発表年:1967年
ez的ジャンル:TVサントラ定番クラシック
気分は... :おはようフェルプス君☆
あと数時間後でUEFAチャンピオンズリーグ決勝「アーセナル対バルセロナ」っす。
世間はW杯モード一色ですが、今シーズンのヨーロッパ・サッカーの締めくくるこの大一番を見逃すわけにはいけません。
「アンリ対ロナウジーニョ」のエース対決、「セスク対メッシ」の次世代スーパースター候補対決、W杯登録メンバー最大のサプライズ☆イングランド代表17歳ウォルコットは?等々興味は尽きません。続きはまた明日に...
さて、Tom Cruise主演のシリーズ第三作目『M:I:III』が公開間近ですね(7月公開予定)☆でも、個人的には映画の『M:I』シリーズよりも、アメリカで1966〜1973年に放映されていたオリジナルのTVシリーズの方が遥かに面白いと思いマス。
子供から学生の時分にかけて、何度か日本の民放でもこのTVシリーズを放映していたが、正直断片的な記憶しかなかった。しかし、この5〜6年程でこの全シリーズを通しで2回以上は観ていると思う。
実は、加入しているケーブルTVの海外TVドラマシリーズ専門チャンネルで2年に1回位の割合で毎日このTVシリーズを放送していたのだ。しかも、同じ回を同日再放送するので、同じ回を日に2度観ることも多々あった。そのせいで結構Mission:Impossible通になりまシタ。
そして、このTVシリーズを人気を盛り上げるのに大きく貢献しているのが、TV/映画音楽の巨匠Lalo Schifrinによるあの有名なテーマ曲。このテーマ曲のインパクトは大きく、さすがの『M:I』シリーズもテーマ曲はTVシリーズのものを継承するほかなかった。
テーマ曲以外にもTVシリーズの音楽は実に60分のドラマにマッチし、カッチョ良く、印象深い。そんな音源をまとめたアルバムが『Mission:Impossible』デス。
TVシリーズでは約7年の間に出演メンバーが何度がチェンジしているが、このアルバムのインナーを見ると1967年から1968年までの第2シリーズの以下のメンバー5人が紹介されていマス。*カッコ内は俳優名
ジム・フェルプス(Peter Graves):IMF(Impossible Mission Force)のリーダー
ローリン・ハンド(Martin Landau):変装の名人
シナモン・カーター(Barbara Bain):紅一点、お色気作戦担当(?)
バーニー・コリア(Greg Morris):作戦に必要な装置を巧みに操るメカの天才
ウイリー・アーミテージ(Peter Lupus):ムキムキ筋肉の力仕事担当
多分、このメンバーがシリーズ史上最強かもね。次シリーズでローリン・ハンドがLeonard Nimoy(スタートレックのスポック役で有名)演じるパリスに代わるメンバー構成も僕は好きっす。
そんなメンバーの大活躍を盛り上げるサントラは、TVシリーズを知らなくてもメチャ恰好いいし、TVシリーズを観ていると楽しさ倍増ってカンジっす。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Mission: Impossible」
『M:I』シリーズでもお馴染みのテーマ曲。でも、このオリジナルのアレンジがダントツでカッチョ良いよね!CDで聴くと、間奏でのハープシコード、パーカッシヴなグルーヴ感、オーケストラの厚みのあるサウンドがアップしていてサイコーですな。
オープニングでこのテーマ曲と共に流れるタイトルバックがまたオシャレなんだよね。導火線に火が付き、ハイライトシーンのフラッシュが次々と流れ、そして大平透さん(ってわかる?)のナレーションと共に“スパイ大作戦”の日本語タイトルがアップになる。この日本語タイトルがまた味があって好きなんだなぁ。
「Jim on the Move」
多分、ドラマの最初で、ジムがテープで例の“おはようフェルプス君”とミッションを指示される前の移動シーンの音楽だと思いマス。ドラマでは部分的にしか使われていなかったけど、曲全体はとっても、ファンキーなジャズ・ナンバーに仕上がっていマス。
「Operation Charm」
作戦実行前の束の間の休息のような優雅なナンバー。
「The Sniper」
ドラマチックかつスリリングなスパイ・アクションらしいナンバー。シタールが使われていて、エキゾチックな雰囲気もありマス。
「Rollin Hand」
変装の名人ローリン・ハンドのテーマ。演じるMartin Landauは華麗な曲者のイメージがあり、そのキャラが浮かぶ曲デス。
「Cinnamon (The Lady Was Made to Be Loved)」
紅一点のメンバーお色気ムンムンのシナモンのテーマ。そんな彼女の上品なお色気が伝わってくるナンバー。ちなみに、ローリン役のMartin Landauとシナモン役のBarbara Bainは実の夫妻っす。
「Barney Does It All」
装置担当バーニーのテーマ。唯一の黒人メンバーの彼らしく、ソウルフルなテイストも散りばめられたゴージャスな仕上がりっす。
「Wide Willy」
どこから見てもボディビルダーのウィリーのテーマ。パワフルなホーン&オーケストラが印象的な曲デス。各メンバーのテーマものでは、この曲が一番カッチョ良いかも?
