発表年:1975年
ez的ジャンル:ラティーノ&ソウルフル系ファンキー・ロック
気分は... :天使か悪魔か?
昨日はNFLディビジョナル・プレイオフの2試合が行われ、レイブンズ、パッカーズが勝利しました。
「スティーラーズ対レイブンズ」の同地区ライバル対決は、前半のレイブンズの圧倒的優勢を後半にスティーラーズが一気に形勢逆転させました。フットボールにおけるモメンタムの重要性を思い知らされた気がします。レイブンズには悔やまれる敗戦でしたね。
「ファルコンズ対パッカーズ」はパッカーズが圧勝しました。第6シードからのスーパーボウル進出が現実味を帯びてきました。できれば、NFCカンファレンス・チャンピオンシップはベアーズとの同地区ライバル対決を期待しています。
間もなくディビジョナル・プレイオフの残り2試合、「ベアーズ対シーホークス」「ペイトリオッツ対ジェッツ」が行われます。僕の予想では、 ベアーズ、ペイトリオッツが勝利し、カンファレンス・チャンピオンシップはAFCが「ペイトリオッツ対スティーラーズ」、NFCが「ベアーズ対パッカーズ」という対戦になる気がします。そして、スーパーボウル進出の2チームは「ペイトリオッツ対パッカーズ」になるというのが僕の予想でです。果たして的中しますでしょうか・・・
今回は名盤の誉れ高いJorge Calderon『City Music』(1975年)です。
最近まで入手しづらい状況でしたが、昨年CD再発されて入手しやすくなりました。僕が保有しているのは1999年のCD化の際に購入したものです。
Jorge Calderonはプエルトリコ出身のセッション・ミュージシャン/ソングライター。
Warren Zevonをはじめ、David Lindley、Buckingham Nicks、J.D. Souther、Ry Cooder、Jackson Browne等の作品で彼の名前を確認することができます。
そんなセッション・ミュージシャン/ソングライターがリリースした唯一のアルバムが『City Music』(1976年)です。
Russ Titelmanがプロデュースし、レコーディングにはWaddy Wachtel(g)、Willie Weeks(b)、Paul Stallworth(b)、William Smith (key)、Andy Newmark(ds)、James Gadsun(ds)、Jim Keltner(ds)、Hoppy Hodges(ds)、Victor Feldman(vib、mlb、per)、Bobbye Hall(per)、Valerie Carter(back vo)、Yvonne Rankin(back vo)、Nick DeCaro等のミュージシャンが参加しています。
アルバム・タイトルにあるようなシティ・ミュージックなAOR感覚で聴くと、意外にファンキー&ラティーノ&ソウルフルな印象を受けるかもしれません。ジャケ・イメージからは想像できませんが、アルバム全編がラテンのDNAで貫かれています。ただし、それを前面に出さず、スパイスとして効かせているのが本作の特徴だと思います。
本作の収録曲のうち、「Kiss And Run」、「All The Faces」の2曲は、Buddy Miles『All The Faces Of Buddy Miles』(1974年)で取り上げられています。これはなかなか興味深いですね。
ジャケで判断せずに、ラティーノ&ソウルフルなファンキー・サウンドを堪能しましょう!
全曲紹介しときやす。
「City Music」
オススメその1。タイトル曲は一番のお気に入り。軽くラテン・フレイヴァーの効いた爽快ウエストコースト・ロックです。聴いているだけで心が晴れやかになる感じがグッド!名曲だと思います。
「At The Beehive」
オススメその2。女性シンガーソングライターJudi Pulverとの共作。、Curtis Mayfield風のソウルフルなファルセット・ヴォーカル&ワウワウ・ギターを堪能できるファンキー・チューン。
「Bangkok Panama Pawnshop」
Dan Cassidy作。ブルーアイド・ソウル風のファンキー・ロックです。
「Dreaming As One」
David Palmer(元Steely Dan)とWilliam Smithの共作。ジャケのイメージと一番マッチしているシンガー・ソングライター風の仕上がりです。ほんのり香りラテン・フレイヴァーがいい感じでう。
「Diggin' And Doubtin'」
Little Feat好きの人が気に入りそうなファンキー・ロック。
「Kiss And Run」
オススメその3。ウエストコースト・ロックらしい爽快感と本作を貫くファンキー&ソウルフルなテイストが上手くマッチした仕上がり。Waddy WachtelのスライドとWilliam Smithのオルガンがいい感じです。前述のようにBuddy Miles『All The Faces Of Buddy Miles』にも収録されています。
「All The Faces」
オススメその4。女性シンガーソングライターJudi Pulverとの共作。本曲のみKeith Olsenがプロデュースしています。楽曲の良さで言えば、アルバムで一番という気がします。センチメンタル・モードのアレンジもグッド!この曲もBuddy Miles『All The Faces Of Buddy Miles』で取り上げられています。
Buddy Miles「All The Faces」
http://www.youtube.com/watch?v=91hwbFo2LYQ
「What You Wanna Hear」
ラティーノ・テイストのポップ・ロック。この手の曲って、この当時のウエストコースト・ロック作品で結構ありましたね。
「Trying Too Hard」
オススメその5。本作らしいラティーノ・ファンキー・ロック
「Friends Again/Sawning Song」
ラストはリリシズム漂うメドレーで締め括ります。Nick DeCaroがアレンジで盛り上げてくれます。
サッカーのアジア杯もグループリーグが大詰めになってきました。日本代表はトップ下を誰にすべきか?といったことが盛んに言われていますが、個人的にはサイド攻撃が機能していない点が一番気になります。