2011年04月29日

Jill Scott『Beautifully Human: Words and Sounds Vol. 2』

表情豊かな歌とジャジー・メロウ・サウンドの相性は抜群!☆Jill Scott『Beautifully Human: Words and Sounds Vol. 2』
ビューティフリー・ヒューマン
発表年:2004年
ez的ジャンル:ジャジー・ネオ・ソウル
気分は... :気づけばGW突入・・・

気づけばGWへ突入してしまいましたね。

会社員ではないので普段からGW感覚の希薄な僕ですが、今週はスーちゃんショックが輪を掛けてGWのことなどすっかり忘れていました。あやうく今日を平日モードで過ごしそうでした(笑)

昨日取引先へ打ち合わせで訪問したところ、ミーティング・スペースが満席で「みんなGW前に仕事片付けようとしているんですよ!」とご担当の方から言われ、今日からGWだと気付いた次第です。どうりで昨日はあちこちから仕事の連絡メールが多かったわけですね(笑)

個人的には未処理案件が溜まっているのでGWも普通に仕事していますが(泣)

話は変わりますが、サッカーUEFAチャンピオンズ・リーグのセミ・ファイル「レアル・マドリー対バルセロナ」のクラシコ対決は、バルサが勝利しましたが何かすっきりしない試合でしたね。バルサ・ファンの僕としては、アウェー勝利でバルサがファイル進出に向けて大きく前進したことは大変嬉しいのですが・・・でもぺぺ退場で10人のマドリーでしたからね。

あのレッド・カードで興ざめになってしまい、純粋にクラシコを楽しめなくなりました。11対11の状態でモウリーニョ・マドリーに勝利してこそ快感ですからね!やはり、審判が目立つ試合はよくありませんね。2ndレグでモウリーニョがベンチ入りできないのもつまらないですね。

このまま行くと、ファイナルは「マンチェスターU対バルセロナ」の公算が大きいですね。。多くの人が納得する最強2チームの激突になりそうです。

今回はJill Scottの2枚目のスタジオ作『Beautifully Human: Words and Sounds Vol. 2』(2004年)です。

ネオソウルを代表する女性シンガーJill Scottの紹介は、デビュー・アルバム『Who Is Jill Scott? Words and Sounds Vol. 1』(2000年)に続き2回目となります。

どうやら、6月に4枚目のスタジオ作となる新作『The Light of the Sun』がリリースされるようですね。Warner Bros移籍第1弾となるアルバムであり、楽しみですね。『The Real Thing: Words and Sounds Vol. 3』にも参加していたJR Hutson(Leroy Hutsonの息子)がプロデュースしている模様です。

さて、今日紹介する『Beautifully Human: Words and Sounds Vol. 2』(2004年)ですが、これまでリリースした3枚のスタジオ作の中で一番好きなアルバムです。

シーンへのインパクトという点では、1st『Who Is Jill Scott? Words and Sounds Vol. 1』に劣りますが、内容の充実度でいけば『Beautifully Human: Words and Sounds Vol. 2』も負けていません。

Jill Scottの表情豊かな歌とA Touch of Jazz(ATOJ)勢を中心としたジャジー・ソウル・サウンドの相性は本作でも抜群です。

Jeff Townes(Jazzy Jeff)がエグゼクティブ・プロデューサーでクレジットされているのを筆頭に、Andre HarrisVidal DavisDre & Vidalコンビ、Darren HensonKeith PelzerCarvin HagginsIvan "Orthodox" BariasAnthony BellRupert "PNutt" FrostといったATOJ勢がプロデューサーとしてズラリと名前を並べています。

それ以外にもJames Poyser、Raphael Saadiq、Pete Kuzma、Omari Shabazzがプロデュースで参加しています。

大きなシングル・ヒットはありませんが、アルバム全体のジャジー・メロウな雰囲気が実にいいですね。派手さはなくとも確かなアルバムという印象です。

新作も楽しみですが、その前のウォーミング・アップに過去作をおさらいしておくのも良いのでは?

