2011年09月24日

Francoise Hardy『Gin Tonic』

メロウ・サウンドと哀愁メロディによる魅惑のフレンチ・ポップ☆Francoise Hardy『Gin Tonic』
Gin Tonic
発表年:1981年
ez的ジャンル:メロウ・フレンチ・ポップ
気分は... :伝説のセクシーポーズ(笑)

先程、タモリ倶楽部で「伝説のセクシーポーズBEST10」という、くだらないけどエロ面白い企画を観ていたら、Jane BirkinBrigitte Bardotのセクシーポーズが出てきたので、その影響でフランス人女性シンガーの作品が聴きたくなりました(笑)

そこで、フランス人女性シンガー・ソングライターFrancoise Hardyが1980年にリリースした『Gin Tonic』をセレクト。

Francoise Hardyは1944年生まれのパリ・ジェンヌ。

1962年にリリースしたデビュー・シングル『Tous Les Garcons Et Les Filles(男の子女の子)』が大ヒットし、一躍人気アイドルとなります。その活動は音楽に止まらず、モデル、映画女優としても活躍するようになります。

その後も「Ma Jeunesse Fout Le Camp(もう森へなんか行かない)」(1967年)、「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」(1968年)などのヒット曲をリリースし、人気を不動のものにしていきます。

1988年には歌手引退を宣言しましたが、90年代にはカムバックしています。

ニューミュージック好きには、ユーミンの名曲「私のフランソワーズ」の"フランソワーズ"としてもお馴染みですね。

正直、Francoise Hardyのディスコグラフィはちゃんと把握できていません。

とりあえず僕が保有しているHardyのアルバムは、『Ma Jeunesse Fout Le Camp』(1967年)、『Soleil』(1970年)、『Et Si Je M'En Vais Avant Toi』(1972年)、『Gin Tonic』(1980年)の4枚です。あと『Francoise Hardy』(1962年)、『Comment Te Dire Adieu』(1968年)あたりはマイ・コレクションに加えたいと思っています。

今日紹介する『Gin Tonic』(1980年)はサバービアにも掲載された再評価の高い1枚です。

わかりづらいですが、ジャケに写るHardyが腰掛けているのは冷蔵庫の中・・・

大半の曲がMichel Jonasz、Gabriel Yaredの作品です(両者の共作も含む)。Michel Jonaszはハイファイセットでお馴染み「海辺の避暑地」の原曲の作者として知られていますね。

サウンド的にはジャズ/フュージョン系メロウ・サウンドが目立ちます。
メロウ・サウンドとフレンチ・ポップらしい哀愁メロディが上手く融合しているのが魅力です。

フレンチ・ポップらしい曲とフレンチ・ポップの枠を超えた曲のバランスもいいですね。

秋の夜にジントニックでも飲みながら、聴いて欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Jazzy Retro Satanas」
オススメその1。Bernard Ilous/Gabriel Yared作。某ショップのサイトで本曲を"ヤサグレ・キャバレー・スウィング・ディスコ"と評していましたが、まさにそんな仕上がりです。Elbow Bones & The Racketeersなんかとセットで聴くと良いのでは?

「Branche Cassee」
Jean-Claude Vannier作。秋らしい哀愁バラード。折れた小枝に例えて 些細なことで亀裂が生じた二人の関係を歌っています。

「Ame S'Trame Drame」
邦題「自作自演のドラマ」。Alain Goldstein作。派手さはありませんが、パリの秋といった雰囲気があるアレンジが好きです。

「Si C'Est Vraiment Vraiment Vrai」
オススメその2。Michel Jonasz作。本作らしいエレピ・サウンドが印象的な哀愁メロウ・チューン。切ない女心を歌うHardyの抑えたヴォーカルもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=4dxz-ZhI64c

「Bosse Bossez Bossa」
オススメその3。Michel Jonasz/Gabriel Yared作。本作のハイライト。サバービアでも人気のボッサ・テイストのアーバン・メロウ。エレピが実に心地好く響きます。AOR作品とセットで聴くのもいいですね。

「Gin Tonic」
Francoise Hardy/Gabriel Yared作。タイトル曲はHardy自身の作詞。まさに深夜にジントニックでも飲みながら聴きたいバラードです。

「Juke Box」
オススメその4。Michel Jonasz/Gabriel Yared作。♪Stevie Wonderのように歌ってみたい〜♪と歌われるStevie賛歌。サウンドも曲調も「Superstition」風です!

「Seule Comme Une Pomme」
オススメその5。邦題「林檎のような孤独」。Alain Goldstein作。マンドリンを巧みに取り入れたフレンチ・ポップらしいアレンジがいいですね。やはり秋には哀愁フレンチ・サウンドがマッチします。

「Chanson Ouverte」
オススメその6。邦題「まだ見ぬ人へのシャンソン」。Alain Goldstein/Gabriel Yared作。個人的には一番のお気に入り曲。メロウで小粋なジャズ・サウンドと哀愁ヴォーカルが実にマッチしています。

「Minuit Minuit」
オススメその7。邦題「午前0時の女」。Michel Jonasz/Gabriel Yared作。ファンキーなエッセンスを取り入れた軽快なグルーヴ感が魅力です。

「Que Tu M'Enterres」
邦題「でも明日」。ラストはジャジーな哀愁バラードでしっとり締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=IyDQsd3w0gM

他のFrancoise Hardy作品もチェックを!

『Francoise Hardy』(1962年)
Tous Les Garcons Et Les Filles

『Ma Jeunesse Fout Le Camp』(1967年)
Ma Jeunesse Fout Le Camp

『Comment Te Dire Adieu』(1968年)
Comment te dire adieu

『Soleil』(1970年)
Soleil

『Et Si Je M'En Vais Avant Toi』(1972年)
Et Si Je M'En Vais Avant Toi
posted by ez at 02:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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