2011年07月15日

Alive!『City Life』

大人気クラシック「Skindo Le Le」収録☆Alive!『City Life』
City Life
発表年:1983年
ez的ジャンル:女性ジャズ/フュージョン・グループ
気分は... :なでしこ快挙!

サッカー女子W杯では、なでしこジャパンが快挙を成し遂げましたね。
僕も早朝からTVの前で雄叫びを上げてしまいました。

小柄ななでしこイレブンが、ドイツ、スウェーデンといった大柄な選手を擁する強豪国を破っていく姿が、柔道の無差別級で軽量級の選手が重量級の選手を投げ飛ばすような痛快さがありますね。なでしこ最大の難関アメリカを決勝で負かすことができれば、こんなドラマティックなフィナーレはないですね。アメリカが相手であれば、日本はチャレンジャーの立場で思い切り戦うことができるので、逆にチャンスがあるかもしれませんね。

今回は女性ジャズ/フュージョン・グループAlive!の3rdアルバム『City Life』(1983年)です。

Rhiannon(vo)、Susanne Vincenza(b)、Carolyn Brandy(per)、Janet Small(key)、Barbara Borden(ds)の5名によりサンフランシスコで結成されたグループ、Alive!の紹介は『Call It Jazz』(1981年)に続き2回目となります。

Alive!の代名詞と言えば、90年代のクラブ・シーンで大人気となったブラジリアン・フュージョン「Skindo Le Le」ですよね。オリジナルは当ブログでも紹介したアメリカ在住ブラジル人フュージョン・グループViva Brasilですが、人気に火を付けたのはAlive!ヴァージョンです。

僕の中ではViva Brasilのオリジナル、今日紹介するAlive!ヴァージョン、そして以前に紹介したスウェーデン出身のジャズ・ユニットA Bossa Eletricaのカヴァー(2004年)が三大「Skindo Le Le」です(笑)。A Bossa Eletricaの代わりに、阿川泰子さんのカヴァーを推す方も多いと思いますが・・・

話を戻すと、Alive!ヴァージョンの「Skindo Le Le」が収録されたアルバムが本作『City Life』(1983年)です。Alive!にとっては、『Alive!』(1979年)、『Call It Jazz』(1981年)に続く3rdアルバムであり、結局グループのラスト・アルバムとなった作品です。

どうしても「Skindo Le Le」が気になってしまいますが、ストレートなブラジリアン・フュージョンはこの1曲のみです。アルバム全体としては、"フュージョン・アルバム"というよりも"ジャズ・アルバム"という形容の方がマッチするスウィンギーな楽曲が目立ちます。

まぁ、何はともあれ「Skindo Le Le」ですが(笑)

全曲紹介しときやす。

「City Life」
タイトル曲はヴォーカリーズ・スタイル。Rhiannonのヴォーカルの魅力を満喫できます。テンポの良い演奏もなかなかスリリングです。Larry Kefauver/Rhiannon作。
http://www.youtube.com/watch?v=SDOPrhxVvJg

「Diamonds Are Where You Find Them」
ワルツあり、ブラジリアン・フュージョンあり、ジャズ・ロックありと目まぐるしく曲の表情が変化します。Carolyn Brandy作。
http://www.youtube.com/watch?v=4YNGa6o4Vf0

「Happy Ending」
静けさの中にミステリアスな雰囲気が漂います。Susanne Vincenzaの優雅なチェロが印象的です。Janet Small作。

「Afreaka」
ジャズ・ピアニストCedar Waltonの作品。ボッサ・ジャズ調のインストです。ゲスト参加のMary Fettigのサックスが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=eDTeLPTLFa4

「Skindo Le Le」
前述のように本作のハイライトとなるブラジリアン・フュージョン。サビの♪スキンド・スキンド・スキンド・スキンド・ド・レ・レ〜♪の部分を聴くと、一発で元気になりますね。強力なサンバのリズムが眠っている心を覚醒させます。Claudio Amaral/Jay Wagner作。
http://www.youtube.com/watch?v=ztkF9GL02n0

前述のように本ヴァージョン、Viva Brasilのオリジナル、A Bossa Eletricaのカヴァーが、僕にとっての三大「Skindo Le Le」です。ぜひ3曲セットで聴いてみてください。

Viva Brasil「Skindo Le Le」
 http://www.youtube.com/watch?v=dT3-libuPa8
A Bossa Eletrica「Skindo Le Le」
 http://www.youtube.com/watch?v=z6sowAMxnBs

「Anouman/Lazy Afternoon」
Barbara Higbie/Django Reinhardt作「Anouman」とJerome Moross/John Latouche作「Lazy Afternoon」のメドレー。Rhiannonが憂いを帯びたヴォーカルでしっとりと聴かせます。

「What Is Life」
スウィンギーな4ビート・ジャズ。小粋な演奏はなかなかオシャレです。Janet Small作。

「Four」
ラストはJon Hendricks/Miles Davis作品。ラストはスウィンギーなヴォーカリーズ・スタイルで締め括ってくれます。

『Alive!』(1979年)
Alive!

『Call It Jazz』(1981年)
Call It Jazz
posted by ez at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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