発表年:1971年
ez的ジャンル:ブラジル人女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ
気分は... :ステップアップ
サッカーのスペイン・スーペルコパ第2戦はバルサがレアル・マドリーにホームで3対2で勝利しました。第1戦も含めてなかなか見応えのあるクラシコ2連戦でした。今季のレアル・マドリーは昨季以上に手強い印象です。
バルサ・ファンとしては、新加入のFWサンチェスはバルサという特別なチームに短期間でフィットしそうな期待が高まりました。しかし、ガナーズ・ファンでもある僕としては、やはりセスクの加入は複雑ですね。セスクがレギュラーになるためには、シャビ、イニエスタ、ブスケスのいずれからかポジションを奪わなければならないという厳しい現実が待ち構えています。セスク加入でバルサの選手層が厚くなったこと自体は喜ばしいですが、セスク個人のことを思うと・・・
一方、セスクを失い、ナスリも移籍濃厚で戦力ダウンが否めないガナーズですが、日本人としては宮市の出場機会が増えそうなのは嬉しいですね。残念だったのは、バイエルンでホロ苦デビューした宇佐美がCLプレーオフではベンチ外だったことですね。バイエルンのような強豪で生き残るためには、すぐに結果を残さねばならず難しいですよね。
やはり、日本人選手が欧州リーグへチャレンジする際には、いきなり強豪リーグのビッグクラブへ挑戦するのではなく、強豪リーグの中堅以下のクラブや中堅リーグの強豪チームのように、ある程度コンスタントに出場機会を与えられるクラブからスタートし、そこからステップアップするのが良いように思えます。コンスタントに出場できるのであれば2部リーグからのスタートも決して回り道ではないような気がします。
今回はブラジルを代表する女性ジャズ・シンガー/ピアニストTania Mariaの人気作『Olha Quem Chega』(1971年)です。
Tania Mariaの紹介は『Via Brasil vol.1』(1975年)に続き2回目になります。
今の時期にフィットするブラジリアン・ジャズ/フュージョン作品『Forbidden Colors』(1988年)あたりも超オススメなのですが、人気作である『Olha Quem Chega』(1971年)をセレクトしました。
ジャズ/フュージョンとブラジル音楽が自然なかたちで融合しているのがTania Mariaの魅力ですが、初期の作品である本作『Olha Quem Chega』(1971年)は、よりブラジル音楽色が強く出たサウダージ・グルーヴ作品に仕上がっています。
「Madalena」、「Hey Voce」というIvan Lins作品2曲をはじめ、ピュアでナチュラルなブラジル音楽の魅力を存分に満喫できます。
全曲紹介しときやす。
「Bobeou, Nao Vai Entender」
オススメその1。Toquinho/Gianfrancesco Guarnieri作。軽快なジャズ・サンバでアルバムは幕を開けます。1分半強の曲ですが、もっと長尺で聴きたいです。
http://www.youtube.com/watch?v=W6z1O11bU8E
「Madalena」
オススメその2。Ivan Lins/Ronaldo Monteiro de Souza作。Elis Reginaヴァージョンでも知られるIvan Linsの名曲です。ここでは軽やかな「Madalena」を聴かせてくれます。グルーヴィーなオルガン・サウンドがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=W1GN_3-Yytw
「Olha Quem Chega」
オススメその3。Eduardo Gudin/Paulo Cesar Pinheiro作。タイトル曲は哀愁モードのボッサ・チューンです。憂いのあるTaniaのヴォーカルにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=_7cztLf7zwM
「Mais Um Adeus」
Toquinho/Vinicius de Moraes作。サウダージ気分に浸れる哀愁チューン。クールダウンにもピッタリな1曲。
「Ai! Que Saudades De Amelia」
Ataulfo Alves/Mario Lago作。華やかなホーン&ストリングスが入ったサウンドが印象的です。
「Garota Da Minha Cidade」
Johnny Alf作。軽やかで開放的なサウンドが心地好いです。
「Ruas Do Rio」
オススメその4。Abllio Manoel作。リオの眩しい陽射しの中で、ゆったりとした時間を過ごせそうなメロウ・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=93qFPwWXf5w
「Hey Voce」
オススメその5。Sidney Matos/Ivan Lins/Robaldo Monteiro De Souza作。コンピ・アルバム『Free Soul Flight To Brazil』にも収録されていた人気曲。個人的にもアルバムで一番のお気に入り曲です。グルーヴィーな躍動感がポジティヴな気分にさせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=rvCHkZfpJ48
「Carinhoso」
Pixinguinha (Alfredo Vianna) /Joao De Barro作。壮大なオーケストレーションをバックに堂々と歌い上げます。サウンドの表情が次々と変化するのが楽しいです。
「De Frente」
オススメその6。Lauro Benevides/Anselmo Mazzoni作。なかなか味わい深いヴォーカルと小粋なサウンドがエレガントな雰囲気を醸し出します。
「Vireivolta」
Chico Feitosa/Marcello Silva作。ラストは軽快なエレガントな雰囲気がいいですね。Taniaのヴォーカルも余裕たっぷりです。
http://www.youtube.com/watch?v=JRZ_qCSdZ8E
『Via Brasil vol.1』(1975年)
『Via Brasil vol.2』(1975年)
『Brazil With My Soul』(1978年)
『Come With Me 』(1982年)、
宇佐美はこの試練を糧にして成長してくれると信じています!
ありがとうございます。
確かにコンパクトな良さはありますよね。
と言いつつ、もっと長尺で聴きたい曲もありますが(笑)
宇佐美は次のチャンスが巡ってくるまで時間を要するような気が・・・心配です。