
発表年:1998年
ez的ジャンル:ミステリアス系ネオアコ・ポップ
気分は... :さてさて!ごもっともー!
最近、お気に入りの番組がフジテレビで深夜放送している「チンパンニュースチャンネル」だ。
チンパンジーの司会者ゴメス・チェンバリンと芸能人のゲストで進行する動物バラエティなのだが、ゴメス・チェンバリンの吹き替えをやっている(多分)ビビる大木のアドリブがメチャ面白い。ニホンザルのADポールもイイ味出してるよねぇ。
“さてさてさて〜”、“あるとか!ないとか!”、“ごもっとも〜!”といったチェンバリンの決めセリフは、最近の僕の飲み会での定番ネタになりつつある。結構みんなドン引きだけど、インパクトがあることだけは確かだ(笑)
さてさてさて〜、今回紹介するのはスコットランドのグラスゴー出身のポップ・バンドBelle & Sebastianの3rdアルバム『The Boy With The Arab Strap』デ〜ス。
1996年にStuart Murdochを中心に結成され、1996年にデビューアルバム『Tigermilk』を発表。チェロ、バイオリンなどのメンバーを含む、そのアコースティックなポップ・サウンドはネオアコ好きを歓喜させたとか、させないとかぁ...
どうやらバンド名は、フランスの子ども向けテレビ番組に登場するセバスチャン少年と犬のベルから名付けられたとか?
おいポール!なんでゴメス&チェンバリンじゃないんだよ〜!えっ、チンパンニュースはグラスゴーでは観れないって、ごもっともー!
さてさてさて〜、本作『The Boy With The Arab Strap』は彼らの3rdアルバム。甘酸っぱくて、繊細な青臭い青春ポップってカンジが実にウレシイっす。巷では彼らの最高傑作の呼び声が高いとか、高くないとか...何かインディーズっぽさが失われていないのも好きだって?ごもっともー! ごもっともー! ごもっともー!
以上動物界の音楽通ゴメス・チェンバリンでしたぁ〜!
といったノリの番組デ〜ス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「It Could Have Been a Brilliant Career」
80年代の青春ネオアコを彷彿させるオープニング。少し軟弱なボーカル&コーラスがいいカンジ。
「Sleep the Clock Around」
人気の高いポップ・チューン。初めて聴いたのに、なぜか懐かしい気分になる不思議なナンバー。
「Is It Wicked Not to Care?」
女性ボーカルが瑞々しいボッサ風味の癒し系ソング。
「Ease Your Feet in the Sea」
個人的には一番のお気に入り曲。なんか大自然の中を散歩しているような爽快さがたまりません。
「Summer Wasting」
これは60年代エヴァーグリーン・ポップといったカンジだね。
「Space Boy Dream」
ポエトリー・リーディング的な前半から、一転ジャジーなメロウ・グルーヴな後半へのチェンジがカッチョ良いアヴァンギャルドなナンバー。
「Dirty Dream Number Two」
これもかなりお気に入りのベルセバらしい青春ポップ。ホーンやストリングスが絡むアレンジもお見事・
「Boy With the Arab Strap」
シングル向きのかなりキャッチーなタイトル曲。キーボードのグルーヴ感がいいですな。
「Simple Things」
2分にも満たないけど、ノスタルジックかつ気だるいムードが印象的なギター・ポップ。
「Rollercoaster Ride」
最後はミステリアスな浮遊感漂う曲。ちょっぴり切ないような、切なくないような。
結構人気があるわりには、ベールに包まれているミステリアスなグループだよね。僕は未聴ですが今年も新作『The Life Pursuit』を発表しているみたいっす。
アフロディテスチャイルドというグループを60〜70年代初頭にやってたんですが、ラストアルバム『666』は永遠の傑作プログレ作品。怒涛のような想像を遥かに上回る内容で作曲アレンジをほぼヴァンゲリスが担当しています。ボーカルはその後ソロでヨーロッパで大人気だったデミス・ルーソス。
明日からはW杯ネタが多くなると思いマス。
ホントは出場全32ヶ国の音楽を紹介できればいいのですが、
さすがにそこまではカヴァーしきれませんo(><)o