2006年07月30日

Anane『Selections』

ハウス界の超大物Louie Vegaの奥方のシンガーによる妖艶なラテン・グルーヴ☆Anane『Selections』
ルイ・ヴェガ・プレゼンツ・アナネ’セレクションズ’
発表年:2006年
ez的ジャンル:MAW系ラテン・ハウス
気分は... :ルイ!ルイ!

ここ数年、新譜購入と言えば、R&B/Hip-Hop系の作品が殆どの僕であったが、今年は案外ハウス/クラブ・ミュージックの新譜も購入している。

本ブログで紹介したLA Stylez『The LA Style Project』Latrice『Illuminate』Hanna Hais『Rosanova』Luisito Quintero『Percussion Maddnes』あたりが今年購入した僕のお気に入り作品っす。

そして、Raw Artistic Soul『What About Love』と並ぶ、最近のヘビロテのハウス・アルバムが今回紹介するAnane『Selections』デス。

Ananeと聞いてもピンとこない人もいるかもしれないが、ハウス界の超大物Louie Vegaの奥方のシンガーといえば、興味を示す方もいるのでは?

Masters At Work(MAW)で大成功を収めたLouie Vegaが主宰するVega Records。彼の新プロジェクトElements Of Life(EOL)関連の作品を発表するために立ち上げたVega Recordsには、Blaze、Anane、Luisito Quinteroなどが所属している。

何だかだ言って、Nuyorican Soulの雰囲気が一番好きな僕にとっては、EOLのラテンをベースに、ブラジル、アフリカ、ジャズ、R&B/Soulなどの要素をうまく取り入れたスタイルは、かなり好きだったりする。

しかも、Nuyorican Soulに参加していたパーカッション奏者Luisito Quinteroや、傑作コンセプト・ハウス・アルバム『25Years Later』(1990年)が未だに忘れられないBlazeが所属なんてウキウキ☆実際、Luisito Quintero『Percussion Maddnes』は大満足の作品だったしねっ!

さて、本作の主役であるAnaneだが、Louie Vegaのソロ作『Elements Of Life』(2003年)やLuisito Quintero『Percussion Maddnes』でもその名を見かけたが、まさかLouie Vegaの奥方だとは今回初めて知りました。

旦那の全面バックアップにより制作された本作のライナーノーツによすれば、Louie Vega曰く“Ananeは僕の秘密兵器”とのこと(それはあまりに身内びいきなんじゃない)。

でも、決して上手いシンガーだとは思わないが、さまざまな言語を巧みあやつり、妖艶なフェロモンも出しまくるAnaneは、Louie Vegaにとってプロデュースしがいのある素材なのかもね!

オススメ曲を紹介しときやす。

「Nos Vida」
『Elements Of Life』にも収録され、シングルカットもされていたナンバー。リゾート・ムードの軽快なラテン・ハウス。大都会の夜よりも浜辺の夕陽がピッタリの曲ですね。

「Ma Mi Mama」
これも『Elements Of Life』に収録されたブラジリアンなメロウ&グルーヴ。サンバのリズムが心地良く響きます。子供達の声なんかも入っていて、ナチュラルで無邪気な雰囲気がかなり好きですね☆オリジナル・バージョン以外にGlenn Underground Remixも収録。

「Mon Amour」
これも『Elements Of Life』収録曲。少し妖艶なフレンチ・テイストのグルーヴっす。オリジナル・バージョン以外に、アッパーなフロア仕様のDj Gregory Remixも収録。

「Let Me Love You」
少しアフリカン・テイストのMasters At Workプロデュース曲であり、Anane名義の1stシングル。。EOL所属のラッパーMr.Vをフィーチャーしていマス。

「Elle (Eol Mix)」
スパニッシュ・テイストのアッパーなナンバー。Luisito Quinteroのパーカッションが気持ちイイっす。

「A New Born Day」
少し怪しげな雰囲気のジャジーなナンバー。ジャケのAnaneのイメージとマッチするカンジっす。

「Sunshine Goodtimes」
「Amazing Love」
アコースティックな味わいが心地良いラテン・グルーヴ2曲。「Sunshine Goodtimes」にはBlazeも参加していマス。「Amazing Love」はLuisito Quinteroのパーカッションがイイ感じっす。

「Jungle Fever」
Ananeのキャラを生かした(?)官能のグルーヴっす。ちょっとヤバイね!

「Move, Bounce, Shake (Maw Mix) 」
Masters At Workプロデュースのシングルとなったナンバー。この曲でもMr.Vをフューチャーしていマス。

ハウス・アルバムと言っても、踊るだけじゃない、結構聴けるアルバムになっていますよ(僕が紹介するハウス・アルバムは大抵そのパターンなので)。

もう1枚の最近のお気に入りRaw Artistic Soul『What About Love』も近々紹介しますね☆
posted by ez at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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