2011年03月07日

Deniece Williams『Song Bird』

2ndもEW&F勢が強力にバックアップ!☆Deniece Williams『Song Bird』
Song Bird
発表年:1977年
ez的ジャンル:ソングバード系女性メロウ・ソウル
気分は... :キュート&ラブリー!

今回はキュートな歌声が魅力の女性ソウル・シンガーDeniece Williamsの2ndアルバム『Song Bird』(1977年)です。

Deniece Williamsの紹介は、1stアルバム『This Is Niecy』(1976年)、3rdアルバム『When Love Comes Calling』(1979年)に続き3回目となります。

ご存知のとおり、Earth, Wind & FireのリーダーMaurice WhiteとCharls Stepneyが設立したKalimba Productionが大々的に売り出したのが、EmotionsDeniece Williamsでした。

結果として、MauriceとStepneyがプロデュースしたDenieceの1stアルバム『This Is Niecy』(1976年)からはシングル「Free」が全米R&Bチャート第2位のヒットとなりました。

続く2ndアルバムとなる本作『Song Bird』では、Maurice Whiteが引き続きプロデュースし、さらに共同プロデューサーとしてJerry Petersの名がクレジットされています。また、Tom Tom 84がストリングス&ホーン・アレンジを担当しています。

レコーディングには、Verdine White(b)、Al McKay(g)、Fred White(ds)、Larry Dunn(syn)といったEW&Fのメンバーや、Jerry Peters(p、el-p)、Nathan Watts(b)、Victor Feldman(vib)、Paulinho Da Costa(per)、Sidney Barnes(back vo)等が参加しています。

人気曲「Free」を含む『This Is Niecy』と比較すると地味な印象のアルバムかもしれませんが、1st同様Kalimba Productionらしいポップ&メロウな1枚に仕上がっています。

僕が保有するCDは1994年の初CD化時に購入したものですが、その後入手しづらい状況が続いていました。しかし、昨年再CD化されて現在では普通に入手できるようになっています。

彼女のキュート&ラブリーなハイ・トーン・ヴォーカルは、聴いているだけでハッピー・モードになりますよね。こういう声質だけで魅了してしまう女性ヴォーカルに弱いんです(笑)

まさに"ソングバード"の名が相応しい、Denieceのラブリー・ヴォイスを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Time」
オススメその1。オープニングは、いかにもEW&F調のKalimba Productionらしいポップ&メロウなダンス・チューンに仕上がっています。Verdine Whiteのベースに導かれ、Denieceの伸びやかなハイ・トーン・ヴォーカルが弾けます!Maurice White/Fred White/Verdine White/Al Mckay等の共作。
http://www.youtube.com/watch?v=4PUkHdpu3xs

「The Boy I Left Behind」
オススメその2。本作における人気曲の1つですね。Denieceのキュートなヴォーカルを存分に堪能できるメロウ・ソウルに仕上がっています。軽くラテン・テイストなあたりも僕好み!Erick Eisner作。
http://www.youtube.com/watch?v=NS9iVnRe8M0

「We Have Love For You」
オススメその3。昔も今も僕の一番のお気に入りはコレ。Al Johnson作のメロウ・ソウルです。フリーソウル系の音が好きな方であれば、イントロを聴いただけで胸キュン状態になりますよねぇ!Al Johnsonと言えば、彼のソロ・アルバム『Back For More』(1980年)もフリーソウル好きには人気の1枚ですね。『Back For More』は当ブログで紹介し忘れている1枚なので、そのうち取り上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=VaxyZxfyuN8

「God Is Amazing」
Denieceのオリジナル。タイトルから察しがつくようにゴスペル調のバラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=Ekq1iBLAERU

「Baby, Baby My Love's For You」
オススメその4。アルバムからのシングル曲として全米R&Bチャート第13位のヒットとなりました。今日でも一番の人気曲は本曲でしょうね。Denieceの魅力全開のラブリー・メロウ・ソウルです。聴いているだけで心の中のメロウネス指数がグングン上昇します!Verdine White/Robert Wright作。
http://www.youtube.com/watch?v=1X6-AwkjGZI

「Season」
恋する女心を歌ったキュートなソウル・チューン。Fritz Baskett/Clarence Mcdonald作。

「Be Good To Me」
DenieceとClarence Mcdonaldの共作。Denieceには意外なレゲエ/トロピカル調の仕上がりですが、リラックスした楽しげな雰囲気がいいですね!
http://www.youtube.com/watch?v=Tx-QSXS3IMg

「The Paper」
ラストはDenieceのオリジナル。8分近い大作ですが、愛の終焉を哀愁モードで歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=dBD_cxjhBI0

Deniece Williamsの過去記事もご参照下さい。

『This Is Niecy』(1976年)
This Is Niecy

『When Love Comes Calling』(1979年)
ラヴ・コーリン(期間生産限定盤)
posted by ez at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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