発表年:1976年
ez的ジャンル:ガールズ系レア・グルーヴ
気分は... :ダイナマイト!
レア・グルーヴ・ムーブメントで大人気となったJackson Sistersの唯一のアルバム『Jackson Sisters』(1976年)っす。
Jackson Sistersは70年代にLAで活動していた5人組のガールズ・グループ。その名の通り、ガールズ版Jackson 5って感じですよね。
ホント、Jackson Sistersは女性に大人気だよね。
案外、それほど洋楽に詳しくない若い女の子でもJackson Sistersの「Miracles」、「Boy,You're Dynamite」の2曲は知ってたりするからね。その人気ぶりは、カラオケ・ボックスにちゃんと「Miracles」がリストされているあたりからもわかると思いマス。
逆に、フツーに洋楽良く聴いている人がJackson Sistersと聞いてもピンと来なかったりする。確かに、リアルタイムで洋楽を聴いていたり、後追いでもメイン・ストリームのR&B/Soulを聴いている限りはJackson Sistersに辿り着きづらいかもしれないよね。
僕もフリー・ソウルのコンピ『Free Soul Light』でJackson Sistersのことを知ったけど、正直の彼女たちのプロフィールやこのアルバムの内容については、あまりよく知りません(?_?)
このアルバムは70年代前半の彼女達のシングルを集めたものみたいだけど、正直“60年代の録音じゃない”と思うほど音は悪い。でも、それを忘れるほど、「Miracles」、「Boy,You're Dynamite」という2大クラシックをはじめ、ガールズ・パワーが弾けたダイナマイトなフロア大盛り上がりのアルバムになっていマス。
ソウル好きの方には、多くの作品がJohnny Bristolのものであり、Bristolらしい70年代ノーザン・ビートを堪能できますよ〜☆
オススメ曲を紹介しときやす。
「Miracles」
超大人気クラシック。イントロのファンキー・ギターとホーン・セクションでキターッ!続く♪アイ・ビリ〜ブ・イン・ミラクル・ベイビ〜♪というガールズ・ボイスでさらにキターッ!まさにミラクルなアッパー・チューン。この曲がキライな女の子はいないだろうね。
「Boy,You're Dynamite」
「Miracles」と双璧を成すクラシック。こちらはJohnny Bristol作によるノーザン・ビートで盛り上がりマス。まさにダイナマイトなボーカルにノックアウトされてしまいマス。
「Day In The Blue」
Johnny Bristol作によるメロディアスなノーザン・スタイルのヤング・ソウルに仕上がっていマス。途中のスローになるところがとってもステキです。
「Rock Steady」
女王Aretha Franklinの名曲カヴァー。Arethaのオリジナル(アルバム『Young, Gifted And Black』収録)も勿論大好きだけど、よりパーカッシブでトライバルなカンジのこのバージョンなかなか僕好みの仕上がりd(^ ^*)グッ!
「Where Your Love Is Gone」
「Maybe」
Johnny Bristol作のノーザン・スタイルの2曲。録音状態と相まって、とっても60年代チックなカンジ!それが逆にイイのかも?
「Why Do Fools Fall In Love」
まさにガールズ版Jackson 5ってカンジの曲。若きMichaelが歌ってもピッタリなカンジのキャッチーな曲
「(Why Can't We Be)More Than Just Friends」
込み上げ系バラード。単なる勢いだけではない、ソウルフルなボーカルの魅力を堪能できマス。
「Shake Her Loose」
Johnny Bristol作のさり気ないけど、小洒落たライトタッチなヤングソウル。この曲あたりはいい録音状態で聴きたかった気もしマス。
この記事を書いていたら、以前にカラオケ・ボックスで「Miracles」で盛り上がったのを思い出した。まぁ、カラオケ・ボックスでレア・グルーヴなんて考えたらミョーだよね☆
「Miracles」はかなり難しいので、それなりに上手い女性が歌わないと一気にサゲサゲになる危険もあるのでご注意を(笑)