2006年08月20日

Jamiroquai『Emergency On Planet Earth』

メディシンマンとの出会いは衝撃的でシタ☆Jamiroquai『Emergency On Planet Earth』
Emergency on Planet Earth
発表年:1993年
ez的ジャンル:スペースカウボーイ系Acid Jazz
気分は... :煮詰まり気味(×_×;)

今日は、とある事で煮詰まり気味(×_×;)

そこで気分転換にとセレクトしたのがJamiroquaiのデビューアルバム『Emergency On Planet Earth』(1993年)。

僕が最初にJamiroquaiを購入したのは、このデビューアルバムの前に出したデビューシングル「When You Gonna Learn?」だったかなぁ。今のJamiroquaiからはピンと来ないかもしれないが、当時はAcid Jazzの期待のホープという扱いだった。

久々に「When You Gonna Learn?」を聴いてみたけど、今みたいなディスコ的ダンス・ミュージック・ユニットというイメージはなく、確かに正統派Acid Jazzってカンジだよね。

当時は、その音楽以上に奇妙なグループ名、一度見たら忘れないなグループ・ロゴ(“メディシンマン”)の印象が鮮烈だったね。初めはグループだと気付かず、リーダーのJay Kay(J.K.)がJamiroquaiという人なのだと勘違いしていた記憶がある。グループ名はネイティブ・アメリカンのイロクアイ族(Iroquois)に由来するものですよね。

そんな感じで1993年に本作『Emergency On Planet Earth』が発表される前から、僕の中では要チェックのグループとして位置づけられていた。なので、特に迷わず発売と同時に本作を購入しまシタ。

デビュー当時Jamiroquaiが注目されたのは、これまで述べてきた音楽性やイメージ戦略に加えて、その社会批判の姿勢も大きな要素だったと思う。『Emergency On Planet Earth』というアルバム・タイトルにも反映されているように、地球環境問題、戦争、人種差別といったテーマを通して、資本主義、機械文明を痛烈に批判していた。

ただ、その後スーパーカー大好きJ.K.の姿を見て、多くの人が興醒めしたのでは?
僕の場合は、彼らの社会批判の部分には最初から興味が無かったので、やっぱりエエ加減な奴らだったな!と笑っていまシタ。地球環境問題、戦争、人種差別といったテーマだって、その遥か昔にMarvin Gaye『What's Going On』で訴えていたものだしね。

まぁ、純粋にJamiroquai流Acid Jazzのグルーヴを楽しめばいいと思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「When You Gonna Learn? (Digeridoo) 」
先に述べた彼らのデビュー・シングル。Stevie Wonder風のソウルフルなJ.k.のボーカルとAcid Jazzらしいホーンセクションが実に気持ちイイっす。

あとイントロや間奏で聴けるDigeridooの重低音の響きが印象的ですね。Digeridooはオーストラリアの先住民族・アボリジニーに伝わる巨大な尺八のような民族楽器デス。

「Too Young to Die」
2ndシングルにもなった反戦ソング。全体の雰囲気とかアレンジとかがCurtis Mayfieldっぽいカンジがする。「Freddie's Dead」とかとマッシュアップするといいカンジかもね?

「If I Like It, I Do It」
実に心地良いグルーヴ。今の気分ならば、この曲が一番好きかも?やっぱり僕はディスコ的なJamiroquaiよりも、こうしたUKクラブ・ミュージックらしいJamiroquaiの方が好きだなぁ。

「Music of the Mind」
70年代のジャズ・ファンクを彷彿させるインスト・ナンバー。

「Emergency on Planet Earth」
4thシングルにもなったタイトル曲。独特のカッチョ良さを持ったグルーヴだよね。シングルになった曲の中では一番好きかなぁ。

「Blow Your Mind」
エレピとホーンセクションが心地良く響く3rdシングル。J.k.のスキャットもイイ感じ。

「Didgin' Out」
Digeridooをフィーチャーしたエスニックなインスト・ナンバー。

久々にCD棚で確認したら、2nd『The Return of the Space Cowboy』(1995年)、3rd『Travelling Without Moving』(1996年)、4th『Synkronized』(1999年)まで持っていた。『Synkronized』あたりはお付き合いで購入したようなもので、多分10回も聴いたことないんじゃないかなぁ。

ということで本作から3rd『Travelling Without Moving』あたりまでが、僕にとってのJamiroquaiってところでしょうか。
posted by ez at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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