発表年:1995年
ez的ジャンル:スタイリッシュ系クールネスR&B
気分は... :やっぱり冷やし中華だよね(^ ^)V
やっぱり夏は冷やし中華ですな!
今週は既に5回くらい食べている...というか毎日食べてるカンジだね。
オーソドックスな冷やし中華もいいが、最近はトッピングやタレにアレンジを加えて、イタリアン、和風、韓国風などのオリジナル冷やし中華にもチャレンジ中デ〜ス。
最近、冷やし中華のような清涼感のある女性R&Bを探していて、昔購入したCDを久々にアレコレ聴き直していて、一番しっくりきたのが、今回紹介するGroove Theoryの『Groove Theory』(1995年)だった。
Groove Theoryは、フィラデルフィア育ちの女性ボーカルAmel LarrieuxとNY出身のキーボード&プログラミング担当の元MantronixのBryce Wilsonによるユニット。
Amelは、その後にソロアルバム『Infinite Possibilities』(2000年)、『Brave Bird』(2004年)を発表したり、Group Home「Suspended In Time(DJ Premier Remix)」(1995年)、The Rootsの3rd『Illadelph Halflife』(1996年)、Sadeのメンバーが結成したグループSweetbackの1st『Sweetback』(1996年)などにもゲスト参加しているので、そちらをお聴きの方も多いのでは?
Groove Theoryが発表した唯一のアルバムが『Groove Theory』(1995年)。
僕はリアルタイムでこの作品を購入したが、何が決め手でこのアルバムを購入したのか?何がお気に入りだったのか?全く印象がない。特にここ5〜6年の間、聴いた回数なんて数えるほどだったかもしれない?
でもって、久々に聴いた印象派は、大人向けのクールなR&Bってカンジかなぁ。
Amelのナチュラルかつスピリチャルなカンジのボーカルと、Bryceの作りだすMantronix仕込みのクラブ・テイストのR&Bサウンドが絶妙なバランスのクールネスを生み出しているカンジだよね。生音をうまく使っているのも魅力かなぁ。
特に、「Tell Me」や「Hello It's Me」は聴いてすぐに思い出した。こんなイイ曲を忘却しているなんて、僕の脳年齢も相当ヤバイかも?
肌触りとしては、USのR&Bというよりも、UKソウル/クラブ・ミュージックに近いかもね?
オススメ曲を紹介しときやす。
「Tell Me」
シングル・カットされたGroove Theoryを代表する曲。大好きなMary Jane Girls「All Night Long」をサンプリングしたベースラインに、哀愁のメロディと伸びやかなAmelのボーカルが絡んでくる絶品ナンバー。基本的にはHip-Hop Soulなんだけど、ジャジー&スタイリッシュな雰囲気がGroove Theoryならではのカンジですな。
「Hello It's Me」
本ブログでも人気の高いTodd Rundgrenの名曲のカヴァー。でも、聴けばすぐにわかるけど、カヴァーのベースになっているのはIsley Brothersのカヴァー(アルバム『Live It Up』収録)。思わずAmelがIsley'sのウェルウェル節で歌い出しそうです(笑)Isley'sお得意のメロウ・バラードの暑苦しさを取り除いて、より涼しげにしたってカンジかな?Toddファン、Isley'sファン共に納得の出来っす☆
「10 Minute High」
Acid Jazzフレイヴァーの絶品ミディアム・グルーヴ。久々に聴き直して、一番白眉だったのがこの曲。このヒンヤリとした浮遊感が魅力のグルーヴは、まさに心地良いグルーヴのセオリーですな☆
「Come Home」
「10 Minute High」に続く僕の超オススメ2曲目。哀愁の美メロ・グルーヴ。スタイリッシュな仕上がりは、夏のアーバン・ナイトにピッタリですね!
「Good 2 Me」
僕の超オススメ3曲目。これもセオリー通りの大人のためのメロウ&グルーヴってカンジだね。
「Angel」
僕の超オススメ4曲目。全体的に哀愁のグルーヴが多い中で、この曲はかなり明るく健全なカンジの美メロ・グルーヴっす。
「Baby Luv」
Mantronixっぽさが出た少しエスニック・テイストの曲。案外イケてる曲っす。
「Time Flies」
深夜に聴くにはピッタリの哀愁のメロウ・グルーヴ。夜中観るホラー映画のようなヒンヤリ感があります(あまり上手い表現じゃないね)。
「Didja Know」
パーカッジヴだけどチルアウトなナンバー。夏の夜明けに、こんな曲を聴きながら、ボーッとしていたいなぁ。
今週に入り、僕のiPodで本作収録曲のプレイ回数が急増中!
それにしても、なんでこんな絶品アルバムを長い間自宅のCD棚で冬眠させていたのだろう?きっと、この調子で自宅CD棚で発掘を続ければ、あと数枚はこんな作品が発掘されるかもね!