2011年03月02日

Curtis Hairston『Curtis Hairston』

80年代らしいアーバンダンサーを満喫できる1枚☆Curtis Hairston『Curtis Hairston』
チリン・アウト
発表年:1986年
ez的ジャンル:ダンサブル・アーバン・コンテンポラリー
気分は... :いい音楽を栄養に・・・

今回は80年代に活躍した男性ソウル・シンガーCurtis Hairston唯一のアルバム『Curtis Hairston』(1986年)です。

Curtis Hairston(1961-1996年)はノースカロライナ州出身の男性ソウル・シンガー。

1983年にPretty Pearl Recordsからシングル「I Want You (All Tonight) 」でデビュー。その後同レーベルから「We All Are One」(Jimmy Cliffのカヴァー)、「I Want Your Lovin'(Just A Little Bit)」(UKチャート第15位のヒット)という2枚のシングルをリリースしています。

1985年にはThe B.B. & Q. Bandのラスト・アルバム『Genie』にリード・ヴォーカルとして参加しています。その後Atlanticとの契約に成功し、今日紹介する唯一のアルバム『Curtis Hairston』(1986年)をリリースしています。その後目立った活動はなく、1996年に34歳の若さで亡くなったようです。

「I Want You (All Tonight) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=t02QOxBxnrc
「We All Are One」
 http://www.youtube.com/watch?v=iq2ONtVSZZY
「I Want Your Lovin'」
 http://www.youtube.com/watch?v=vQsW7PRvHQg
The B.B. & Q. Band「Genie」
 http://www.youtube.com/watch?v=nY9AqqHW810

本作『Curtis Hairston』(1986年)は90年代に入り"隠れ名盤"として再評価の高まった1枚ですね。

本作以前のシングル曲「I Want You (All Tonight) 」「I Want Your Lovin'」の雰囲気を受け継いだ「Chillin' Out'」をはじめアーバンダンサーな楽曲が並ぶ好盤に仕上がっています。この頃のダンス・チューンって、いかにも80年代なデジタルのビート感がビミョーなものも多いのですが、改めて聴いてみると寸止めでやり過ぎていないのがいいですね。

また、ダンサブル・チューンのみならず人気コンピJuicyシリーズにも収録された「(You're My) Shining Star」のようなスロウにもグッときます。

プロデュースはPretty Pearl時代からの付き合いとなるGreg Radfordと元BreakwaterKae Williams Jr.が4曲ずつ担当しています。

また、元LaBelleNona Hendryxが共作者として4曲のソングライティングに関与しています。

さらにバック・ヴォーカルにはAlyson Williams、Jocelyn Brown等が参加しています。

80年代らしいアーバンダンサーを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Chillin' Out'」
オススメその1。オープニングはシングルにもなったアーバンダンサー。腰にグイグイくるスラップ・ベースがたまりませんね。80年代らしい煌びやかなコンテンポラリー・サウンドとCurtisの伸びやかなヴォーカルが実にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=xSx64vvWgBE

「Let's Make Love Tonight」
軽快なダンサブル・チューン。軽くラテン/トロピカル・テイストしているのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=NlRNSuShnpo

「(You're My) Shining Star」
オススメその2。人気コンピJuicyシリーズにも収録されていた絶品スロウ。少し切ないアーバン・メロウ・サウンドをバックにCurtisが素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。アーバンダンサーもいいですが、やっぱり僕は本曲が一番好きですね。
http://www.youtube.com/watch?v=tEoi2DmY6XQ

「Hold On (For Me) 」
オススメその3。アーバン・コンテンポラリー感を満喫できるダンサブルなミッド・グルーヴ。アルバムの中では注目度の低い楽曲かもしれませんが、個人的にはかなり好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=szObaiZ2xUE

ここまでがGreg RadfordプロデュースのオリジナルLPのA面です。オリジナルLPのB面となる次曲以降はKae Williams Jr.プロデュースとなります。

「All We Have Is Love」
オススメその4。B面トップはCandy Parton/Kevin Moore作のロマンティックなバラード。本作に先んじてHoward Johnson『The Vision』(1985年) にて取り上げられています。アーバンダンサーのイメージが強いCurtisですが、個人的には「(You're My) Shining Star」や本曲のようなスロウに惹かれてしまいます。ヴォーカリストとしてのCurtisの魅力を最も堪能できる1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=XvnvW5FmkyI

「Take Charge」
軽快なダンサブル・チューン。ライトな疾走感が印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=NZHs3GbOEq4

「The Morning After」
オススメその5。シングルにもなったアーバンダンサー。ライト&メロウな爽快ダンサブル・サウンドがCurtisの魅力を引き立てます。
http://www.youtube.com/watch?v=1iWD_TcJ3EY

「Let Me Change Your Mind」
ラストはかなり重心の低いファンク・チューン。好き/嫌いがハッキリ分かれる曲かもしれませんが、僕は結構好きです。

今週はかなりスケジュールがタイト(泣)
でもやり抜けなければ!
いい音楽を栄養に頑張りマース。
posted by ez at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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