2011年04月03日

Anthony David『As Above So Below』

"現代のBill Withers"による温もりのソウル・ミュージック☆Anthony David『As Above So Below』
Above So Below
発表年:2011年
ez的ジャンル:温もり系男性R&B
気分は... :この味わいはやみつきに・・・

今回は新作R&Bアルバムより、Anthony Davidの4thアルバム『As Above So Below』です。

Anthony Davidは1971年ジョージア州サバンナ生まれの男性R&Bシンガー。

これまで『3 Chords & the Truth』(2004年)、『The Red Clay Chronicles』(2006年)、『Acey Duecy 』(2008年)といったアルバムをリリースしています。

インディシーンでリリースした1st『3 Chords & the Truth』、2nd『The Red Clay Chronicles』が評判となり、3rd『Acey Duecy 』(内容は1stと2ndからの再編)はメジャーUniversalからリリースされ、India Arieも参加したリードシングル「Words」も注目されました。

Anthony David feat. India Arie「Words」
http://www.youtube.com/watch?v=d6QYoJRZPvM

以前からインディ・ソウル好きからは支持の高い男性シンガーですね。

4thアルバムとなる新作『As Above So Below』は、良質のR&B作品を続々とリリースしてくれる信頼のUKレーベルDomeからのリリースです。

"現代のBill Withers"と呼ばれる独特の温もりのあるヴォーカルは格別の味わいがあります。そんな彼の魅力を作品に反映させるためにはメジャーというのは少し窮屈だったのかもしれませんね。

その意味でShannon Sanders、Drew Ramsey等と作り上げた本作『As Above So Below』は、Anthony Davidらしさが存分に堪能できる"温もり"のあるソウル/R&Bアルバムに仕上がっています。

この独特の味わいは一度ハマるとやみつきになります。

Algebra Blessett、Phonte(The Foreign Exchange)等がゲスト参加しています。

全曲紹介しときやす。

「As Above So Below」
タイトル曲は美しくも切ないメロディ&ヴォーカルにグッときます。この翳りのある温もり感がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=uX-L9qju8Jo

「Let Me In」
アルバムに先駆けてシングルにもなったスムース・チューン。セクシーな中にも何処となく翳りがあるのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ppN-p3rypVU

「For Evermore」
本作のハイライト。女性シンガーAlgebra BlessettとPhonte(The Foreign Exchange)をフィーチャー。Anthony Davidならではの温もりのあるメロディ&ヴォーカルを満喫できるミッド・グルーヴです。この"懐かしいのに新しい"感覚がサイコー!艶やかなAlgebraの女声ヴォーカルが全体を色彩豊かなにしてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=zQDcJBrLcNQ

「Reach Ya」
女声によるラジオ・アナウンスと共にスタートします。ハーモニカ音色とAnthonyのしみじみとしたヴォーカルがよくマッチしています。さり気ないけどジワジワきます。
http://www.youtube.com/watch?v=MZSgixDSUCo

「God Said」
マーチ風リズムのシリアスなサウンドをバックにして、問いかけるようにAnthonyが歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=9cfBf95_tyk

「Rule The World」
Shawn Stockmanをフィーチャー。UKのバンドTears for Fearsが1985年に大ヒットさせた「Everybody Wants to Rule the World」のカヴァー(Roland Orzabal/Ian Stanley/Chris Hughes)。この曲単独で見ると意外な選曲のような感じもしますが、アルバム全体の構成としては全く違和感がありません。
http://www.youtube.com/watch?v=a-3UM3yY2mE

「Girlfriend」
エレクトロ・サウンドのミッド・グルーヴ。少しチープなサウンドとサッドなメロディと悲しげなヴォーカルがよくマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=LqRhKKfVJBE

「Keep You Around」
僕の密かなお気に入り。このムードこそ"現代のBill Withers"らしいのでは?なかなか有るようで無い独特の雰囲気だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=vorNu5Q4ndo

「Get Around」
古き良きソウルへのリスペクトに溢れた仕上がり。それでもAnthony Davidらしいテイストをしっかり織り込んでいるのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=YGdObduy9wo

「Body Language」
美しいメロディを持った楽曲ですが、トロピカルなリズムで上手くアクセントをつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=P8D8NFuijhA

「Outro」
アルバム全体の余韻を噛み締めながら幕を閉じると思いきや・・・

「Backstreet」
アンコール的な1曲かもしれませんね。Anthony自身がギターを弾くアコースティック・ソウルです。
http://www.youtube.com/watch?v=K8gPIGG4U7Y

Anthony Davidの他作品もチェックを!

『3 Chords & the Truth』(2004年)
3 Chords & The Truth

『The Red Clay Chronicles』(2006年)
Red Clay Chronicles (Dig)

『Acey Duecy 』(2008年)
Acey Duecy
posted by ez at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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