発表年:2006年
ez的ジャンル:オトナのR&B
気分は... :雨の恵比寿で...
昨日は、恵比寿のカフェで3時間ほど過していまシタ。
かなりマッタリ系のカフェなんだけど、マッタリすることなく、脳内にいろんな刺激やヒントを得られた有意義なひとときでシタ。
さて、今回はそんな雨の恵比寿に似合いそうなDonell Jonesの4thアルバム『Journey Of A Gemini』っす。
シカゴ出身のDonell Jonesは、1994年のUsher「Think Of You」の作品提供が認められて、LA Ried、BabyfaceのLA Faceより1996年にデビューアルバム『My Heart』を発表した。個人的には、Stevie Wonder『Songs In The Key Of Life』収録の大好きなナンバー「Knocks Me Off My Feet」のカヴァーが気に入りやシタ。
その後、TLCのLeft Eyeをフューチャーした大ヒットナンバー「U Know What's Up」収録の2nd『Where I Wanna Be』(1999年)、3rd『Life Goes On』(2002年)といった作品を発表してきたDonellの最新作が『Journey Of A Gemini』っす。
詳しく知らないけど、何度も発売延期され、ようやく今回発売にこぎつけたみたいですな。ファンにとっては、行列に並んでから喰らうラーメンのように、嫌が上でも美味さ倍増かもね!
僕はそんな事情は全く知らず、渋谷タワーの4FR&Bコーナーで、このジャケにつられ試聴し、冒頭の3曲を聴き、べぇりぃい・ぐっど!ということで毎度の衝動買いをした次第っす。
数ヶ月前にAvant『Director』にかなりハマったので、同タイプの男性R&Bを探していたんだけど、そんなニーズにピッタリの1枚っす。
プロデューサー陣には、Underdogs、Tim & Bob、Ryan Leslie、Mike Cityなどを起用し、Jermaine Dupri、UGKのBun Bといったゲストが参加していマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Special Girl」
小粋に響くホーンセクションが印象的なスロー。セクシーな女性バックコーラスも艶やかでいいカンジっす。
「Better Start Talking」
Jermaine Dupriのラップをフィーチャーした先行シングル。切ない音色のピアノのループが何ともイイです。噂のプロデューサーRyan Leslieの手腕が光りますな!
「I'm Gonna Be」
Tim & Bobプロデュースのアーバン・メロウなミディアム。オトナR&Bならではの出来映えに、個人的には一番のお気に入りっす。Clipseのラップをフューチャーした別バージョンも収録されていマス。
「My Apology」
「Can’t Wait」
メロメロ好きの僕にとってはヤバすぎるロマンティックなバラード2曲。共に切なさと愛しさで胸が高鳴るカンジがたまりません☆
「Cry」
ドラマチックな展開のスケール感の大きいバラード。Daryl Hall & John Oates「Sara Smile」ネタ。
「Ooh Na Na」
Underdogsプロデュースのこのスローもヤバイね。何より曲がいいね!90年代前半あたりの雰囲気も僕好み。
「Feelin' You」
Tim & BobプロデュースのDaedelus「Experience」ネタのストレンジなトラックがとても新鮮なナンバー。
「Lust Or Love」
これもかなり好きなMike Cityプロデュースのメロウ・グルーヴ。アーバンでクリスタルなモードがAOR好きオヤジのハートを鷲づかみにしてくれヤス。
「If U Want」
UGKのBun BをフィーチャーしたRyan Leslieプロデュース曲。オトナが童心に戻ったようなプリティなトラックがクセになるね。Minnie Riperton「Inside My Love」ネタ。
「Cuttin' Me Off」
Underdogsプロデュースらしいキャッチーな胸キュン・ナンバー。ホント、Underdogsは僕の胸キュン・センサーにいつもピピッと来ま〜す!
発売延期の間に出されたサンプラーEPには、The Notorious B.I.G.「Dead Wrong」ネタの曲をはじめ、本アルバム未収録の曲が数曲収録されていたみたいですね。ぜひ聴いてみたいなぁ。