「Plot」
「More Mission」
ドラマの最後に、ミッション完了の証として流れる第二テーマ曲とも呼べるエンディング・ナンバー。この曲と共に最後にエグゼクティブ・プロデューサーBruce Gellerの名がクレジットされて60分の番組は終了する。この曲もCDで聴く以上に、グルーヴィーなンナンバーだね。ハープシコードの音色がカッチョ良いっす。
Lalo Schifrinは、本TVシリーズ以外にも『ダーティハリー』シリーズ、『燃えよドラゴン』など数多くの有名サントラを手掛けていますよね。
結構60年代、70年代のサントラも好きなので、ボチボチ紹介していきますね。
よい子は早く寝なさいなどと言われる年齢でしたし
こまかいストーリーは理解できなかったので
再生機が消えるのを見届けて寝ました。笑
当然、導火線とテーマ曲は大好きでした。
僕も60年代、70年代のアメリカ映画で使われている音楽に好みのものが沢山ありますよー。
ラウンジ&イージーリスニング系も好きで、前記以外ではパーシーフェイスのオリジナルアルバムの数々、イノックライト、テディランダッツォ、ジャッキーグリースンなどは侮れないしGOOD!!ですよ
ありがとうございます。
実は、僕がダントツで一番好きなサントラはイタリア映画『7 uomini d'oro(黄金の七人)』です。ルパン三世は絶対この映画の影響を受けているよなと思える完璧なB級アクション・コメディっす。
映画自体も含めて大のお気に入りで、本当はコチラを紹介したかったのですが、現在新譜入手困難みたいなので先送りにしました。もし、ご覧になっていなかったら、僕のイチオシの映画です☆
あとはベタですが『ゴッド・ファーザー』シリーズや『猿の惑星』シリーズがメチャ好きな作品ですね。
☆マルチPさん
ありがとうございます。
僕の場合、けんさんのところでもコメントした『黄金の七人』のArmando Trovajoli、ベタですがEnnio Morricone、Michel Legrand、Francis Laiあたりがサントラでは好きですね。どちらかと言えば、ヨーロッパ系ですかね。あとはフツーにBacharachのサントラも好きで持ってます。マルチPさんオススメのTeddy Randazzoは、彼の手掛けたTVサントラ『The Girl From U.N.C.L.E』のジャケ写真が昔からとても気になってます(笑)
バートバカラック作品も勿論名曲多数。本人のアルバムでは赤いジャケの1stが好きですが、カバーの方が何と言っても名演多いですよね。
ジミーウェッブも同様です。グレンキャンベルのウイチタラインマン(超ド級名曲)は昔から超大大大好きですね。
ありがとうございます。
『The Man From U.N.C.L.E(0011/ナポレオン・ソロ)』は、数年前に海外ドラマ専門チャンネルで観ていたので、ぜひ姉妹編である『The Girl From U.N.C.L.E(0022/アンクルから来た女)』の方も観てみたいですね。お色気スパイ・アクションに弱いので(笑)。
おっしゃる通り、『The Girl From U.N.C.L.E』のメイン・テーマは、クラブ系リスナーにも人気のクール・ボッサですよね☆それにしても、『The Man From U.N.C.L.E』と『The Girl From U.N.C.L.E』を合わせると、Teddy Randazzo以外にも、Dave GrusinにJerry Goldsmith、そして本記事のLalo Schifrinと大御所が勢揃いのサントラですね!