曲が変わってきたアルバムでもあります。
確かにそうですね。特に、シングルヒットが7曲もありますからね。
ファンク・ナンバーよりも、「Escapade」のようなポップなナンバーの方が、Janetのチャーミングな声質の魅力を引き出しているかもしれませんね。
ありがとうございます。
goさんと作成したJam & Lewis作品データベースは今でも大活躍中デスd(^ ^)bグッ!