全曲紹介しときやす。

「Warm Up」
タイトルの通り、ウォーミング・アップ的なオープニング。楽しげでリラックスしている感じがいいですね。James Poyserプロデュース
http://www.youtube.com/watch?v=LsS9B5I3lqk

「I'm Not Afraid」
Omari Shabazzプロデュース。幻想的なジャジー・トラックにのって、Jillの歌がそよ風のように流れていきます。
http://www.youtube.com/watch?v=uECB_EbsQRM

「Golden」
アルバムからの先行シングル。Anthony Bellプロデュース。ATOJらしいジャジー・ソウル・サウンドとJillの生きる歓びに溢れたエモーショナルなヴォーカルがマッチしています。Pete Kuzmaの美しいピアノ・ソロも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=DQdmrFrM5lE

「The Fact Is (I Need You)」
Pete Kuzmaプロデュース。ひたすら美しくソフトリーな1曲。Pete Kuzmaのサウンド・センスが冴えています。Pete Kuzmaは、最近では『Reel People Presents Golden Lady』での活躍が印象深いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=kt8mNt94xJU

「Spring Summer Feeling」
Raphael Saadiqプロデュース&ギターで参加。派手さはありませんが、味わい深い1曲に仕上がっています。印象的なストリングス・アレンジはLarry Goldによるものです。
http://www.youtube.com/watch?v=f6Xgv9r9Vg8

Raphael Saadiqと言えば、新作『Stone Rollin'』が発売されましたね。僕も既に購入済みなのですが、聴く時間がなく未開封のままCD棚に放置してあります(ショップで試聴はしましたが)。きちん聴き込んでから、記事エントリーしたいと思います。

「Cross My Mind」
Darren Henson/Keith Pelzerプロデュース。シングル・カットもされました。アルバムの中でもかなり好きです。淡々と落ち着いたジャジー感がいいですね。夜にたわいもない考え事でもしながら一人で聞きたい1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=ZX2Z-jiC8HA

「Bedda At Home」
Carvin Haggins/Ivan "Orthodox" Bariasプロデュース。アルバムの中でも人気の高い1曲なのでは?ビート感が強く、ソウルフルでキャッチーな仕上がりがグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=9p8EmxbTXmc

「Talk To Me」
James Poyserプロデュース。前半はメロウなネオ・ソウル・チューン。後半のスウィンギー調のジャジー・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=zz9lq-drlck

「Family Reunion」
Carvin Haggins/Ivan "Orthodox" Bariasプロデュース。The Escorts「Look Over Your Shoulder」ネタのエレガント&ソウルフルなトラックがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=alglEMdXvxI

「Can't Explain (42nd Street Happenstance) 」
James Poyserプロデュース。ジワジワと高揚してくるネオ・ソウル・チューン。聴けば聴くほどグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=ZK30Tzfh6hw

「Whatever」
Rupert "PNutt" Frostプロデュース。シングルにもなりました。僕の一番のお気に入り曲。めくるめくジャジー・メロウな雰囲気がモロに僕好みです。
http://www.youtube.com/watch?v=ekZhBTtmOkQ

「Not Like Crazy」
Pete Kuzmaプロデュース。表情豊かなJillの歌にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=3Ou5t3PM7d0

「Nothing (Interlude) 」
Dre & Vidalプロデュースのインタールード。ここからDre & Vidalプロデュース曲が続きます。

「Rasool」
Dre & Vidalプロデュース。Barry White「Mellow Mood」ネタの哀愁サウンドが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=tLaL0hGXcyE

「My Petition」
Dre & Vidalプロデュース。Minnie Riperton好きの人であれば、気に入るメロウ・チューンだと思います。Dre & Vidalプロデュースの中ではコレが一番好き!
http://www.youtube.com/watch?v=n8uA3DMFPfk

「I Keep」
Dre & Vidalプロデュース。前曲からの流れで素敵なメロウ・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=MXbIEcw6su8

「Still Here」
Pete Kuzmaプロデュース。ラストはスパニッシュ・テイストも入った哀愁チューンでアルバムは幕を閉じます。

未聴の方は他のJill Scott作品もどうぞ!

『Who Is Jill Scott? Words and Sounds Vol. 1』(2000年)
フー・イズ・ジル・スコット?

『Experience:Jill Scott 826+』(2001年)
Experience:Jill Scott 826+

『Collaborations』(2007年)
Jill Scott Collaborations

『The Real Thing: Words and Sounds Vol. 3』(2007年)
Real Thing: Words & Sounds 3
posted by ez at 04:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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