
発表年:1977年
ez的ジャンル:ダイナマイト・ボーカル系R&B
気分は... :エクアドル侮れない!
W杯ネタ再開しまシタ。
昨日までで全32 チームが出揃ったけど、一番印象に残ったチームはエクアドルかな。
初戦のポーランド戦もえらく感心したが、たった今終わった第2戦もホントお見事だったね。楽々グループリーグ突破してしまった☆
南米予選でブラジル、アルゼンチンに勝利したことがフロックではないことを証明したと思う。特別強いという印象はないけど、実に試合運びが巧い!現在の日本代表に最も足りないものだよね。エクアドル、メキシコこの2チームあたりの試合巧者ぶりこそが、今後の日本代表がお手本にすべきものだと思う。
選手で言えば、昨年から記事投稿で活躍を期待していたロッペン(オランダ)、ドログバ(コートジボアール)あたりが予想通りのプレーを魅せてくれたのはウレシイ限りですね。それにしてもロッペンは凄すぎるね。各チーム初戦終了段階でMVPを選べるならば、間違いなくロッペンだと思う。彼がドリブルを仕掛けるだけでワクワクしてくる!
さてさてさて、久々にChaka Khanのアルバムということで、Rufus時代のお気に入り作品『Ask Rufus』(1977年)っす。
Chakaを取り上げるには、本ブログを立ち上げて間もない頃に投稿したソロ3作目『What Cha Gonna Do For Me』以来になりマス。
その時の記事にも書いたが、僕にとって女性R&Bボーカルの象徴と言えばChaka Khanかもしれない。学生時代に「What cha' Gonna Do For Me」を初めとするパワフルなダイナマイト・ボーカルを聴いた感動は今も忘れられない。はるか昔にChakaのライブへ行ったことがあるけど、そのダイナマイト・ボーカルで聴衆を圧倒していまシタ。
個人的には、『Chaka』(1978年) 、『Naughty 』(1980年)、『What Cha Gonna Do For Me』(1981年)という最初のソロ3枚が大好きなんだけど、Rufus時代ならば『Rufusized』(1974年)、『Rufus featuring Chaka Khan』(1975年)、『Ask Rufus』(1977年)あたりがお気に入りデス。
Rufusについて簡単に説明しておくと、American breedという白人ロック・グループのメンバー3人が結成したAsk Rufusというグループがその前身である。そこへChaka Khanが加わり、バンド名もRufusとし、サウンドも様々な音楽のミクスチャー的なものから、そりファンク色の強いものへと変貌していった。
1973年にデビューアルバム『Rufus』を発表後、2ndアルバム『Rags To Rufus』からStevie Wonderの提供曲「Tell Me Something Good」が大ヒットした。
Chaka Khanの加入で、ブレイクしたRufusだったが、皮肉にもChaka Khanばかりが注目されるようになり、3rdアルバム『Rufusized』(1974年)からはRufus featuring Chaka Khanと表記され、『Masterjam』(1979年)の頃にはRufus & Chaka Khanとなり、徐々にChaka Khanのバックバンドのように見られがちになったのは少し可哀想だね。これもChakaの個性がインパクトありすぎだったのか?
『Rufusized』(1974年)からギターにTony Maiden、ベースにBobby Watsonが加わり、よりブラック・フィーリングに磨きがかかってきたグループが1つのピークに達したアルバムが本作『Ask Rufus』(1977年)だと思いマス。
前身グループ名をタイトルにしたこの5thアルバムは、ファンクネスと都会的なスタイリッシュ・サウンドがうまくバランスされているあたりが魅力の1枚だと思いマス。Chakaらしくない妙に可愛いカンジのジャケも好きです(笑)
オススメ曲を紹介しときやす。
「At Midnight (My Love Will Lift You Up) 」
R&Bチャートで大ヒットしたブリブリのファンク・ナンバー。Chakaのダイナマイト・ボーカル炸裂っす!前作から参加のTower Of Powerのホーン部隊も盛り上げてくれマス。
「Close the Door」
僕のダントツのお気に入りナンバー。正統派Rufusファンから見ると邪道かもしれないけど、Rufus時代から1曲と言われれば、迷わずこの曲をセレクトするね☆フリーソウル好きの人が喜ぶ実にスタイリッシュなメロウ&グルーヴ。Chakaの抑え気味のボーカルも実にオシャレですな。
「Earth Song」
ファンキーなイントロから、一転メロウ・ミディアムへの展開が印象的なナンバー。
「Everlasting Love」
シングルカットされた実に心地良いミディアム・ナンバー。Vanessa Williams等のカヴァーやCoolio「Can-O-Corn」のサンプリング・ネタとしても使われていマス。
「Hollywood」
「Close the Door」の次にお気に入りの曲。シングルカットもされました。聴き込むほど魅力が増してくる名曲ですね。近年だとErykah BaduのカヴァーやIndia Arie「Little Things」の元ネタとして聴いている人もいるのでは?
「Magic in Your Eyes」
Chakaのボーカルを堪能できるメロウ・バラード。抑え目ながらも実にオシャレな演奏がイイ感じっす。
「Better Days」
落ち着いたカンジの中にも実にファンキーなフィーリング溢れるミディアム・グルーヴ。
この後、Chakaはソロ・アーティストとしての活動も開始し、ソロとRufusの活動を並行することになる。しかし、1983年にRufusが解散し、てソロに専念する。『Chaka』(1978年) 、『Naughty 』(1980年)、『What Cha Gonna Do For Me』(1981年)という最初のソロ3枚の充実ぶりを考えると仕方ないかもね!
ルーファス、初体験でしたが、かなり自分の好みでした。本作しか聴いていないのですが、本作に限って言うとファンクというよりAORに近い音ですね。
もちろんチャカの魅力も素晴らしいのですが、バックの演奏にも惹かれるものがありますね。
ありがとうございます。
ご指摘の通り、意外とスタイリッシュなサウンドが魅力ですよね。
でも、この路線をRufusとして続けるのは、ビミョーな人間関係も含めて限界だったのかもしれませんね。
この前後のRufusやChakaのソロ作品は、どれも大好きです。
機会があれば是非お聴きになってみて下さい。