発表年:2005年
ez的ジャンル:西海岸系アングラ・ジャジーHip-Hop
気分は... :正直しんどい・・・
昨日から体調不良・・・しかしながら仕事の納期は待ったなし!
かなりしんどいですが、何とか乗り切らねば・・・
今回はカリフォルニア生まれの韓国系アメリカ人MC/プロデューサーKero Oneのデビュー・アルバム『Windmills of the Soul』(2005年)です。
当ブログでこれまで紹介したKero One作品は以下の3枚。
『Kero One Presents:Plug Label』(2007年) ※主宰するPlug Labelのコンピ
『Early Believers』(2009年)
『Kinetic World』(2010年)
アングラ・ジャジーHip-Hop好きに絶大な人気を誇るKero Oneですが、そんな彼の才能を広く知らしめた作品がデビュー・アルバムとなる本作『Windmills of the Soul』です。
1stシングル「Check The Blueprints」(2003年)、2ndシングル「Keep It Alive!」(2004年)で注目され、真価を問われたデビュー・アルバム『Windmills of the Soul』でしたが、その才能が本物であることをを見事に証明してくれました。
『Early Believers』(2009年)、『Kinetic World』(2010年)あたりの進化したKero Oneも悪くありませんが、やはりメロウなアングラ・ジャジーHip-Hop好きとしては、本作『Windmills of the Soul』や『Kero One Presents:Plug Label』のKero Oneワールドに惹かれてしまいますね。
シングルにもなった「Check The Blueprints」、「Keep It Alive!」、「In All The Wrong Places」をはじめ、センス抜群のジャジー・トラックに魅了されます。
プロデューサー/MC/プレイヤーとKero Oneの持つトータルな才能が遺憾なく発揮されたデビュー・アルバムを堪能しましょう!
全曲紹介しときやす。
「Windmills Intro」
メロウなギターとパーカッションが心地好いオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=RFSEQRzN6wM
「Give Thanks」
Niamajをフィーチャー。フェンダーローズにジャジーなサックス、女性の声ネタが絡むトラックが印象的です。僕の場合、『Kero One Presents:Plug Label』に収録されたSound Providersによるリミックスの印象が強いのですが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=1R6Oa8zhD3M
「Give Thanks(Sound Providers Remix)」
http://www.youtube.com/watch?v=cgsoxIsRBTU
「Musical Journey」
アングラ・ジャジーHip-Hopらしいメロウなジャジー感を満喫できます。Raemonによる心地好いサックスがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=ijFY-WLznzA
「My Story」
キーボードの音色が気持ちいいメロウ・トラック。今の季節に聴くとピッタリな気がします。
http://www.youtube.com/watch?v=kNkF0TUzOfc
「In A Dream」
Kanye Westテイストの早回し声ネタが印象的です。DJ King Mostがプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=vfgNh1LrPgc
「Ain't That Somethin?」
あまり話題になりませんが密かにお気に入り。春の木漏れ日のようなメロウなトラックがたまりません。
「Tempted」
Milt Jackson Quintet Featuring Ray Brown「Listen, Hear」ネタのジャジー・トラックが実に小粋です。思わず身体を揺らしてしまいます。格好良い!
http://www.youtube.com/watch?v=O57xNsoSc-s
「In All The Wrong Places」
シングルにもなった人気曲。本作のハイライトかもしれませんね。僕自身もKero Oneの代表曲と言えば、真っ先に本曲を思い出します。Ahmad Jamal「Dolphin Dance」ネタのピアノ・ループはジャジーHip-Hopファンにとってど真ん中です。
http://www.youtube.com/watch?v=O9UDTOveUyk
「Keep It Alive!」
前述のようにアルバムに先駆け2ndシングルとして前年にリリースされていた楽曲。DJ King MostとKero Oneが共同プロデュースしています。この曲は格好良すぎですね(笑)。Kero One自身による擦りもキマっています!Kero Oneワールドへどっぷり浸れる名曲だと思います。Hugo Montenegro「Dizzy」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=RyeABJ5ECxE
「The Cycle Repeats」
フルートとサックスに誘われるジャジー・トラックが印象的です。Seoul Controlによるスクラッチもいい感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=o1T-2KB-wpc
Hubert Laws「Family」ネタによるリミックスもいいですね。
「The Cycle Repeats (Remix)」
http://www.youtube.com/watch?v=nlplBaXS9SU
「Fly Fly Away」
Jamain K. DrakeのヴォーカルとKero Oneのラップが絡む1曲。Kero One自身が弾くベース・ラインが印象的です。
「It's A New Day」
Kero Oneのフェンダーローズ、Vinceのギター、Golda Supanovaの女声ヴォーカルが絡むメロウ・トラック。こういうトラックを聴けば、不機嫌モードの人も優しい気分になれるのでは(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=pG3Y3GVXIE4
「Check The Blueprints」
1stシングルにもなったPlug Label第一弾作品。Gene Ammons「Cariba」ネタのサックス・ループのジャジー感がいい雰囲気です。
http://www.youtube.com/watch?v=vQPZ-x9m6i8
個人的には『Kero One Presents:Plug Label』に収録されたJapan Only 12" Remixもお気に入りです。
「Check The Blueprints(Japan Only 12" Remix)」
http://www.youtube.com/watch?v=N-PRKryCfzg
国内盤には「My Story - DJ Mitsu Remix」がボーナス・トラックとして収録されています。
Kero One関連の過去記事もご参照下さい。
Various Artists『Kero One Presents:Plug Label』(2007年)
『Early Believers』(2009年)
『Kinetic World』(2010年)
サッカーUEFAチャンピオンズ・リーグの話題にでも触れたいのですが、今はそれどころではないのでまた明日にでも・・・